夏に掛けてた掛軸
写真では分かりづらいんだけど、
裂地が薄青緑みたいな色なので
夏っぽいかなぁと掛けてました。
何が書かれてるかと言いますと、
「香花」(こうげ)です。
さらさらさら〜っと書かれてて
まーーったく読めませんね〜
香花、意味はその文字通り
「仏さまに、供える香と花」
浄土宗のお経でもまず
一番最初に唱えるお経が香偈です。
願我身浄如香炉
がんがしんじょうにょこうろ
願我心如智慧火
がんがじんにょちえか
念念焚焼戒定香
ねんねんぼんじょうかいじょうこう
供養十方三世仏
くようじっぽうさんぜぶ
意味は、、、
願わくは、私の身体が香炉のように
清らかでありますように。
願わくは私の心が智慧の火のようで
ありますように。
思いを込めて行いを正し、
心を静める香を焚き、
あらゆる世界のあらゆるみ仏に
あらゆる世界のあらゆるみ仏に
供養を捧げます。。
と言う意味です。
書いたのは直翁廣質(ちょくおうこうしつ)
黄檗山万福寺の代47世です。
黄檗宗(おうばくしゅう)とは、
日本の三禅宗のうち、江戸時代に始まった一宗派。
江戸時代初期に中国より来日した隠元隆琦を
開祖とし、本山は隠元の開いた京都府宇治市の
黄檗山萬福寺です。
ちなみに、隠元さんは、インゲン豆も
中国から来日した際に日本に持ち込んだので
いんげんと名が付いたそうですよ〜
浄土宗じゃない他宗の方の書いた書も
あるんだ〜と思った夏です。
掛け軸に関しては、多分殆どおじいちゃんの
ものなので、さっぱりかわからんのですよね。
亡くなっちゃって早11年かな?
聞いても答えない人だったから、
謎が沢山です(^▽^;)