★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

4800m

2008年07月29日 | こんなとこ旅しました日記
自分の場合、誕生日の前日というのは、その一年における自分の至らなさや器の小ささを思い知らされるかのように、なぜか辛い出来事が多い。

去年は、年間200人が崖から落ちて死ぬことで有名な「死の道」で、漫画みたくバスが故障し(←日本の老人ホームの送迎用中古バスだった)、乗客らと絶壁で焚き火に身を震わせながら、誕生日の日付変更を迎えた。


そして今年は、睡眠不足のまま標高4800mまで日帰りトレッキングへ行ったら、自分らしくもなく高山病になり、帰宅後、頭痛で寝込んだ。


そんな今年の誕生日前日に行った思い出の写真。




全員集合写真。同期と、そのボリビア人の友達らと一緒に。



全員集合2。顔で笑って心でナントカ・・・ってやつ。



標高4800mで走るとこうなる ↓








彼なら日本の富士山も二段飛ばしでいけるに違いない。




27歳になっちゃったり!

2008年07月29日 | ボリビア日記
7月17日 @ボリビア

地球の裏側のボリビアで、無事27歳を迎えることができました。


中学生の頃は、「27歳」といったらそれはもう「大人」の域であり、自分もきっと人並みに家庭をもってたりしてるもんだと思っていたけど、実際は、未だ心は中2ぐらいだし、麦チョコ恋しいし、なんかボリビアにいるし、家庭をもつどころか自分のことすらままならない未熟者だし、『七転八起』を「しちてんはっき」と読んでしまってるし、ほんと、自分は年齢と共に成長してるのかって言ったら確実に「NO」です。むしろ退化してる・・・?!


17日の当日は、ペルー人の友達がペルーレストランを予約してくれ、たくさんの友達も駆けつけてくれて、プレゼントもたくさんもらって、ボリビアで迎える最後の誕生日として最高の思い出になった☆

そんときの様子↓




レストランに入ったら、友人が予約してくれたメキシコのマリアッチ楽団がお出迎え!超サプライズ!



ラパス隊のヒサくんと踊るも、リズムがつかめず。とりあえず笑顔。



とりあえず笑顔。



みんなで輪になって踊ってみちゃったり!



ラパスの料理の鉄人ジョーが、手作りプリンをプレゼントしてくれました☆
とろとろでふわふわ。



久々のシーフード・・!ペルー料理最高!



こんなに美しいケーキに、ボリビアでは誕生日当人が顔を突っ込まされるという、理解しがたい習慣があります。
(チョコクリームだったので、顔突っ込まされた後に鼻かんだら鼻からチョコという初の体験を得た)



食事のあとに、ボリビアの誇るべき日本人フォルクローレ歌手あきひろさんが、大好きな曲を生演奏☆最高でした。まじであきひろさんありがとう!!



自分もパートナーと一緒に「チャカレラ」を披露☆



全員集合写真。
みなさま、本当に今日はどうもありがとうございました!!!!



左から、あきひろさんと、あゆみちゃんと、ケイくん。




誕生日は、自分がその年齢を迎えたことよりも、その年齢に達するまで見守り支えてくれた人たちに感謝する日だと思う。

お父さん、お母さん、ちひろ、おばあちゃん、天国のおじいちゃん、チャムくん、親戚のみなさん、大学の恩師、日本にいる友達、ボリビアの同期や仲間、世界中に散らばってる同期、いまもきっとどこかにいる愛しの愛犬まぐろ。


これまで自分を支え見守ってくれて、本当にどうもありがとうございました!!!



ボリビアのゲイ・パレード(写真で紹介)

2008年07月12日 | ボリビアの文化・食べ物・伝統など
自分は、ゲイの人をいろんな意味で尊敬している。

大学時代にいたゲイの友達、歌舞伎町2丁目のゲイ・バー、オカマのメッカのタイで遭遇した〝美女〟たちに、これまで何度感嘆してきたことか。

妖艶な身のこなし方、繊細なハート、唯我独尊のセルフ・プロデュース力、女に勝る女の演出力、などなど。

6月28日は、世界ゲイの日。
ここボリビアのラパスでも、堂々たる「ゲイ・パレード」が、大通りで行われていた。

彼ら(彼女ら)の魅力を語るのに、言葉はそんなに要らないと思う。

だから今回は写真をメインにパレードの様子をご紹介。

(ゲイの人たちに偏見を少しでも持つ人はここから下は見ないでください)






帯の下までスリットが入ってる。女のしなやかさが自分以上だった。



下からのぞいてしまった(笑)気さくな人たち。



天使さんと。





彼ら(彼女ら)の心の叫びをプラカードに。
それにしてもこのTバック・・・。



ハ、ハム?!



熟女オーラ満開


〝私たちだって、天国へ行ける〟


〝誰も(私たちを)差別できない〟



ボリビアのフォルクローレの衣装に身を包んだ彼(彼女)。嬉しそう☆





ボリビア隊員なら「ん?!」っと来るはず。
ボリビア名物アイマラ系チョリータおばちゃん(おじちゃん?)




彼女らを見習って、自分も女のしとやかさとやらを習得しよう。

まぐろと喪の作業について

2008年07月10日 | 想うことあれこれ・・・日記
道端でアイマラ族のおっちゃんに占いをしてもらった。
個人的にボリビアの占いの数と種類においては、一目置いている。なんせインカ時代から(・・なのかな)先代の人々が築き上げてきたものだ。


いま自分の心をいつも占めていることは、目の前から消えた愛犬まぐろのこと。
もう半年も経つ。でも一日たりとも忘れたことはないし、美味しいものを食べてるときや友人と笑ってるときなど、なぜかいつも罪悪感と自己嫌悪が襲う。
いや、自分のことなど本当はどうでもいい。
まぐろが、どこかで元気でさえあればそれだけでいいんだ。

なんだか怪しいカードにまず自分の息を吹きかけるよう指示され、そしておっちゃんの手さばきの後、目の前にカードが並ばれていった。





おっちゃんの読んだ結果はこうだった。

● あなたの消えた犬は、まだ生きている。遠い場所に。
● しかし、もう、二度と会うことはない。
● 彼(まぐろ)は、消えた直後に車にひかれそうになり死ぬところだった。
● だが、とあるセニョーラ(女性)によって一命をとりとめた。
● 現在もこの女性によって彼(まぐろ)は命をつないでいるが、この女性が完全に心優しい人物であるとは言えない。
● 彼(まぐろ)の心の中には悲しみが存在している。

まぐろがまだ生きているということがめちゃくちゃ嬉しかったと同時に、悲しみの中で生きていると聞いてものすごくショックだった。




ここで、『喪の作業』について考える。

まぐろが消えた一ヵ月後に死んだおじいちゃんのことは、もう頭の中でちゃんと整理されている。

なぜならそれは、「通夜」「納棺」「葬式」「納骨」といった『喪の作業』の手順をしっかり踏んだから、〝おじいちゃんはもういない。けど天国で幸せにしている〟ってことが脳にインプットされているからだ。

でも、まぐろに関しては、喪の作業もしていない以前に、頭の中で消えりかかりそうな希望をもちつつ諦め切れないでいる、そういう中途半端な生き地獄状態。世の中の、「行方不明」や「生き別れ」の運命にあった人たちの心境って、こういうものなのかな。


一緒にまぐろを飼っていたハビエルからは、「もっと強くならなくてはだめだよ。いつまでもクヨクヨまぐろのことを考えていたら、まぐろも悲しいでしょう?」っていつも言われる。だから最近は思い出し泣きをするときは、いつも一人だ。ていうかこの日記を書きながら既にもう目には涙がいっぱい。そろそろ一人立ちしなくてはいけないのかもしれない。


協力隊が終わるまで、保健所通いをし続けようと思っていた。
けど、今度の自分の誕生日に保健所へ行くのを、最後にしようかと思う。

足元で料理が出来るのを待ってるまぐろを思い出すのが嫌で、料理もあの日から全くしなくなった。けど、それも再開しよう。まぐろと最後に食べた親子丼も、また作ってみる。


これが、自分なりの『喪の作業』。

まぐろを忘れようとしているわけではない。

自分の中でのまぐろの存在をちゃんと整理して、笑って思い出すことが出来るように。

ある日の何でもないフツーの日曜日

2008年07月10日 | ボリビア日記
ボリビアっぽいのか?
そんな何でもないフツーの日曜日をご紹介。




てくてく散歩ついでに楽器屋さんへ。チャランゴ(ボリビアの民族ギター)になってしまったアルマジロが可愛い。



店内の様子。チャランゴもギターも日本の半額以下です。



アルマジロも売ってます(右端)



こんな大きなサンポーニャも!



これも楽器。今日はここでプレゼント用のケーナ(ボリビアの笛)を購入。



お店の入り口で売ってた手作り人形



つぎは路上シール屋。



臓器シール。イカしてます。



路上でアイマラ族のおっちゃんに占いしてもらったり。



大好きな路上カステラ屋さん



たこ焼き機みたい



5こで1ボリビアーノス(15円)



こんな感じの日曜日。

路上にはめっけもんがいっぱいのボリビアなのでした。