★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

コカ!コカ!コカ!

2007年02月01日 | ボリビアの文化・食べ物・伝統など
ボリビアでの初の2月を、「激しい腹痛」と「嘔吐」でもって華やかに迎えた。

朝方の3時、胃が耐えられない痛みを伴い、トイレに駆け込む。そのままうずくまること一時間。日本では経験したことのない辛さ!
考えられる原因がありすぎる・・・・。まるで選り取りみどり。昨日昼食に食べたブラジルレストラン?手を洗わないまま食べた手作りクッキー?しぼりたてフルーツジュース?夕食に出た半ナマのトマトか玉ねぎかツナなのか・・・?
ていうか、もう何だっていい・・・(泣)

結局、昨日から引き続いての「任地視察」はやむなくお休みに。
一日中、ベットとトイレの往復だった。

そんな私を可哀想に思い、ママのフロールがわざわざお盆に乗せて部屋まで持ってきてくれたのが、「りんごジュース、コカ茶、コカコーラ」の三点セット。


りんごジュースは理解できる。コカ茶も胃に優しいと聞く。しかし、「コカコーラ」はこの激しい胃の痛みと嘔吐という症状の際に、果たして「有り」なのか?!

ここで「コカ」の説明を少し。。。
ボリビアを語る際に外せないものの一つに数えられるほど、日々の生活に必ず存在するコカ。ボリビア人に愛飲され、そして古くからボリビアで栽培されているこの「コカ」には、心拍数を増加させる働きのあるコカインが含まれている。ドラッグとして流通しているあのコカインとは、このコカの葉に含まれるアルカロイドから作ったものであり、日々飲まれているコカの葉とは意味が異なるので注意。いくらボリビア人が毎日コカを飲んでいるからといって、決してドラッグ中毒なのではない(正直、日本では少なからずそういうイメージを抱いていましたが・笑)。JICAの「健康管理ハンドブック」によると、コカに含まれるアトロピン、アミノアルコールが腸の粘膜と炭水化物との接触時間を延長させ、食物の小腸での吸収を促進する。とりわけ消化器の諸症状に効果的、とある。


そんなこんなで、コカのないボリビアなんてボリビアじゃないやい!っていうくらい、毎日の生活に必ず存在するコカ。
私が思うに、このコカの効用と、「コカコーラ」の効用をごっちゃにしているんじゃないか?!と思うほど、こちらの人はコカ茶と同時にコカコーラもよく飲む。いくら同じ「コカ」だからって・・・!と思うのだけども(笑)
赤ちゃんにも、ミルクよりコカコーラ。
家族揃って食後はコカコーラ。
胃が痛かろうが吐き気が止まらなかろうがコカコーラ。

そんなわけで、我が家の一歳の赤ちゃんが現在しゃべれる言葉は「ママ」と「コカ!」なのでした。


↑たぶんこの食事が原因・・・・・。