★チチカカ湖でまぐろを釣る★ En JAPON

ペルー・ボリビアから帰国しました。旅の模様を写真と一緒にアップしてます。
●◆最新更新日→2009年4月22日◆●

一匹の蛇に群がる先進国の阿呆ツアー

2008年08月28日 | こんなとこ旅しました日記
旅が大好きな自分。

とりわけボリビアは日本の3倍もあるだけあって、旅行のしがいがありまくりな国。そんなわけで、前回に引き続き、アマゾンに行ってきました~☆

8月2日から6日まで、ボリビアのベニ県にある「ルレナバケ」というアマゾン地帯へ、協力隊友達のヒサくん、のんぴょん、ジョーくんと4人での旅行。
今回も写真をメインにいろいろ紹介していきます。




ラパスにあるEL ALTO(エル・アルト)空港。
エル・アルトとはまさに「高いところ」の意味。まんまです。まー標高4000mもあれば、そりゃーそんな名前付けたくなります。
澄み切った青空がきれい。でもメリットはそれだけ。ボリビアに来る多くの外国人が高山病に苦しむスタート地点。




1時間のフライト後、飛行機を降りるとそこはもう緑!緑!緑!
空気がおいしい~!酸素があるってすごい。



さっそくお昼ごはんではアマゾンの風に吹かれてビール!



ラパスではめったに食べられないお魚。でもここルレナバケでは川魚が豊富!ってこともあり、注文しました。にんにく風味のホイル焼き。おいし~~~☆



その日はルレナバケにある民宿へ。4人部屋に泊まるものの、外でやってた爆音カラオケが夜中3時まで続き、さらにはジョーの殺意を呼び起こすようないびきで自分ひとり眠れなかった。結局眠れたのは朝方4時・・・・。
写真は、酔っ払って雄叫びを発するジョー(深夜2時半)
マジ終わってる・・・。



そんな自分が抱え込んでいた苦しみも何も知らずに安らかにお眠りになるお二人。




翌朝、人の睡眠不足も知らずに颯爽と歩くジョー(乾かなかったジーパン付き)



申し込んであったツアーの車に乗って、アマゾン・ツアー出発地点まで行く途中休憩で見た豚の親子。子豚いっぱい☆



この川岸からツアーはスタート!ここからカヌーに乗りました。



さっそくカピバラがお出迎え!このやる気のない目線が最高に可愛い。



そして次第に空は怪しい曇り空・・・



この写真撮影の数分後に豪雨が!
でも気持ちよいくらいの激しさでよかった!



夕方にロッジに着き、その夜は懐中電灯を持ってナイトツアー。そこで出会ったクロコダイルの赤ちゃん。意外におとなしい。



翌朝。カヌーの上でたそがれるジョー、33歳、料理人。



でもこんなんだから嫌になる



アナコンダを見つけに、朝からパンパ(大草原)を探検!



途中、こんなに大きな卵を発見!ダチョウの卵らしい。



歩きまくってやっと発見したアナコンダ・・・・でも小さい?!
それにしても、身がぎっしり詰まっているのか、こんなでもすごく重かった。



カヌーでちいちゃいおサルにバナナを餌付け。食欲超旺盛。



午後はピンクイルカのいるエリアへ行き、みんなで泳いでみたものの・・・、イルカたちはくるくる泳いで近寄ってはくるものの、触ることはできなかった。
写真はヒサの飛び込みダイブ!



河童みたい



そして翌日の早朝。
みんなで朝日を拝みにいきました。嗚呼青春也。



ジョーの野郎、勝手に手をまわしてんじゃね~!(怒)



そして午後はピラニアがよく釣れるというポイントへ



今回のツアーガイドの「ネグロ」。気さくで優しいおっちゃん☆



「こんなに釣れました!」・・・と言いたいとこなんだけど、なんと一匹も釣れなかった自分・・!何故?!他の外国人みんな釣りまくってたのに。



ツアー最終日。最後にみんなでネグロと一緒にパチリ☆



写真にはないけど、今回のツアーではカピバラの他にもクロコダイルとカイマン(どっちもワニ)、いろーんな種類の見たこともないような鳥、黒サル、赤サルなんかも見れた。

今回のアマゾンの旅は、気の合う友人らと行ったこともあって、終始爆笑してるような感じで本当に楽しかったんだけれど、やたら白人ばっかりいて(ツアーだからしょうがないけど)、ボリビアにいるのに英語ばっかり聞こえてすんごく耳障りだった。あとイスラエル人の行儀の悪さ・・・(これは個人差があるのでここでは特に書かないけど)。

次回は、観光化されてない、田舎のアマゾンを見にいきたい!!!


小さくて細いアナコンダと写真を撮りたいがために、とっかえひっかえ手から手へ、引き回されているアナコンダの姿なんか、もう見たくない。

か細いアナコンダに群がる、先進国のアホども(自分もその一人)

自然を満喫できて最高の思い出になったと同時に、そんな印象が拭いきれない今回のアマゾン・ツアーであった。




<補足>
この場を借りて、今回一緒に行ったヒサくんに御礼申し上げたい。

彼には、
●崖を登ろうとして落っこちかけた自分を体ごとキャッチしてくれた
(彼がいなかったら頭部骨折又は顔面損傷)

●自分の不注意で公園のベンチに置いてきてしまったカメラを猛ダッシュで取り返しに行ってくれた
(もしそのまま無くなってたら、思い出もクソもない感じで泣いてた)

本当にありがとう。

そんな彼の勇士 ↓






ヒサ1



ヒサ2



ヒサ3



コワい


ケイくんちごはん

2008年08月24日 | ボリビア日記
自慢ではないが、自分は美味しく食べるのが上手だ。
(これは自慢になるのかは置いといて)


ボリビアでめっきり料理をしなくなった自分は、料理上手でおもてなし上手のとある人物に・・・、胃袋の恩人ともいうのか、わたしの「今」を、ボリビアでの人生を、つなぎとめてくれているこの方に、本当にお世話になっている。

そんな彼は陶芸家。なんちゃって協力隊。その名もケイくん。茶碗も手作り。チャカレラ一緒に踊った人。同い年。見た目ハデなくせに心はナイーブ。茶色が好き。茶色を虹色だと断言するメデタイ男。牛乳よく飲む。てゆーか飲みすぎ。


美味しく食べてるわたしの姿にまんざらでもなさそうなので、遠慮なくこれからもゴチになります!(笑)


何気に撮りためていたケイくんちごはん(本当はこの倍以上ある)
ごちそうさまでしたーっ!



野菜たっぷりチャーハン



お肉とじゃがいもの炒め物



キャベツとベーコンの炒め物



鶏肉と野菜の餡かけ風炒め



炊き込みご飯と手作りシチュー



ベーコンと赤ピーマン入りパスタ



キャベツたっぷりパスタ



トマトと野菜のスープ



鶏肉と青菜と赤ピーマンのオイスター炒め



じゃがいもとコーンのオーブン焼き



特製たまご焼き



エスニック風カレー



キムチ風スープとじゃがいもと卵の炒め物



オーガニックな野菜を使った具だくさんサンドイッチ



毎回どれも美味しくって、おまけにご飯は日本米(のりたまふりかけ付き)、しかも手作りの(!)こたつ常備というステキな家に住んでらっしゃるので、毎回つい長居。

日本帰ったらお礼に栃木のかんぴょう送ります。

本当にいつもありがとうありがとう。

そしてどうぞこれからも美味しいのたくさん作ってください!




ケイ氏(EVOの下のたそがれてる男)

Sabes que...? 

2008年08月24日 | 協力隊としてのお仕事日記
久々に仕事の様子でも。

先日やったアクティビティーの内容は、「KIRIGAMI」。


いろんな色の紙をつかって、いろんな折り方で折り、そしていろんな切り方で切っていく。するとこれまたいろんな形が現われてくる、そんな切り紙の世界。無限の世界なのです。

・・・と、カッコよくまとめたところで、相手はボリビアの子どもたち。
〝まねっこ〟しかできない子がほとんどなので、今回は「うさぎ」「ねこ」「かえる」をみんなで一緒に作っていくことに。

切った後に紙を広げると、カエルやうさぎやネコが手をつないだ状態で3匹、4匹と並んで出てくる。今日は子どもたちの歓声いっぱいの一日でした。




みんな一生懸命。30人近くいるのに、施設にあるハサミはたった3本・・。う~ん、困った。



メッセージ書きに真剣。



ぎっしり書いたメッセージ。
「誰に書いたの?」の質問には、みんな決まって「ママ!」。
どうやらボリビアではパパの存在は薄い・・?!












いつも他の子たちとぎゃぎゃー遊んでるわんぱく男の子のメッセージを見せてもらったら、

Mama sabes que yo te amo mucho!
(ママ知ってる?ぼくはママが大好き!)

・・って書いてあった。


読んでてこっちがテレるくらい、なんて素直なメッセージ!

こういう素直に一直線で愛を伝えるところが、ラテンのいいところの一つ。

なんてかわいい☆


エボと鳩と8月10日

2008年08月20日 | ボリビア日記
8月10日は、ボリビアのエボ・モラレス大統領と9県の県知事に対する信任・不信任投票が行われた。

JICAからもメールで、その日に対する注意事項が送られてきた。ざっとまとめるとこんな感じ↓

●アルコールの販売禁止(路上で飲んでると逮捕)
●火器・刃物等の危険物所持禁止
●ショー等の興行禁止
●投票者の移動禁止(他の投票区への移動)
●不許可車両通行禁止


そんなわけで、この日は普段めちゃくちゃ人混みの激しいPerez(ペレス)付近も、気持ちが悪いくらいの静けさ。



車がない!ちなみに子どもたちはローラースケートしたりして楽しんでた模様。



犬すらもいないこの静けさ・・。


そんなわけで、商店もレストランも閉まってて暇をもてあましたので、友人のハビエルと近くの公園へ行った。

そこでしたこと↓




ひたすら鳩と戯れる。



頭にも登ってきちゃった遠慮のない鳩。


そんなこんなで鳩と戯れること1時間。
嗚呼・・なんて平和なんだろう。

帰り道には、路上でこんなポスターをよく見かけた↓



『出てけこの野郎!』と知事に言ってるポスター



『大統領の欄には「SI(はい)」を、県知事の欄には「NO(いいえ)」と記入しましょう』という、ご丁寧な説明付きポスター



『SI EVO』(イエス!エボ!)のポスターはここラパスでもう飽きるほど見てた。



んで、全国民が待ち望んだ結果。

エボ大統領は60%以上の票を得て続投決定。
(ラパス県知事は続投できず)

エボ反対派の各県知事たちもそれぞれ何人かは続投が決定。


つまり何がいいたいかっていうと

何も変わってない!ってこと。


エボ派(アンデス高地住民)とエボ反対派(低地住民)のいざこざは、結局何の進展も変化も無しに結末を迎えたといった感じ。

ボリビアらしいなあと思ったのは、この夜、各テレビ中継で「エボ続投おめでとう!」とか「(反エボ派の)知事続投おめでとう!」とか、それぞれが勝手にバカみたくお祝いムード一色だったことだ。現状は解決どころか1ミリも変わってないのに。

この、アホらしい一連の大騒ぎの国民投票のために、この南米最貧国であるボリビアは、一体いくらの税金と時間を無駄にしたんだろう。

ため息の尽きない8月10日だった。


ボリビア=救いようがない国っていうイメージを、いつか払拭したいのは自分だけじゃないはず。。。

ボリビアでインド

2008年08月20日 | ボリビア日記
いや、もう前々から感ずいてはいたけれど、どうやらこの国ボリビアに愛着が出てくるのと同時進行で、今もうひたすら『アジア』が恋しい。
特にインドとネパール。

ボリビアとインド、どちらかに一生住め!って言われたら迷うことなく後者を選ぶ。

我が家の家の壁には、インドの神様の絵を飾りまくり。
キリスト?なんて。何それって感じです。

最近は、帰国後の就職先探しをする際は、YAHOOで『インド』『スペイン語』『就職』というキーワードで検索するものの、やはり、無い。
当たり前か。
(もうスペイン語に慣れすぎてて英語が出ない・・)

協力隊は帰国時に「帰路変更」という名の、日本まで直行しないでちょっといろんな国寄ったりしながら帰国できる制度がある。自分は遠回りしてでもアジア巡りしたいとJICAに言ってみたものの、「黙って中南米でも巡ってこい」みたいな返答だった(南米からアジア周りは超遠回りな上に、お金かかるし、いろんなリスクがあるらしい)

もう第二の故郷であるボリビアを去るときは、きっと涙を流すんだろうと想像できる。
でも、その後インドについたとたんその悲しみも一気にぶっ飛んでテンション上がりまくるんだろうことも容易に想像できる。



そんな想いを巡らしていた今日この頃。

チャカレラのダンスのグループで仲良くなったボリビア人の友達の家に、お昼ごはんの招待を受けたので、同期と一緒に行ってきた。


そして着いた家で見たものがコレ↓




インド映画(スペイン語字幕)


神様は見てるんだなあと思った瞬間。
あんなに恋しかった風景が、今まさに目の前に。

友人のJOSE(ホセ)が、隣でなにやらこの映画の説明をしている。
もちろんスペイン語で。

でも自分にはヒンディー語に聞こえた。

そんな声も、次第にインド特有の音楽のメロディーにかき消されていく。


お昼ごはんは、ホセのママ手作りの料理。超ボリビア料理。



でも、もちろん自分にはカレーに見えた。
中に入っている鶏肉は、タンドリー・チキン。
目の前にあるパンは・・、ナンですよね??


こういうときは、もう一人想像の世界へ突入して、楽しむしかない。


半年後インドに着いたとき、今と反対で、インドの象を見ながらボリビアのリャマを恋しがる自分がいるんだろうか。。。




ホセんち。



ホセ犬。ボリビアにもハスキー犬はいる。



ホセ家族と共に。



100均で買った「祭」ちょうちんをプレゼントとして置いていった。
きっと今でもホセ家の居間で大活躍していることと思う。

チャカレラっていうアルゼンチン・フォルクローレ踊ってみたり。

2008年08月13日 | ボリビアの文化・食べ物・伝統など
7月26日には、ここラパスでUNIVERSITARIA(ウニベルシタリア)という名の、若者を中心としたカーニバルがあった。

んなもんで踊ってきました。

アルゼンチン・フォルクローレの『チャカレラ』!!

ここで軽くチャカレラとは何ぞや?について


チャカレラ(chacarera)は、アルゼンチンの北部、サンティアゴ・デ・エステーロ州を中心に、チャコ地方に由来すると思われる音楽のひとつ。国境を共にするここボリビアでは、タリハという県周辺で非常に盛ん。

男性は、牧童(ガウチョという)たちの勇壮な姿をモチーフにしたかのような踊りで、両手をまっすぐに上に掲げ、乗馬靴を地面に叩きつけるように踏むステップは、まさに牛や馬と生活をともにするカーボーイたちの生活の中から生まれた音楽といった感じで、見ていてホントにかっこいい☆

反対に女の子は、大きなスカートをひらひら、時には見せパンが見えるほどクルッと回転したり、優雅で可愛らしくて、これまた大好き☆

音楽は基本的に生演奏。馬に乗ったガウチョの伸びやかな歌声、リズミカルで切れ味のよいギターと艶っぽいバイオリン、激しく連打されるボンボ(皮の太鼓)。

チャカレラの踊り方なんか知らなくたって、なんだかリズムをとりたくなってしまうような、明るくってリズミカルなメロディーなのだ。



当日は早起きして、衣装に着替え、お化粧もして(付けまつげ重要)、髪も美容師さんにやってもらって、慣れないヒールの靴を履き、いざ出陣!

・・・って感じで炎天下の中、気合充分で本当に楽しく踊ったんですが、3時間踊りきったあとには、もう立てないくらいに痛くなった足で、もうフラフラに・・・・。




はじまったばかりの頃。前から2番目が自分。



やっぱ何が一番辛かったって、慣れないヒールで、3時間踊り続けたこと。
心で泣いて顔で笑って・・って、カーニバルの心構えなのだと知った。



生演奏の楽団を乗せたトラックには、肉を焼くおっちゃんがいる。
この肉のモクモクした煙がこれまた情緒があっていいのだ。



生声を披露し続けてくれたおっちゃん。カーボーイ姿が似合ってます。



音楽の区切れ目にちょっと休憩・・。
でも観客席からは「早く踊れ~~~~!!!」みたいな声が。



今回このチャカレラのチームに参加した日本人チーム。
左から、さとえちゃん、ケイ、あこ、ヒサ、のんぴょん。



女の子のスカートは広げるとこーんな大きい。スカートを常に手で持ち上げたり回転させたり、ヒラヒラさせまくって踊ります。



曲の最後のキメポーズ。キラ~ン☆



今回のパートナーであったケイくん。
こいつのおかげですごく楽しいチャカレラの練習の日々だった。
練習前には夕食をゴチになり、練習後には夜まで飲んで~・・といったふうに。

当日は、ケイくんのマメが出来てもう激痛の足を見事に踏んでしまったりして本当にごめんなさいだったんだけど、最後はお互いに肩(と腰)組んでヘロヘロになりながら帰途についた。一緒に踊ってくれてありがとう!

(彼は茨木の人なので、帰国後に北関東の老人ホームでチャカレラ披露の旅に出る予定です。こいつの了解とってないけど。)


そんなこんなで、なんともステキな思い出ができました。

ボリビア生活残り5ヶ月!

次はやっぱサルサを覚えたい☆
あと、ボリビア・フォルクローレっていったら「ディアブラーダ(悪魔の踊り)」だし!帰国時に仮面買って帰るのが目標!あとボリビアの全各地のクエカもやりたい。。。。

ううう・・・・・夢は膨らむばかりなり。




他人の子を見て我思う

2008年08月13日 | ボリビア日記
我が親友であるモイラちゃん(6歳)の毎日は忙しい。


まず、朝7時に起床。
朝ごはんをバタバタと食べたのち、パパによって学校に連れていかれる。

基本、ボリビアは午前か午後かの半日授業システムなのだが、モイラちゃんの場合、午後にも学校がある。

午後は、英語でクラスをする学校らしい。特別クラス。

帰宅は夜7時。
夕食を母親に急かされながら食べ終わると、すぐに大量の宿題が待ってる。

それが終わるのが大体夜の10時。


たった6歳の女の子が毎日こなすには、結構ハードだと思うんだけども。
ていうか、現在27歳の自分でも、3日ともたずだと思うし。

自分が6歳の頃って言ったら、毎日外で友達や妹とギャーギャー泥んこになって遊んで、疲れて、美味しく家族とご飯食べて、すやすや眠って・・・だった。


見てて思うのは、この超ハードスケジュールも、全て親の願いが託されてる結果なんだと。娘に立派になってもらいたい、賢くなって欲しい、お金持ちになって欲しい、って。

でも子どもにとっちゃ、なんとも気の毒というか。

『途上国の子どもは、学校にはあんまり行かないで(行けないで)、たくさん遊んでる』

・・・っていうのが、中学生くらいの自分が勝手に抱いていたイメージ。

でも現実は、先進国以上に出世欲が強く、子どもに託す思いも強い。
「子どもはたくさん遊んで、創造力のある、元気な子に!」
みたいな悠長なことを言ってるのは、先進国の親くらいだ。



「モイラねえ、学校はあんまり好きじゃないよ」

「昨日は一人で夕ご飯食べたよ。いつもたくさん宿題あるから急がないといけないの」



「あこちゃん、あそぼーよーーーー!!!!!」

・・・↑最近の会話。目があうとかならずこう。



そんなこんなで、こないだ日曜日にモイラちゃんを連れて子ども心をくすぐる遊びがいっぱいある公園へ行ってきた。









終始満面の笑顔。

やっぱ小さい子はこうでなくちゃ☆

poquitingo 家庭菜園

2008年08月02日 | ボリビア日記
先月から窓際で手作りの鉢で家庭菜園してます。

ボリビアにもある二十日大根(英語名・ラディッシュ、スペイン語名・RABANO)。
すくすくと順調に成長中☆




わざわざ日本から送ってもらった「万能ねぎ」と「大葉」はというと・・



しーん・・・・・



なんで?

日本産の種だから、このボリビアの標高の高さが影響して芽も出す気力がないのかな。

大和魂をみせつけてくれーー

ボリビア熱帯紀行★四日目・サンラモン→トリニダ

2008年08月02日 | こんなとこ旅しました日記
■7月4日■

サン・ラモンも今日でお別れ。



出勤に出るなおちゃんと最後に3人でパチリ☆
なおちゃん、本当にいろいろお世話になりました。GRACIAS!!!!



サン・ラモンからトリニダへ帰途はカミオネタ(バン)を利用。



サン・ラモンの川ともお別れ。時折イルカが顔を出してくれた!



ピラニア釣りをしてる村人



あっちゃん。この舟で車ごと川を渡るシステム。



窓から見える景色はまるでアマゾンツアーだった!ワニはしょっちゅう、珍しい鳥や植物、カピバラの親子にも遭遇。




4時間後に無事トリニダ市内に到着!
お昼ごはんに食べた肉。ベニ牛は旨い!



その後市内の大学内にある「お魚博物館」へ。
昔協力隊やってたおじちゃんが親切にもいろいろ中を案内してくれました。



お魚博物館のある大学の門



トリニダは夕暮れが綺麗☆



ここにも日本が!



ここでは交差点で馬が止まる



最後の夜にトリニダ隊員の皆と一緒に食べたパク・ムート(肉!)



トリニダ隊員の二人しょーこちゃんとはまちゃん。
お二人にもいろいろお世話になったよ~☆ありがとう!



今回の旅はたったの4泊5日で、ボリビアの半分以上を占めるアマゾン熱帯地方を語れるほどにはとてもとても足りなかったけれど、でも、アンデスにはないたくさんの魅力に魅了されっぱなしだった!

どんな環境でも生きていこうとする人間のしぶとさ、力強さ、大地の壮大さ、地球の懐のでかさ。

たくさん元気をもらった旅だった!

この人間くさくて、懐かしくて、まったりとろけるような熱帯の夜風にまた吹かれたい☆

ボリビア熱帯紀行★三日目・サンラモン

2008年08月02日 | こんなとこ旅しました日記
■7月3日■



サン・ラモン二日目。朝起きた瞬間からもうなんか暑い。



今日はなおちゃん、あっちゃん、自分の3人でサン・ラモン周辺をお散歩。散歩中に見えた音楽クラス中の子どもたち。



サン・ラモンの道。



チチャ(とうもろこし、米、果実などから作る酒またはジュースのこと)の看板を発見!
『ひえひえチチャありまっせ』の訳



中庭でチチャを用意してくれてるおじちゃん。手作りです。



おじちゃんの家でいただきま~~~す!



これがチチャ。冷えてておいしい☆
チチャはボリビアのいろんな各地にそれぞれの味がある。
ボリビアの旅と一緒にチチャ巡りが自分の中の好きなスタイル。



馬車。のどか☆



日本に8年もいたという超陽気なおじちゃん。アメリカンなそのシャツは、反米派のボリビアに反してないか?!



サンラモンの道2



野良?馬



いたるところにあった蟻塚



マンゴーの木



6de AGOSTO(8月6日通り)。
ラテンアメリカでは、よく記念日などが道の名前になっている。
8月6日はボリビアの独立記念日。



ラパスでは見たことない赤い実。なんだろ?



この地域の伝統的な作りをした民家



タマリンドの実



骨。干からびちゃったんでしょうか。



カーボーイみたいなおっちゃんたち。







あっちゃん



この日の手作り昼ごはん。
アコと同じく岩手生まれのあっちゃんが、岩手産のお蕎麦をもってきてくれたのでした!地球の反対側のしかも岩手県から、サン・ラモンという地で食べられるなんて、蕎麦冥利に尽きるんじゃないでしょうか。



おやつにピコレ(アイス)!



みどりはミント味で



赤はあま~いなんとも言えない味



村中にこういった書き込みがある
『自治権拡大 YES! ばんざいサン・ラモン!こんちくしょう!』
・・・って感じの訳(たぶん)



なおちゃんが住んでるアロハミエント(宿泊所)



夜ごはんは3人手作りのカレー!


最後のサン・ラモンの夜。
名残り惜しい気持ちが眠気に負けて、気持ちよく就寝。
やっぱり酸素の濃い中での睡眠はいい☆

ボリビア熱帯紀行★二日目・トリニダ→サンラモン

2008年08月02日 | こんなとこ旅しました日記
■7月2日■

二日目は、このトリニダ市内よりさらに南に位置する『サン・ラモン』という地へ、そこで協力隊の助産師として活動する大島なおちゃんという友人へ会うのを目的に、サン・ラモン行きを決定!(この時点で本人のなおちゃんのアポ無し)

さっそくセスナに乗り込む。



荷物軽量してるとこ。でもてきとーだと思う。



ボリビアでは、肛門から搭乗します。
入り口の近くには冷蔵庫も搭乗してた。



搭乗してまず何に一番びっくりしたかって、人間の数よりが大量に機内に飛んでいたこと。

その他の思い出↓

・機内にクーラーなど無い。外のほうがよっぽど快適。
・轟音がひどい。会話の余裕など無い
・なんか窓にヒビ入ってますけど?
・離陸するとき、隣のボリビア人おばちゃんが十字架きってた。




そんなこんなで一時間弱。やっと着いたサンラモン!・・・の土は赤かった。
「ここが空港?」っていう素朴な疑問が沸く空港。



サン・ラモン空港


空港に着いたところで、タクシーもない町。
あっちゃんと「ど~しよ~」と座り込んでいるところに、見知らぬおっちゃんが。
バイクで送ってくれました!



うちらの突然の訪問を大喜びしてくれたなおちゃん。
あなたのその笑顔でここに来るまでの疲労も吹っ飛んださ!



『無理するな ここは熱帯 サンラモン』
なおちゃんの部屋に飾ってある自作の言葉。
とても感銘を受けた。



しばらくしてなおちゃんと一緒にサン・ラモン散策へ。
道端で売ってたクニャッペというお菓子。硬い・・。



午後の陽だまりが綺麗。



なおちゃんの通勤風景。白いナース服が輝いてます。



なおちゃんの職場(サン・ラモン病院)に着いた~!



さっそく日本の無償資金援助の影が・・。







全てに日本の国旗シールが貼ってある。
しかし実際は「使いきれてない、使えない」という援助のありきたり失敗ケースの実情もあるのだとか。
それにしてもなおちゃんいい表情してます。



なおちゃんの職場の同僚たちと。みんなすごく歓迎してくれ、とても気さくで優しい人たち。
「なおは私の娘よ!」といった感じで、みんながなおちゃんを愛してるのもわかった。



病院の庭にて



レモンとっちゃったり!こんなに大きい!



うれし~!



なおちゃんと赤ちゃん



野ぶた



川。ピラニア釣りは入れ食い状態だそう。



ここでピラニアが釣れる



近所の子どもと牛。ここでは生ゴミ処理も、とってもエコ☆



夜に3人で作った夕ご飯。
・肉無し肉じゃが
・ふりかけ入りごはん
・厚焼きたまご
・トマト

みんなで作ってみんなで食べるごはんはなんて美味しいんだ!



日本の女子高生もびっくりの飲み物その名も『パラパラ』。
一風変わったミルクセーキみたい☆



今日も暑いぜパラパラが旨い!



いきなり飛び込んでいったサン・ラモン。
水道は終日あるものの、電気は現在ストップで夜はろうそく生活という、まさにステキな田舎生活。

ラパスから来た自分にとっては見るもの全てが新鮮だった一日でした。

でも、そんな暮らしが「日常」となってるなおちゃんは、どんな苦労がこれまであったんだろう・・?

でも「来てくれてありがとう!」って言ってくれたなおちゃんの笑顔にこちも元気をもらいましたさ~☆

ボリビア熱帯紀行★一日目・ラパス→トリニダ

2008年08月02日 | こんなとこ旅しました日記
もう一ヶ月前のだけど、旅日記を更新☆

7月1日から5日まで、ボリビアの熱帯地方である「ベニ県」に、協力隊の仲間のあっちゃんと一緒に行ってきました。


旅日記の前にここでちょっとボリビアの地理の特徴をさらっと!

ボリビアは日本の3倍もの国土をもつ国。
(国の面積はアメリカ大陸では8番目に、世界的には27番目に大きい国)

そしてボリビアの地理は大きく3つに分けられます☆


●一つは国土面積の29%に及ぶティティカカ湖から国土を南に貫くアンデス山脈の標高3000m以上の年中寒冷な気候を持つアルティプラーノと呼ばれる地域。
(↑アコが住んでるとこ)

●二つ目は国土の約9%を占めるコチャバンバ県やラパス県ユンガス地方などの、アンデス地帯とアマゾン地帯の中間に位置するバジェと呼ばれる温暖な地域。
(↑コカの葉栽培が盛ん)

●三つ目が国土の北東側から東側は国土の約62%を占めるアマゾンの熱帯地域で、オリエンテ (oriente)と呼ばれる地域。
(↑今回行ったベニ県があるとこ)


この太字の数字が現してるとおり、ボリビアって実はアマゾン熱帯地域が半分以上を占めているのです。

自分がアンデス地域に住んでいるものだから、てっきり『ボリビア=アンデス』っていうイメージが定着していたけれど、さすが日本の3倍もの国土をもつボリビア、まだまだ未知なところがいっぱい・・・☆


今回は写真をメインにこの旅をご紹介します。


■7月1日■



ラパス発トリニダ行(ベニ県の一番大きな町)の飛行機に乗り込むところ。
ちっちゃい!



運転手席が丸見え。乗客は20人もいなかったような。



アンデス山脈よ、しばしの別れ・・。
こうやって窓から見ると、まるで本当の故郷への別れのようで、涙が・・出るような出ないような。



自分の席の前に座っていたチョリータ(アイマラ系民族)のおばあちゃん。
座席ベルトの付け方が分からなくて、乗客の人たちみんなが手取り足取り教えてあげてた。やっと席に無事つけたときは軽く拍手が起きたり(笑)
こういうラテンの人懐っこさが垣間見れた、気持ちのよい時間だった。



トリニダに着いたとき、気圧の変化でラパスから持っていったボトルがこんなにへこんでた!
ラパスの4000mから、6000m級のアンデス山脈を越え、わずか200mの低地へ降りたんだからうなづけるもんだ。



飛行機を降りるとこ。
一年半ぶりの熱帯と酸素の濃さに感動の瞬間・・・☆



空港。ひろ~~~~~~~~~~い。



空港の外観。『E』の文字が落ちて、さらに文字と文字の間に挟まっているのが確認できます。



空港からすぐ近くのトリニダ市内を散歩。ボリビア(ラテンアメリカ)にはどの町に行っても、必ずこのカテドラル(大聖堂)がある。



夜に、このトリニダで活動する隊員の友人らと一緒に食べたセビッチェ(魚のレモンマリネ)。食べてる最中、床にでっかいゴキブリが出ても、頭の上をコウモリが飛んでも、ぜんぶラパスにはない光景で感動しっぱなしだった。



こんな感じで初日はまったりと熱帯の風に吹かれて宿に帰りました。

ベニの夜は、なんだか懐かしいようなまどろむような夜風が気持ちかった☆