★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

健康診断結果

2009年01月30日 | ≪帰国後≫まいにちのあれこれ
帰国後にやった健康診断の結果が郵送されてきました。

2年間、何度も(特に一年目)下痢・嘔吐・激しい胃痛・40度近い高熱でもがき苦しみ、標高4000m近い国で、酸素が薄すぎるというまるで人が健康的に暮すとは程遠いイメージの生活を送った結果はというと・・・・・









『超・健康体!』




でした☆




全く異常・問題なし。
HIVの検査もシロ。

(体重が日本出発時と数キロの差はあるものの・・・・)


一番気にしていたヘモグロビン(高地生活を続けると数値が高くなってしまう)の数値も、14.5 g/dl と、まったくの平均値だし。

あ~よかったよかった☆

『目黒にある寄生虫博物館の寄生虫贈呈者は帰国協力隊が多い』と風の噂で聞いていたけど、その一人にならずにすみました。

でも個人的に思うのは、この2年間もっと意識的に『筋トレ』でもしておけばよかったなと。

階段5段を上っただけで息切れするボリビア・ラパスの暮らしでは、自分はスポーツとは縁遠くなり、日本での運動量と比べて格段に少なくなってたなあと、今思うのです。

おかげでなんか全身の筋肉が2年前より緩んだ気がするし。。。


てことで、今月はさらなる愛犬チャムとのお散歩に力を入れようと決意した一日でありました☆

日本を垣間見た

2009年01月25日 | ≪帰国後≫まいにちのあれこれ
自分は、岩手で生まれて、幼稚園や小学校低学年の頃遊んだ記憶は、ぜんぶ神奈川の横浜と千葉の船橋。

小学校5年でこの栃木にやってきて、それから中・高と生活するも、大学は東京だったせいか、地元で未だに仲良しなのは二人だけ。
それ以外の友人といったらみんな東京とか、栃木以外の県になる。

郷土愛が無いわけじゃないんだけど、結構、地元に詳しくない(車に乗らないせいもある)。


で、今回、もっと日本を知ろう!ってことでお隣、茨木の陶芸で有名な笠間に友達と行ってきました☆
なぜに笠間・・?ってのは、まー、置いといて。





休憩のとき、2年ぶりに入ったセブンは、まぶしい・・!の一言。
オーラがまぶしい!もあるけど、フツーに明かりがまぶしかった。

てゆーか、
店員が優しい(心がこもってるかは別として)!
商品棚が整理整頓されまくり!
賞味期限切れ商品がない!
おでんがある!
おにぎりも売ってる!
干し梅くらいしか買ってないのにビニール袋に入れてくれる!
お会計で「お釣りない」って断られない!


あと、日本の男子が、まるで幼くみえるのは私だけでしょうか(人のこと言えないけど)
まず細すぎ!筋肉たぶん無い。腕相撲したら自分が勝ちそう。
病的に色白いのがいるかと思えば、なんかダラ~っと生命力が欠乏してそうな若者もいるし。

キミに情熱はあるのかね?と問いたい。

スーツ着た同い年くらいの男子も、中学生がスーツ着てるみたいだし。

日本の女子は、とっても可愛い!けど、みんな同じに見える。


あ~~、これが日本なのか。

ラテンの、あのやたら陽気で人間味があって生命力あふれる感じが懐かしい。。。





しばらく車を走らせると、なんかでっかい鳥居が出現。
この時点で、雪が牡丹雪のサイズに。
最高に寒い。




芸術の森公園てとこに到着。
中では展示会が開催されてて、居心地のいい空間でした。

ここの受付で、今回会ってみたかったエチオピア人陶芸家のことを尋ねたら、親切にもその陶芸家の工房?に電話してくれた。でもあいにく留守で、「山奥にいらっしゃると思いますよ」とのこと。

陶芸家ってのは山に篭るというのは、本当だったんだなー、と。

とりあえず今回は会えずで残念だったけど、この受付のおばさんにいろいろとエチオピア人陶芸家の息子(ボリビア隊員)のことをいろいろ話したので、まあたぶんいずれ伝わるかなー☆




外にはいろんな石像も。
それにしても寒い。。。




釜はっけん!
ピザも焼けるのかな。


その後「工芸の丘」という場所へ。
たっくさんの陶芸作品。



ランプも、陶芸と和紙が合体すると、こんなにすてき。



取っ手が「木」みたくなってるの。
かわいー☆




ガラスも有名!・・なのかな。


あまりにガラスのネックレスが可愛かったから、手作り体験をやってみることに☆

「フュージング」っていう名前のものらしい。



材料。これを液体のりで重ねていく。



友人やこの作品



友人あまの作品



そして自分の作品☆
どちらもネックレスのヘッドとして。
焼いてから、どんな感じに変形するのか楽しみ!
2週間後に我が家に配達予定。




今日は海にも行く予定が、雪のためまた次回に・・。

帰りに出雲大社に2年ぶりにする「お参り」!



この真ん中のでっかい縄(←何て名前?)を下から見ると・・




小銭がたくさん挟まってた!
下から投げて上手く挟まると、いいことがあるみたい。

自分はというと、5・6回投げてよーやく挟まった☆
別に何回チャレンジしても大丈夫・・なハズ。




絵馬が並ぶこの光景も、2年ぶりに見ると、とっても新鮮。
そーいえば今年は丑年らしい。




そんなこんなで、夕方には雪もやみ、出雲大社から見た笠間に降り注ぐ雲間からの光が、とってもきれいなのでありました☆



車で2時間チョイに、こんなアートでステキな場所があることを再発見できて、とっても満足な遠足だった。これから日本の知らない場所をいろいろ旅していきたいな☆

個人的に、今とっても興味があるのが、東北3県、それから九州の五島列島。

世界も、日本も、知り尽くすにはまるで人生は短い!!





夜には韓国レストランへ。
ビビンパだいすき!

あ、韓国も行きた~い!

ほんとにだいすき

2009年01月25日 | ≪帰国後≫まいにちのあれこれ
(21日の日記)


この日は夕方からJICA広尾で『キャリアアップセミナー』に参加。

国際機関でキャリアを積まれた協力隊OGの方のとっても濃いお話の中で、興味の沸いた内容をちょっと紹介。


Planned Happenstance理論 (計画された偶然理論)


この言葉、自分が2年間日本にいない間に巷では結構話題になっていたのかな??!どうなんだろ。


これは、人生における偶然的な出来事の影響を無視したり、過小評価したりするよりも、それらの持つ重要な役割を認識し、そして積極的に利用し、上手にキャリアアップにつなげていく、というもの。

各界でキャリアを積んでいる人の多くが、「偶然こういうチャンスが巡ってきて・・」といった『偶然性』を口にするという研究結果があるらしいんだけど、そういう人たちは、流動的な時代にうまく適応し、綿密で戦略的なキャリア計画よりも、その偶然性がもたらす直感や素直さを大切にしているみたい☆

自分をオープンにする。強み、弱みを隠さず、他者と関わる。
そうすることで道が開ける・・・ってことでしょうか。


ちなみにこのPlanned Happenstance理論における5つのスキルはというと・・・


●好奇心(Curiosity)
●粘り強さ(Persisitence)
●柔軟性(Flexibility)
●楽観性(Optisim)
●リスクテイク(Risk take)


↑これを自分に当てはめてみると、確実に「粘り強さ」と「リスクテイク」が欠けてます・・。好奇心なら誰にも負けないんだけどなー。


まとめると、

本当に自分がやりたければ何とかなる!
(意味のある偶然が起きる)

その偶然を起こす為には、自分の「心の針」に敏感になることが重要。

あと、「やりたいこと」を周囲にいい続ける!
(そうすることで「偶然」の種をまく)。

「心の針」が触れたら、それをやってみる。

行動に移す(意味は後でわかる!)







夜は新宿で、駒ヶ根訓練時代の最愛の仲間と2年ぶりの再会!!!


みんな変わってなさすぎ!で、すごく嬉しい!!!
2年間、世界中に散らばってただなんて信じられない!
2年前、みんな不安と期待でいっぱいで、訓練修了式には涙で抱き合ってバイバイしただなんて・・・!わ~!

今思えば、2年間の協力隊生活よりも、この2ヶ月の訓練時代のほうが、「青春」してたかも?!みんな家族みたくて、嗚呼、もう一生大切にします(笑)
も~~~、ほんとにほんとにだいすき!!!






パラオとミクロネシアとグアテマラの3人からは可愛いお土産も☆
パパイヤのせっけん(パラオ)と、いかにも南国!っぽい貝でできた亀の飾りと(ミクロネシア)、ボリビアとはまた違った民族調のポーチ(グアテマラ)。

ありがと~~~~!!!



そんなわけで、頭にもいい刺激をもらい、心にもほんわか嬉しい気持ちでいっぱいで、幸せな一日でした☆




我が家の愛犬チャムも16歳!
可愛くて仕方ない今日この頃。

帰国オリエンテーションのまとめ

2009年01月20日 | ≪帰国後≫まいにちのあれこれ
帰国翌日から、帰国隊員には『帰国オリエンテーション』なるものが広尾で3日間あります。

当初、特に期待もせず義務的な感じで向かったんだけど、内容も良かったのでここに記録として残しておきます☆


【一日目】



広尾。3年前にここで2次試験を受けた懐かしの場所なり。



すぐ横には「JICA地球ひろば」があって、「飢餓・飽食」をテーマにしたイベント開催中。でっかいお弁当箱が!



初日の内容は

●帰国手続き
●感謝状授与
●JICA挨拶
●講師の講話
●JICAの帰国支援制度について

これらが一日中かけてズラ~っと。

まず会場の部屋のドアを開けた瞬間、見覚えのある懐かしい面々が面白いくらい並んでて、いろんな意味で「同じ匂いのする(笑)」空間が居心地よかった☆

全くと言っていいほど2年前と変わり映えないのと(自分はコレに相当するらしい)、見た目もオーラも完全に野生化してるのと、見てすぐどの任国にいたのか想像がつくような感じのと・・・・。観察しがいあり!


この日を仕切ってくれたJICAのその道のプロ!って感じの匂いのする人がまずはじめに言い放った言葉


「みなさん、途上国の匂いがぷんぷんしますねー」
「任国からもってきた服は、捨ててしまいなさい」
「これからは、見た目が大事」


・・・・これから就職・進学の話をするんだもんね。
まさに的を得たお言葉・・。
自分に突き刺さるようです。


午前の帰国手続きの後は、中南米組4人でお昼ごはん。



超大好きなタイのココナッツラーメン「カオ・ソーイ」☆
美味しすぎて感動・・・!

このランチのおしゃべりで発覚したこと!

それは、派遣される様々な地域の中で、ダントツで『中南米派遣の女子』の現地人との恋愛率が高い!っていうこと。

「チリの彼と結婚するって言ったら母親が倒れて救急車がきたのー」
とか
「エクアドルの彼を日本に連れてきたいんだけどね」
とか・・・。でるわでるわ。

そして面白いくらい『中南米派遣の男子』のその比率は低い(笑)

同じく、太平洋州派遣もかなり、無いらしい(「みんなデブだしなあ」と言ってた)。
アジア派遣はそこそこ、アフリカ派遣も、あるっちゃーあるにしても中南米派遣
よりかは幾分低いみたい。

恐るべきラティーノの情熱にゃり☆


午後には、JICAの方から一人一人、感謝状とメダルが授与されて、無事に2年間全うできたからこそもらえるこの数百グラムの重みが嬉しかった。





この日終わったのは6時くらい。

2年ぶりの再会が嬉しくて、下のロビーでもずっと同期とおしゃべり。
不安と期待でいっぱいだった2年前が嘘みたい。


この日は、久々の東京の無表情で不気味な人の波に疲れ果て、10時にバタッとベッドに倒れこみました。





【二日目】

この日は

●(午前)新宿で健康診断
●(午後)広尾で帰国報告と帰国手続き

何も食べず、水しか飲まない状態で新宿のクリニックへ。
結構いろいろと本格的な健康診断。

目黒にある「寄生虫博物館」の寄生虫サンプルのそのほとんどが、帰国協力隊の体内から出てきたものらしいけど、コレって面白い。


お昼は友達ら3人と一緒に、サラリーマンにまみれて、「美味しい!」「最高!」
「米がなんか違う!」を連発しながら、店内でたぶん一番幸せそうに食べてるうるさい客だった。



午後に広尾に向かう途中、なんと元ボリビア健康管理員の天使に遭遇☆



今度飲みます☆


午後の帰国報告会は、予想以上に「ラフ」で、JICAの方とのおしゃべり対談といったところ。

この日も疲れ果て、9時にベッドに倒れこみ・・。




【三日目】

●キャリアパス研修

今日の内容が、個人的には三日間で一番充実してました。

この日は選択制。自分が参加したのは、

『キャリアデザインの必要性とその方法』
『国際協力に求められる援助人材・育成プログラム』
『国際機関の求人情報・国際協力を目指しての進学』
『就職活動の進め方・ハローワークの有効活用』


それぞれ、その分野でのプロが担当していて、配布される資料や情報も充実していて、興味がある人にとってはとっても充実した内容。でもそれぞれ45分というのが短すぎて消化不良な面も・・。


帰国隊員に対するいろんな支援(奨学金もすごい充実してる)、情報提供、それから国際協力関係への進み方の具体的なアプローチのノウハウまで、見方はそれぞれだけど、個人的には視野も広がる思いだった。


「進路を決定する時期として最も望ましいのは、大体6ヶ月目」
「自分のこれからを考えるために、自分のこれまでを整理し、現在の自分自身を知ること」
「あわてず、あせらず、あてにせず、あきらめず」
「ゆっくり休養して、お世話になった方々に帰国の挨拶をして、ボランティア活動に区切りを」



まずはこの一ヶ月、大量にもらった資料や情報を整理しながら、自分の頭と心もきちんと整理しなくちゃ☆



そんなこんなの三日間。
とっても疲れたけど、とっても充実してました!



この日もタイ料理~☆

まだブログ続けます(たぶんあと半年)

2009年01月19日 | ≪帰国後≫まいにちのあれこれ
こんにちは。


遅ればせながらの報告ですが、多くの人の優しさや理解に支えられ、無事2年間を全うし、日本へ1月10日に帰ってまいりました。

ボリビア出発当日には、早朝だったにも関わらず、たくさんの人が見送りに来てくれて、本当に嬉しくて、柄にもなく最後は号泣でした。でもこういう涙を流しながら2年間愛した国を去ることができたわたしは本当に幸せ。





『途上国』と言われる国を涙で去った数時間後には、



『先進国』と言われる国に乾いた涙で到着し、



全てがキレイにオーガナイズされた清潔でリッチな都市のホテルに泊まり、人混みに疲れた自分と友人は夕食に外に出る気もせず、近くのレストランからデリバリーを注文。「スペイン語話せます」と書いてある広告を見つけて、つい嬉しくなって電話で注文。一人約10$でお腹もいっぱい☆でもやっぱり心はまだボリビアに置いてきたかのような気持ちでその日はたくさんおしゃべりをした後、泥のように眠り込んだ。





ボリビアから日本まで、地球の裏側から帰ってきたワケなんだけど、ちっとも「長い」とか「疲れた」っていうのが無かった。

この心理の根底にあるものとは何ぞや・・・ってのは想像に難くないのであって、わざわざ成田空港まで出迎えに来てくれた家族と共に実家に帰る帰途も、家に到着した瞬間も、なんだか自分が自分じゃないみたいで。



まだまだぽわ~んとしています。



日本社会復帰に向けての道は険しそうなり・・・。



帰国します!

2009年01月08日 | ボリビア日記
【帰国二日前・6日】


朝9時から夕方6時くらいまで、JICAオフィスにて、スーツ着用で『帰国報告会』。

パワーポイントを使って、次長・所長、その他調整員や同期の前で、それぞれの2年間の報告。



自分は、この2年間に心から満足している。
それはきっと、自分に出会い関わってくれた人たちに本当に恵まれたからとしかいいようがない。

時にやる気をなくしたり、「国際協力なんかクソ!」と思ってしまうくらいこのボリビアにムカついたり、涙を一人流したこともあったけれど、なんだかんだ言って、自分は『人との出会い』に本当に恵まれたのでした。


同期のノンちゃんが報告会で言っていた言葉がすごく印象的だった。


「わたしは、自信をなくして日本に帰ります」

「自分は、小さい」



誰も彼もが最高に恵まれた仕事や生活環境に当たるわけではない協力隊。
そんなときにそれぞれの力や運が試されるのだけれど、それでも自分の非力さに肩を落とすこともあるわけで・・。

誰よりも仕事への熱い情熱をもっていた彼女だけに、彼女の誰よりももがき苦しんだ姿を見てきただけに、この素直な彼女の言葉がすごく心に響いた。
(思わず自分もちょっと泣いてしまったし)

「未熟さ、意思の無さ、不安定、甘え」

そういった自分の弱さを素直に受け止めて、でも心からこのボリビアを愛することが出来たという彼女は、誰よりも当日輝いてみえたのでした。





その日のお昼は、在ボリビア日本大使公邸へ招待されました!




公邸料理人の作る和食はほんっとに美味しかった!




とても気さくで人柄のいい大使と、みんなで記念写真☆




夜も2件のお宅をはしごして、美味しいご飯をご馳走になったり、最後のおしゃべりを楽しんできました。





【帰国前日】

お昼ご飯を、次長と調整員に招待され、美味しいアルゼンチン牛を堪能。

午後は、最終荷造りと、お土産の買い物。
それからボリビアの同僚や友人らに片っ端から挨拶の電話。

夜ご飯は友達と一緒に日本食(これから日本行くっていうのに・笑)



現在、夜の0時をまわったところ。
これからボリビアで最後のシャワーを浴びて、お世話になった人たちへのお手紙を書こうと思います。

たぶん今日はもう眠れない・・。
まー、朝4時に起きなきゃだし、このまま貫徹の方向でね。





正直に言うと、実はまだ自分が明日このボリビアを去って日本へ帰るっていう実感がないです。
どこかで、心が現実逃避しているというか、現実を認めたくないというか。


ボリビアに着いた当初は、全然この国を好きになれなくて、魅力が見つけられなくて、そんな自分にも疲れていたけれど、今は心の底から、「ボリビアが大好き!!!!!!」と大声で言える。

最高の同僚、子どもたち、友人ら、心許せる仲間に出会えた。
たくさん笑って、怒って、泣いて、悩んで、また笑って・・。

この2年間は、なんてなんて色鮮やかだったんだろう。



この2年間で「成長した」とか「自信がついた」といった立派な言葉を吐けるほどには、自分は程遠い。

むしろ、この2年間で、嫌というほど自分の非力さや未熟さを思い知らされた。
さっきの、「私は自信をなくして日本に帰ります」とは、まさに自分のこと。


でも、たっくさんの人に出会えて、心も豊かになったこと、これがこの2年間での一番の財産!!!



JICAの皆様、同期、隊員のみんな、ボリビアの同僚や友人、子どもたち、福田ゼミの皆様、世界中に散らばった同期のみんな、そして日本の家族や親族の皆様、
これまでに出会った全ての人へ、


これまで本当にどうもありがとうございました!!!!!!!!!!!


1月10日、元気に日本へ帰ろうと思います☆








Muchas gracias por todo y les agradezco mucho!!






chao~~~~~☆☆☆

帰国3日前

2009年01月06日 | ボリビア日記
今日は、この2年間お世話になったカウンターパートのいる職場へ、調整員と一緒に「職場挨拶」がてら、最後のお別れをしてきました。


すぐ終わるのかと思いきや、
「後任のボランティアが欲しい!」
というカウンターパートと調整員との話し合いなどで、予想以上に時間は過ぎ・・・。

でも、こうやって後任ボランティアを欲しがってくれるってことは、これまでの自分の活動が認められたってこと。

「本当によくやってくれたよ。ありがとう。日本へ帰っても絶対に忘れないで!」と、熱いハグと共に見送ってくれたカウンターパート。

自分としては、全身全霊わき目も振らず熱心に働いたというわけでもなく、あくまでもマイペースに、楽しく働いてただけだったけれども、こういう「最後」を迎えることができて、本当によかった!!!!



夜は、明日の帰国報告会用のパワーポイントを作ってもらっているケイくんちへ、あっちゃんと。



美味しい美味しいご飯もご馳走になりました☆
かぼちゃのまろやかスープと、お芋とキャベツのどんぶり。

日本に帰ったら、ケイくんちご飯を恋しくなるんだろうな。。。



あっちゃんからは、なんとサプライズ・プレゼント!



将来のために!(笑)ということで、可愛いサイズのアンデス風な服を2着。

あっちゃんとは、何かすごく気が合ったし、彼女のバッサリ斬るような発言や独自の価値観や彼女のもつ魅力が、とても自分を惹きつけたのでした。




ありがとう・ありがとう☆って、何回言っても終わらないくらいお世話になったこの二人。
いつか恩返しをしよう・・・。もちろん@ハポンで。



今夜はこれから明日の帰国報告会の準備!

最後の舞台、がんばります☆


サヨナラ mi cuarto y ayumi chan

2009年01月05日 | ボリビア日記
本日、ついにこのボリビア生活で暮らしていた家を出ました。







不用品をJICA連絡所に持っていったり、これから数日間過ごすことになる場所に2往復して荷物運んだり、部屋全体を最終的に掃除したり、なんだかんだで時間かかった・・。

キレイさっぱりしてしまった部屋。

じゅうたんに、たくさんの愛犬まぐろの毛がついてて、ちょっと涙浮かべながらそれを取ったのは、あまり人に言わないでおこう。。


いろんな人が訪ねてくれたし、嬉しかった・悲しかったいろんな思い出や想いがあるこの部屋。
たぶん、もう二度と一生足を踏み入れることもないんだろう。

サヨウナラ、そして2年間お付き合い、ありがとう☆




夕方は、急いで家を出て、これから帰国するという日本人のお友達あゆみちゃんの見送りのために空港へ。

最後にハグをするとき、「あこちゃんとは日本でまた会えそうな気がするなぁ」と言ってたあゆみちゃん。
とっても個性的で、でも自分の道を突き進むしっかり者なかわゆいあゆみちゃん。もっと早くに知り合っていたかった。
埼玉と栃木で近いし、あこも帰国したら連絡するから飲もー飲もー!
お仕事見つからなかったら、草加せんべい修行させてください。





そんな感じで、今日は別れありの一日でした。

誰かも言ってたけど、去っていくより見送る方が、悲しさの度合いが違う。


自分はこれまでの人生、去っていくほうが多かったような。。。



明日からボリビアで最後の月・火・水ようび!
美味しいもん食べるぞーー☆

願う・祈る

2009年01月04日 | ボリビアの文化・食べ物・伝統など
スペイン式トランプカードを使った占い(naipes españoles)で、巷では有名な占い師が、ここラパスにいる。

看板もなくてちょっとわかりずらい場所にあるのだけれど、訪れる度に、ひっきりなしにお客さんが訪ねてくる。

自分は、この占い師を友達に教えてもらって以来、ボリビア滞在時間が少ないこともあってこの2週間で既に3回も行ってしまった。





この緑色のドアを開けると・・・




小さな待合室には、いつも女性客がたくさん。
名前を呼ばれると、この階段を登って、占い師のアンジーに会う。
ちなみに10分で20ボリビアーノス(300円)



初めてアンジーに会ったとき、まだカードにも触れていない時点で、
「あなたはとても良い星の下に生まれたわね」
と言われた。


その後いろいろ今後の人生について見てもらった結果がコレ↓


●今後、日本に帰ることになるが、いずれまた日本を出ていくだろう。

●これまでの経験に基づいた仕事を手に入れるようになる。

●結婚は1年半後に、日本人と。

●ピアスを7個開けたことは、結果的には良い。

●ボリビアで失った愛犬まぐろは、今はとある老人に可愛がられており心配することはないが、もう会うことは二度とない。

●日本の愛犬チャムは、来年(2009)、空へと登るだろう。



まー、その他いろいろ聞いたけどここでは割愛!

これまで3回行ったけど、いつもいつも、【TRIUNFO(勝利、成功、大勝)】のカードが出てくることを指摘される。



そして年末には、ボリビアのパチャママという名の大地の母神に祈るため、あるおまじない品を、アンジーに自分の名前と祈りを捧げてもらって、用意してもらった。



・砂糖で出来た星や人形や様々な願いの形を表したもの
・りんごをくりぬいて、中を蜂蜜で満たし、砂糖人形を入れたもの
・ある動物の皮と毛と脂肪
・良い匂いのする木の粉
・くるみ(これも割った時に中身が真っ白だったので、アンジーに誉められた)
などなど・・



これを、年末31日の夜11時から、炭とアルコールで願いと共に燃やしたわけです。

ちなみにこの終わった後の灰は、花の咲く土に埋めるように、とのこと。



なんて夢見がちなことをしてるんだろうって、冷静になったときちょっと思うけど、こういう「祈る・願う」行為が秘めた神秘性や創造性は、いつになっても惹かれるちゃうんだなー☆

2009年、新しい年。

これからが楽しみ。

パチャママの神様、どうぞよろしく見守ってね。


一週間総括なり

2009年01月04日 | ボリビア日記
なんかもー、最近忙しい!

よく帰国前の先輩らが「帰国前は忙しいよー」って言ってたけど、これは事実だ。

何が忙しいって(この一週間の場合)、

●部屋の掃除と片付け
●荷造り

の2点に限る。
この2年間で増えた物と服の量ったら、一体なんなのこれ。

スペイン語最終5号報告書は、同時進行「日本語→スペ語」の助っ人を朝方3時まで手伝わせて(笑)、たったの3時間で終わらせたし、自分には珍しく、やるべきことを順調にこなしている。


いっこいっこ報告するのがメンどいので、ボリビア最後の一週間を月曜から土曜日まで、総括。




◆月曜・29日◆



変体オヤジ料理人隊員主催で、ラパス隊員のみんなが自分と同期ノンぴょんと、あゆみちゃんのための送迎会を開いてくれました。
最後の最後までこのジジイとは罵り合いになったけど、これも既に良い思い出(笑)
ラパスのみんなにこうして出会えたことに、心から素直に感謝してます。



◆火曜・30日◆

風邪気味。。。
午後はカフェで、ヒロさんとナオキさんと2時間くらい?おしゃべり。
大人の男性って・・・・。あー・・。
夕方、あゆみちゃんと、占いの館へ(詳細は次回のブログにて)
夜、家のドアがぶっ壊れて、外に出れず。
親友を呼んで、助けてもらった。命の恩人。


◆水曜・31日◆

夕方までずっと荷造り。
それから、ペルー人のハビエルと市場で買出し、お料理スタート。
(ペルー料理のアロス・チャウファ、トゥルーチャ、サラダ、など)

夜は、同期のノンぴょんとヒサくんも来て、4人でフェリス・アニョ・ヌエボ!



年越し風景。
赤のパンツはいてるのに注目☆(ボリビアの年越し風習)



0時は屋上ですんごい量の花火の爆音と光で迎えました。

その後シャンパンとワイン飲みながら、朝方3時まで語りまくり。


◆木曜・1日◆

二日酔いと夜更かしで、なんと午後1時起床。。。。

親友と、休日のラパス市内を散策中に、可愛い「手帳」を発見☆即購入。
深夜から始めたスペイン語最終報告書も、朝方3時に無事終了。


◆金曜・2日◆

お昼ごはんを、いつもこのペルー料理レストランに一緒に行っている人と行ってきた。
たぶんコレがきっと最後・・・。
一体この2年間で何回通い続けたのだろ。



↑前菜のセビッチェ



スープ。日替わり。今日は卵とチキン。



メインディッシュその1.
「ピカンテ・デ・カルネ」



メインディッシュその2.
「セコ・デ・レス」


◆土曜・3日◆

ヒロさんとその他みんなと一緒に、車で2時間の「秘湯」へ。



気持ちよさと引き換えに、すっかりクタクタになって帰ってきた。
帰り道、いろいろ人生について考える。

後悔先に立たずとは言うけど、これまでの自分の犯した間違いや過ちについて、自問自答。。。

夜、またしても荷造り。スーツケースを家から出すのを、親友ハビエルに手伝ってもらった。
なんだかんだ言って、この人以上に、この2年間お世話になった人はいない。この人以上に、自分を大切にしてくれた人はいなかったなぁ・・と、空になった部屋を見て思った。


自分は、なんて幸福者。






とってもあっという間だった一週間。
来週の今日は、もう日本!

名残惜しさもありつつ、もうそろそろいいかな・・なんて思えてきた今日この頃。

ちょっとずつだけど、覚悟ができてきました。


残り数日間、悔いなくやっていこうと思います。


ふぇりすあにょぬえぼ!

2009年01月02日 | 想うことあれこれ・・・日記
日本の皆様、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
そしてボリビアの皆様にも、FELIZ AÑO NUEVO!!




ボリビア時間の31日夜は、同期のノンぴょんとヒサくん、そしていつもお世話になっているペルー人の友人と4人で、屋上で2009年を迎えました。

0時きっかりに、ボリビアの空に轟音のように鳴り響くキラメク花火のシャワーを見ながら、こうして無事に元気で2年目の年越しをボリビアで迎えることが出来た自分の幸せな境遇に対して、これまで支えてくれた家族や恩師、そして同期や友人らに、本当に心から感謝するばかりです。

去年、一緒にこの花火の空を見上げた愛犬まぐろのことも、やっぱりまだまだずっと心にひっかかっているのは事実なのだけれど、今は、彼の幸せな人生を祈るだけ。自分の誕生日に、とある人の前で思い出し泣きをして以来、もう一度も涙を流してないけれど、ボリビアを去る飛行機の中で、また泣けちゃうかな・・?



2009年、自分は2年間過ごしたボリビアを去って、故郷日本へと帰ります。

この2年間に全く悔いはなく、南米ボリビアの大地で自分の人生の2年間を費やせたことに、心から満足しています。

帰国後のことは、まだ未定だけれど、自分には、やりたいことや進みたい道が実はたくさんあります☆たった一度きりの人生なので、今はそのたくさんある道を選択中。


こうやって自分の将来を選べる自由がある中で、世界を見渡せて見ればイスラエルのガザ空爆やアフリカ各地での内戦など、世界はまだまだ解決していかなければならない問題が山のよう。
自分がこれからどんな環境にいようと、世界の裏で起きている現実から目を離したくない、「無関心」という態度だけは絶対にしたくないな。


月並みだけれど、2009年の目標☆


●ヘルシーな生活。体をこれまで以上にいたわる。健康第一!
(ボリビアでは肉と油まみれ+極少野菜な生活だったので)

●好きなように生きる。一度きりの人生を楽しむ!
(あれ、これまでと変わらない?!でもちゃんと職は得ます・・・いずれ!笑)

●半径5m以内の人をまずはじめに大切にする
(恩師の言葉です)




このブログを見て頂いていた皆様にとっても、すてきな一年でありますように!

今年もどうぞ、ご贔屓によろしくお願い致します☆