気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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壁という見えない敵 アベレージ編

2007-10-19 18:53:00 | ボウリング

ボウリングのスコアはいくつですか?と聞かれることがあります。単にスコアを気にするよりもアベレージ(数ゲームの平均)やシリーズスコアを気にするのが本当です。一ゲームだけが飛び抜けて良く出来ていても試合には勝てません。数十ゲームを通して安定したスコアをメイクすることが重要なのです。もちろんその中には少し駄目だったゲームもあるでしょう。反対にものすごく点数が良いゲームも生まれるかもしれません。

ほとんどのアマチュアやプロは200点を目標(基準)に投げています。厳密に言えば12回ストライクが続くパーフェクトゲームがしたいのですが、これは何回も出来るほどレーンは簡単ではありません。私も過去に二回ほどパーフェクトをやりましたが、ここ10年は出せていません。

「ほとんど」というのは初心者や中級者には200点のアベレージはまだまだ遠い存在だからです。上級者やプロは200点を打つことを前提にゲームを組み立てます。従ってシリーズ(3ゲーム)で600点が最低の目標です。ほとんどのプロの年間アベレージは200以上です。アメリカの男子プロの中には250以上のアベレージを保有している人もいます。

初心者の最初のアベレージは120程度でしょうか。この段階でちょっとアドバイスをもらったりレッスンを受けたりするとすぐに150まではアベレージがあがります。この先170か180まではどんな人でも到達するラインです。

ボウリングのスコアの付け方は省きますが、簡単に言えば一投目で五本倒し、二投目でスペアを取る事を1ゲーム続けられればスコアは150点になります。6本スペアなら160点。このゲームの中にストライクをだしたり、それが続けば一挙に点数はあがりますね。いかにスペアが大事かがわかります。ストライクが来ても、その後のフレームでスペアを取れずにオープンフレームにしてしまうと、元の木阿弥です。

お兄ちゃんはストライクを出せますが、スペアが苦手なのでアベレージがあがりません。妹も同じです。一投目に倒すピンが少ない(カウントが悪いといいます)のでスペアをとっても点数が悪いのです。

お母さんやお父さんは最低でもストライクを二個以上続ける事が出来ますから、ちょっとミスをしても180くらいは簡単にだせます。ここでスペアもきちんと取ることが出来るようになるとアベレージ200の世界が待っています。さあ!ここに大きな絶壁にも近い壁があるのです。

頂上は見えそうですが霧にかすんでいます。早く到達したいものです。たまに200以上のアベレージで試合を終えることもあるのですが、年に数回です。跳びあがって喜びたいですがぐっとこらえて「当然!」という顔をします。

昨日のリーグでは246点というハイゲームが取れました。ストライクが四つ続いて8のスペア、また四つ続いて・・とノーミスのゲームでした。しかし他の二ゲームが悪かったためにアベレージは185と低迷してしまいました。お父さんはもっと悲惨でアベレージは165。ちょっとスランプなのかな?

スランプという壁もありますが、目標のアベレージに到達する前には、ほんのちょっとの壁を昇らなくてはいけないようです。

見えない敵はどこにいるのでしょう。きっと自分の心の中なんでしょうね。