★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

貧富の差とは

2007年04月13日 | 想うことあれこれ・・・日記
今日は、ラパスよりもさらに標高の低いお金持ちエリアにあるインターナショナル・スクールの「子どもの日フェスティバル」のお手伝いに同僚と行ってきた。
日本大使館の人から直々に頼まれての仕事だった。

着いたそこには、普段見ないような青々と茂った芝生と、キレイな花々と噴水があり、ボリビアの雰囲気は全く感じられなかった。
スペイン語以上に、英語が飛び交う。
白人系の顔ばかり。



ここのスクールは、ボリビア一授業料が高く、月900ドル(10万円以上)だという。
ちなみにアコが普段働いている施設の子たちは、月20ボリビアーノス(300円)。

ここの子たちの親はほとんどが各国大使館や援助機関で働いており、故に子どもたちはボリビア人でない子がほとんど。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ系など・・・・。

だからボリビア人らしいインディヘナの顔を見かけない。
たまに見つけても、それは連れてこられたお手伝いさんか運転手だったりする。



今日は子どもたちが自分らの国の伝統的な服を着て踊り、そして親たちが用意した各国の紹介ブースを周る、というフィエスタだった。

アコと同僚は、日本ブースの折り紙コーナーを担当。
予想以上に好評で、ひっきりなしに子どもたちが来た。
「折り紙隊員」の名も身に染み付いたもんだ。


↑日本ブースにあった日本食。


↑アメリカブース。アメリカの子たちは、伝統衣装が無いから普通の服着てておもしろかった(笑)


↑ペルーブース。黄色の「インカ・コーラ」が試飲できる。

同僚は、このフィエスタをとても楽しんでいたようだけれど、アコは一人この青空の下、気分は暗かった。

なんか、まざまざと、『貧富の差』を見たようで。

いつもの仕事場の子どもたちはボロボロの服着て食べ物にも困ってて海外にも援助をもらってるけど、ここの子たちはそういう現実を知ってるのだろうか?
ここのお金持ち地区から出たことはあるのだろうか?

彼らに罪は全くないけれど、現実にあるこの『貧富の差』というのは、すごくやるせない気分になる・・・。


↑最後のダンス。この衣装に一体どれだけの費用が?とか、つい考えてしまう・・。


夜は、先々週に来ボした後輩たちの歓迎会。
アコたちの隊次だってまだ3ヶ月しか経ってないのに、もう「先輩」としての身分をしょうのかと思うと、まだ心の準備が出来てなくてちょっと焦ってしまう。


↑後輩のみんな。とっても元気☆

その後は後輩たちを引き連れて、皆で近くのBAR行ってビール飲んで踊った。

上下の関係なんか無視して、楽しく付き合っていきたい。


↑日本での訓練時代のスペイン語先生が一緒だった後輩たちと。


それにしても今日は精神的に疲れた・・・・。

こういう「貧富の差」を見慣れてしまいたくはないけれど、もっと強い心と思考力を持たないと、ここボリビアではやってけないかも。。。

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