★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

ボリビア総会・・・「愛と苦悩の果てに」

2007年11月18日 | ボリビア日記
10月26日、ボリビア全土にいる全協力隊員、シニア隊員など、たぶん100人近く集まっての「総会」がここラパスで開かれた。
会場は、ラパスの一等地(?)にあるラディソン・ホテル。我が家から徒歩2分。一泊80ドル(ボリビアでは高額)くらいするとってもリッチなホテルの会議場を貸しきっての開催。さすがJICA様。

年に2回あるので、各隊員が参加できるのは計4回。今回は自分にとって第2回目の総会であった。
同じボリビアにいながら、(国土が日本の3倍もあるので)同期と会えるのは本当に難しい中、この総会の主な楽しみは、同期という仲間に会えることである。

ちなみにこの総会、開催はここラパスで開かれるのだが、低地(サンタクルスとかスクレとかタリハ)から来る隊員はたまに高山病で苦みながらの総会参加となる。

同期のユミちん(日系サンファン移住地でがんばる看護師さん)は自分と話しているときに、笑いまくった末に呼吸困難寸前のような息苦しさに見舞われていた。
ラパスでは大笑いするのも命がけである。

この総会前日には「中間発表」と「安全対策協議会」というものもあった。

中間発表では、赴任1年になる自分たちの同期14名が、JICAの皆さんの前でこれまでの仕事の総括を発表するというもの。
持ち時間一人7分。なんとか出来た。


↑スーツ着用

同期のリーダー、おなじみの「きぬこ」は、『ボリビア・・愛と苦悩の果てに』といタイトルで場を失笑と共に凍らせた後、彼女のこれまでの辛かったであろう日々を語った。
彼女には、残り一年、まじで頑張ってほしい。

その後「安全対策協議会」でボリビアでの治安を実体験談(銃強盗)と共にビビらされた。油断は禁物とはまさに。


↑会場。


翌日、総会当日。

個性溢れる各地任地紹介、隊員の活動紹介、帰国隊員からの熱いメッセージ、隊員OBの話し、など盛りだくさんの内容で午前は終わり、午後は全員でラパスにあるゴミ捨て場に見学に行き、そして植樹。


↑左から、ノリちん、ぴろりん、ヨコチン。
ヨコチンはこなだいパパになりました。おめでとう!


↑こういうところにゴミを埋め立てているらしい。


↑長崎県五島列島出身のぴろりん。植樹の手さばき(?)はナカナカ。


↑インド人に扮した自分と笑いで呼吸困難寸前に陥ったユミちん。



そんなこんなで楽しい「総会」はあっという間に終わり、同期の仲間との楽しいひと時も幕を下ろしたのでありました。

でも、ほんとーに皆から元気とやる気をもらった!
みんなありがとーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!


↑総会前に自分のアコ邸で同期と共にお食事会!
肉じゃが、鳥とアボガドのにんにく炒め、トマトサラダ、豚汁、豚キムチを作った。みんなと食べるとウマイ☆



↑(右手前から順に)
・チカちゃん・・・・オルロ派遣。お菓子を食べて生きている。
・ハビエル・・・ペルー人。いつもお世話になってます。
・あこ・・・ふははははははははは
・ヒサ・・・ラパス派遣。日中ずっとコンピューターと話している。
・ゆみちん・・・サンファン日系移住地派遣。心優しい看護師さん。三線うまい。
・あっきー・・・オキナワ日系移住地派遣。岩手県の大学行ってたんだって。
・ゆき・・・コチャバンバ派遣。酒とタバコを片手に青少年活動を楽しんでいる。
・きぬこ・・・○○○派遣(未定)。こういう人が実は世界を変えていくのかもしれない。
・だいちゃん・・・スクレのヨタラ村派遣。小山市表敬訪問いっしょに行った人。
・のりちん・・サンファン日系移住地派遣。ちひろと同い年。なのにしっかり者。
・みきちゃん・・・タリハ派遣。目で秒殺出来るくらい目に力を宿している人。
・よこちん・・・最近パパになった。親バカすぎてかわいい。
・ぴろりん・・・よく喰う人。そして実は頭がいい。
・のん・・・大阪出身のトゥルーチャ専門人。キレるとヤクザになる。
・ななお・・・バイリンガルでダンスもうまい。ぴろりん同様よく喰う。
・まぐろ・・・愛犬まぐろ。最近うんちが緑色。








まぐろ飯

2007年11月18日 | いろいろ手作り☆
最近愛犬まぐろのごはん作りに凝っている。

今までは、ぺディグリーチャムと骨付き肉(ダシをとるために安く売っている肉の少しついた骨)をあげていたのだけれど、とあるネットのサイトで、『ワンちゃんだっていろんな味を求めています。あたなが毎日カロリーメイトとウィダーインゼリーだったら飽きますよね?』というのを見つけ、我に返った。

それからというもの、毎日せっせとこしらえている。

大体いつも、ひき肉と、みじん切りにしたいろんな種類の野菜を混ぜている。

例えば、
●ひき肉+ほうれんそう+りんご+米
●ひき肉+キャベツ+とうもろこし+パスタ
●ひき肉+かぶ+ほうれんそう+パスタ

って感じに。


↑ほうれんそう入り

お陰様で、いつも喰いつきもいいし、うんちも緑色でちょっとビビるけど健康だし、何より、ごはんを待っているときの目の輝きが違う。

そういえば、これまではいつも同じモンばっかりあげてたから、「またドライフードかよ。けっ」って感じの眼差しであった。

しかし最近、だんだんとこの手作り野菜入りごはんのバリエーションも同じメニューの繰り返しになりつつあるので、以前のあの希望のない眼差しを避けるためにも、メニュー作りを頑張らなくてはならない。

そういう自分に母は、「あっこよりまぐろの方がよっぽどいいものを食べてるね」という、まさに的確な発言を仰せられたのであった。


もぐもぐ。


また4700mまで行って来た

2007年11月05日 | こんなとこ旅しました日記
ラパスからバスで30分くらいのところに、「El Cumbre」という場所がある。

ここは標高4700mくらいのところで、周りには何もない。しかしトレッキング愛好者やマウンテンバイクやバギーを使ったスポーツ愛好者には人気の場所。本当に何もないのだけれど、見方によっては高山植物や野生のリャマなどがいて、(高山病を伴なわなければ)楽しい。

実はここへは前にも一度来ている。
同期の仕事の同僚に連れられて、他の同期の友だちらと来たのだが、事前に特に何も言われてなかったため、手袋や防寒具無しでマウンテンバイクツアーに参加したため、極寒に震え、ラパス以上の標高の高い場所でのマウンテンバイクをこぐことに対し、「これは一体、修行なのか、罰ゲームなのか」といったことしかもう記憶にない。


今回はハビエルと愛犬まぐろと共に行って来た。もちろん防寒対策ばっちりで!

日本にいたときは、まさか自分が富士山の山頂くらい(3700m)の標高の場所で暮らすとは思わなかったけれど、さらに増して標高4700mのところでお昼ごはんを悠々と食べている姿も思いつかなかった。

ていうか、日本にいたときは「今、自分が標高何mのところに位置するか」なんつーことを考えたことすらなかったのだけど、ここにいると、ラパスからちょっと上がっただけで、「ここは標高どんくらいだろー」と気になる。

それにしても、自分の体はこの標高にだいぶ慣れたみたいだ。今回のマウンテンバイクも、前回ほど苦しくない。

あこ・ハビエル・まぐろは、4700mのスタート地点からさらに少し登ったところで持ってきたお昼ごはんを食べ、そこから一気に3700mのラパスへ向けて下っていった。

ラパスの喧騒とかけ離れた自然の中でのサイクリングは気持ちがいい。
まぐろは、さすがエル・アルト(3700m)生まれ。この標高も全く気にせず、はしゃぎまくってリャマのウンコまみれになりながら大自然を満喫していたようだ。

午前10時に出て、夕方5時過ぎにラパスに到着。

さっそく筋肉痛になったけど、アンデスの国、ボリビアの厳しくも美しい自然を堪能できてよかった!


↑スタート地点にいたリャマの大群。


↑お昼ごはん@4700m


↑途中の休憩地点で。


↑ウンコまみれになり遊びつかれたまぐろ。老人化している。


↑帰りはまぐろが疲れ果てて動かなくなったため、ハビエルがこのようにまぐろを連れてった。



胃痛に泣く夜

2007年11月04日 | ボリビア日記
『第二回・胃痛とゲリゲロ祭り』がやってきた。
(第一回目は数ヶ月前に執り行われた)

穏やかに寝床につくも、夜中2時をすぎたあたりから、モーレツに胃が痛い。
しかもお腹が「妊娠でもしたか?!」ってくらいバカに膨らんでいる。
そーこーしてるうちに、ゲリ、ゲロまみれ。トイレ無しには呼吸すらできないような人間に成り下がり、終いにはめまいでトイレで気付くと30分ほど寝てた(倒れてた)

結局寝付けたのは朝の6時を過ぎたあたり。

一体原因はなんだったんだろう・・・。

普段食べているものが既にもう怪しいものばかりで、疑う気力も無い。

「でも世界の協力隊2000人の同志も、きっとこんな苦しみを味わいつつ頑張ってるんだろうなあ・・」と一人感傷に浸るも、やっぱりこんな苦しみ、オサラバしたい。来週JICAの健康調整員のお姉さんとこに行ってくるつもり。



↑その日の昼に食べたアヤシイ名の知れない魚のスープ。
なんていうか、「川」の中を泳いでいるような気分の味がした。
要するに、マズかった。

トドス・ロス・サントス(聖人の日)

2007年11月03日 | ボリビアの文化・食べ物・伝統など
6月から、「明日書こう」と一体何度つぶやいたことか。
生存報告を兼ねたこのブログも、書くネタは日々貯めておきながらもついに4ヶ月放置してしまった。。。

とゆーことで、今日から過去に遡りつつ、ちょこちょこ更新してゆきます!!
(更新履歴はトップページの上に載せておきます)


さてさて、ここラテンアメリカでは、11月1日は、「トドス・ロス・サントス(聖人の日)」と呼ばれる日で、翌日の2日は「死者の日」。この日は祝日。

さっそくその風景を見に、まぐろの散歩がてらハビエルと行って来た。

日本でいう『お盆』のようなもので、死者の霊を迎えるために、各家庭がそれぞれ、顔のついた人形のようなパンを焼いたり、サトウキビの茎で飾りを作ったり、それはもう「文化人類学」なんぞが好きな人にはたまらないような一風景でありました。


←パンに顔が付いている。あまり美味しそうではない。

←もうお祭り状態。


ハビエル曰く、ペルーでは各家庭内でこの行事をするらしいのだけれど、ここボリビアでは、とある地域に皆ごった返しで集まり、各家庭がこの行事を行っていた。
最近亡くなったのであろう人の写真が貼り付けてあったり、参加者が黒の喪服を着ていたりして、それなりに「お盆」的雰囲気はあったのだか、さすがここはボリビア、時間が経つにつれ酔っ払いが増え、踊り始め、笛やラッパを吹き、なんかもーみんな楽しそう。「ぱーてぃー」である。


個人的には、何でも「楽しんじゃえ!」という姿勢はプラス思考全開でヨロシイと思うのだけれど、ラテンアメリカで感じるのは、それに対するTPOがまるで無いってことだ。

こないだ参加した葬式で突然始まった「イスとりゲーム」と「フルーツバスケット」には本当に参った。

ラテンアメリカは好きになれてきてはいるものの、この「何でも楽しんじゃえ!も時にどうかと思う」といった理由で、永住まではしたいとはまるで思わないのであった。完。