今日は「任地視察」の初日(計三日間ある)。
昨日まで日本人の同期と生暖かい空気を共有していたけれども、今日から三日間は、皆それぞれが自分の働く任地へ飛び、職場訪問をしてくるのだ。
目的は以下三つ。
・配属先現状把握
・先方要望確認
・着任前必要事項調査 etc…
他の皆はJICAの全額費用持ちの飛行機で暖かい南の方へ飛んだりで、半ば旅行気分な人もいたり。そんな中、首都ラパス隊員の私は、陸路運賃ゼロ、旅行雑費ゼロ、日当ゼロ、宿泊費ゼロ、の無い無い尽くし・・・・・・(他の皆は全部支払われる)。せめて日当だけでもくれー!
朝9時にJICAオフィス前に行くと、私の調整員(協力隊員のサポートをする人)の方と、私の受け入れ先機関であるCCF(クリスチャン・チルドレン・ファンド)のボリビア人が一人待っていた。
同期隊員であり、2ヶ月間ラパスで一緒に研修を受けるチカちゃんも来て、皆で車に乗り込み、CCFの事務所へ向かう。
CCFの支部である「JILANATAQUI」(ヒラニャタキ。アイマラ語で、成長する、という意味らしい)に行き、早速トップの女性へ挨拶。
協力隊の活動で有り勝ちの話の一つに、「職場へ行ってみたら、トップの人が自分の要請内容のことを知らなかった」というのをよく聞くのだけれども、なんと今回の私もそうだった。
そもそも、協力隊の活動要請内容を相手国と決めてから、実際に隊員が派遣されるまでに少なくても1年以上かかる。今回の私の場合、要請取り決めから今日までに2年という歳月がかかっている。要請の取り決め、隊員の選抜、2ヶ月間に及ぶ訓練、現地での語学訓練・・・・・・、と、協力隊の活動が始まるまでにはものすごい時間と労力がかかっているのだ。
そんなわけで、「今回初めて知ったわ~」というトップの女性も私たちを快く迎え入れてくれ、調整員の通訳と共に今後の仕事内容の話を進めた。
今回ほど自分のスペイン語の実力不足を実感したことはない。実質、スペイン語を勉強し始めてからまだ4ヶ月しか経ってないので、単語も文法も幼稚園児レベル。またはそれ以下か(笑)こういった込み入った話は、自分一人だけのスペイン語ではどうしても限界がある。もっと勉強がんばらなくては・・・・!!!!
午前と午後に分けて、「JILANATAQUI」が運営している3つの児童施設を回った。同行してくれた2人のボリビア人スタッフは、光ゲンジ似(誰だか忘れた)と、めがねの似合う好青年。
ボリビアの小学校教育では(まだ詳しく分かってないのだけれど)、児童は午前か午後のどちらかを通うらしい。つまり必然的に学習内容は少なく、音楽や体育などの情操教育は無く、一日の大半を持て余す。
そこでここ「JILANATAQUI」では、そんな児童を対象に、日本でいう「児童館」を運営し、様々なアクティビティーを企画したり、宿題を見たり、朝食や昼食を提供したり、医師による健康診断も行っているらしい。
私は今後の見通しとして、おそらくこれらの施設のどれかに的を絞って「青少年活動」をする。要請内容には『近年問題になっている環境問題に対しての環境教育を求む』みたいなことが書いてあったけれど、それだけに限らずに幅広く活動していこうと思う。
目指せ、ポンキッキのオネエサン!!
ところで、今回訪れた施設は、一つ一つがとても対照的だった。
貧しい地域にあったその施設は、見るからにボロボロで、教材も物資も不足していて、先生も一人しかいなくて、途中に子どもを連れてきたお父さんの洋服もボロボロだった。去年自分がネパールでボランティアをしていたボロボロの小学校を思い出した。
反対に、日本大使館が提供したというもう一つの裕福な地域にあったその施設には、教室だけでも20部屋くらいあり、机やイスも新しく、楽器も充実、パソコンも数台あり、スタッフの数も満足いくものだった。
ボランティアや援助をする側にとって、「目に見える、形に残る結果や成果」ばかりを追求していくと、どこかで本当に必要だったはずの存在を忘れがちだ。
今日一日を終えての一番の感想がこれだった。
ポンキッキのオネエサンを目指しつつも、いつも「本当に必要な誰か」を忘れないでいたい。
昨日まで日本人の同期と生暖かい空気を共有していたけれども、今日から三日間は、皆それぞれが自分の働く任地へ飛び、職場訪問をしてくるのだ。
目的は以下三つ。
・配属先現状把握
・先方要望確認
・着任前必要事項調査 etc…
他の皆はJICAの全額費用持ちの飛行機で暖かい南の方へ飛んだりで、半ば旅行気分な人もいたり。そんな中、首都ラパス隊員の私は、陸路運賃ゼロ、旅行雑費ゼロ、日当ゼロ、宿泊費ゼロ、の無い無い尽くし・・・・・・(他の皆は全部支払われる)。せめて日当だけでもくれー!
朝9時にJICAオフィス前に行くと、私の調整員(協力隊員のサポートをする人)の方と、私の受け入れ先機関であるCCF(クリスチャン・チルドレン・ファンド)のボリビア人が一人待っていた。
同期隊員であり、2ヶ月間ラパスで一緒に研修を受けるチカちゃんも来て、皆で車に乗り込み、CCFの事務所へ向かう。
CCFの支部である「JILANATAQUI」(ヒラニャタキ。アイマラ語で、成長する、という意味らしい)に行き、早速トップの女性へ挨拶。
協力隊の活動で有り勝ちの話の一つに、「職場へ行ってみたら、トップの人が自分の要請内容のことを知らなかった」というのをよく聞くのだけれども、なんと今回の私もそうだった。
そもそも、協力隊の活動要請内容を相手国と決めてから、実際に隊員が派遣されるまでに少なくても1年以上かかる。今回の私の場合、要請取り決めから今日までに2年という歳月がかかっている。要請の取り決め、隊員の選抜、2ヶ月間に及ぶ訓練、現地での語学訓練・・・・・・、と、協力隊の活動が始まるまでにはものすごい時間と労力がかかっているのだ。
そんなわけで、「今回初めて知ったわ~」というトップの女性も私たちを快く迎え入れてくれ、調整員の通訳と共に今後の仕事内容の話を進めた。
今回ほど自分のスペイン語の実力不足を実感したことはない。実質、スペイン語を勉強し始めてからまだ4ヶ月しか経ってないので、単語も文法も幼稚園児レベル。またはそれ以下か(笑)こういった込み入った話は、自分一人だけのスペイン語ではどうしても限界がある。もっと勉強がんばらなくては・・・・!!!!
午前と午後に分けて、「JILANATAQUI」が運営している3つの児童施設を回った。同行してくれた2人のボリビア人スタッフは、光ゲンジ似(誰だか忘れた)と、めがねの似合う好青年。
ボリビアの小学校教育では(まだ詳しく分かってないのだけれど)、児童は午前か午後のどちらかを通うらしい。つまり必然的に学習内容は少なく、音楽や体育などの情操教育は無く、一日の大半を持て余す。
そこでここ「JILANATAQUI」では、そんな児童を対象に、日本でいう「児童館」を運営し、様々なアクティビティーを企画したり、宿題を見たり、朝食や昼食を提供したり、医師による健康診断も行っているらしい。
私は今後の見通しとして、おそらくこれらの施設のどれかに的を絞って「青少年活動」をする。要請内容には『近年問題になっている環境問題に対しての環境教育を求む』みたいなことが書いてあったけれど、それだけに限らずに幅広く活動していこうと思う。
目指せ、ポンキッキのオネエサン!!
ところで、今回訪れた施設は、一つ一つがとても対照的だった。
貧しい地域にあったその施設は、見るからにボロボロで、教材も物資も不足していて、先生も一人しかいなくて、途中に子どもを連れてきたお父さんの洋服もボロボロだった。去年自分がネパールでボランティアをしていたボロボロの小学校を思い出した。
反対に、日本大使館が提供したというもう一つの裕福な地域にあったその施設には、教室だけでも20部屋くらいあり、机やイスも新しく、楽器も充実、パソコンも数台あり、スタッフの数も満足いくものだった。
ボランティアや援助をする側にとって、「目に見える、形に残る結果や成果」ばかりを追求していくと、どこかで本当に必要だったはずの存在を忘れがちだ。
今日一日を終えての一番の感想がこれだった。
ポンキッキのオネエサンを目指しつつも、いつも「本当に必要な誰か」を忘れないでいたい。