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気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

一目惚れは何回ある?

2009-11-01 19:22:00 | アート・文化

展示会二日目。温泉も堪能し昨日のモヤモヤを吹き飛ばす晴天!山が紅葉に色づき綺麗です。美味しく朝食を頂き、昨日とは違う着物に袖を通します。昨日は五色織黄八丈。本日は朱色の総絞り訪問着。

006 呉服屋の展示会には相手にされるような一張羅を着た方が箔がついて良いようです。姫も紬地の銘仙柄中振り袖です。昨日はやはり西陣織りの青色に萩菊桜等が銀糸で浮きでたもの。もう本社社長自ら姫の後ろを着いてあるき、殆ど大奥状態。コーディネーターや作家さん達も嬉しそうです。将来有望な顧客ですし

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私はお兄ちゃん様に陣羽織を選んだら、何と女性にも似合うし、姫の好きな龍が描かれていて即決。
次は何故か心惹かれた反物。最初は端から広げていたのですが、その反物がどうしても目に入ってくる。ふっと広げたら、これまた手の込んだグラデーションの色無地と云うか小紋というか。作家さんが太陽の光で見て!と云うので早速廊下へ行くと、アラまあ凄い!今まで見えていなかった色も入っているの?!宝石のアレキサンドライトの様!一目惚れです。女性の作家さんなのですが、描かれる花がやはり優しい。しかも欲しい位置に描かれている!いや、当たり前なんですが、着物は着てなんぼの世界ですから、殿方が描かれる柄つけはちょっと違うんです。何かね、説明が出来ないニュアンスです。
あー!どうしようと固まっていたら、作家さんがにっこりしながらあてがった帯が!もうこれ以上ない組み合わせ。まさにワンセット。究極のペアです。
ここまでなら良くある話。実は着物と帯を対で買う、売るのは当たり前なんです。でもね、その組み合わせに限定されてしまい、小物も合わせればそれきり発展しないというケースが殆どなのです。でも今回のペアは違う。それぞれ離しても大丈夫な位頭の中が自分のワードローブフル回転!次々と組み合わせが思い付くのです。
無難じゃないだけに、怖かった!作家さんも今日初めて貴方に着て貰いたいと納得した!誰にも観せてないのよ、本当にこれ一本だから!と大威張り。そこまで言うなら挑戦しなきゃ気が済みません。買い!
お土産にと正絹に描いたハガキ画を額のままプレゼント。早速姫を呼んで選ばせたら、我々大人は花水木だとばかり思っていたピンクと白の枝花。姫は山茶花!と云うので作家さんに問うと姫大当たりです。スミマセン勉強不足でした。
小学生が山茶花を言い当てるのに、作家さんも大喜びです。濃厚な時間でした。でも予算オーバーなので支払いはちょっと先伸ばしさせて貰いました。
さぁ頑張って着て着て着て着ます!
最後にこの出逢いがあるから、昨日の事件もあったのかしら?と納得しちゃいました。
姫、しっかり跡目を継いで下さいまし!