社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

高揚した素敵な日

2012-10-01 20:15:47 | 日記
       
先週、足利市立美術館に行ってきました。
感動で胸が高鳴り、涙が出るくらい高揚した素敵な時間を過ごしてきました。

目的は足利ミュージカルで唄を教えて頂いている、本田育代先生(レ・ミゼラブルなど舞台でご活躍の足利出身のミュージカル女優さん)のムーンライトミュージアムコンサートがあるためでした。
せっかく美術館に行くのだったら、絵でも観て心豊かにする時間を作ろうと、とても軽い気持ちでコンサートの始まる時間より早めに出かけ、鑑賞することにしました。


軽い気持ちで入館した美術館だったの筈なのに・・・


絵画について詳しいことはわかりませんが、感覚的に子供の頃から絵を描くのが好きでした。大人になってからは絵を描く機会がなくなってしまって、いつか時間に追われることなく、おばあさんになってからのんびりと絵でも描けたらなあくらいの美術と私の距離感はそれくらいのもの。

ところがですね・・・

今までにもいろんなところの美術館で数々の絵画に巡り合ってはきましたが、出会ってしまいました!凄い画家さんの画に。その画を観たとき、雷に打たれたように体に電気が走り、しばらくワナワナ体の震えが止まらず、涙がこぼれてきました。きっと異様であろう自分の行動に少し恥ずかしくなって回りを気にして見回すと、閉館間際で来場者はほとんどいなかったのでもう泣きながら鑑賞していました。

画家さんの名前は木下晋氏。
苦労の中最年少16歳で自由美術協会で入選され、(その絵も凄かった!)その後もたくさんの画を描き続けておられ、鉛筆一本で人間の孤独や闇と向かい続けておられる64歳の画家さんです。老人が祈りをささげる姿、そしてその手の皺一本一本が緻密で本当に生きていて、画を観るものに訴えかけてきます。「天空の扉」と題された画はあまりに崇高過ぎて、自分は一体何さまだろうと、いろんな感情がごちゃ混ぜになる。こんな凄い画を描かれる人が、現在、現役で御活躍され、同時代を生きていることが本当に嬉しい。
画に関心のない方も是非一度検索してみて下さい。5月にNHKでも放送されました。本当に凄いです。。。


そして本田先生のコンサート、すてきでした~!!
ピアニストの増岡透子さんの奏でるピアノと、本田先生の透き通るアベマリアを聴いた時は、感動に震えました。2部はミュージカル音楽を歌って、演奏して下さり、唄いながら演じることの「ステキ」を思い知らされ、美しいピアノの音色と唄声にウットリと酔いしれ、表現者として精進することにシャッキリと心誓うのでした。


わあお。なんて素敵な日。
お芝居の封印を解いてから、この1年、むさぼるように映画や舞台を観、本を読み、音楽を聴き、尊敬する俳優さん女優さん、演出家、脚本家の方々に出会い、敬愛する映画監督そしてその作品の存在を知り、ふれ、お見知りおき頂け、そしてこの日もまた、分野こそ違うけれど、心を揺さぶる画家さんの作品に出会え、いつもお世話になっている先生の唄声を聞く事が出来ました。


やっぱり創造は時空を超えるのでした・・・

*写真は、コンサート後本田先生とのツーショット
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