社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

検査

2009-08-01 05:33:11 | 日記
先日の朝、TVで川村カオリさんの死を知った。
とても残念で悲しく思う。
今こうして生きている私は、彼女のように日々を込めて生きることを
あらためて誓わせてもらった。
ただご冥福をお祈りするばかりです。

しばしば胸に鈍痛を感じていた。
それでどうこうあるわけでなく、時々思い出したように痛くなる。
その朝は何故だか頻繁に痛みがあったので、カオリさんが映るTV
を見ながら病院へ行くことに決める。
病院へ行くと半日から、下手すると薬を手にするまでに
一日を費やすことになるので、それ相応の気合?がないと
時間を棒にしてしまう勇気は、なかなか持てない。

肺のレントゲンと乳がん検診と血液検査をする。
血液検査の結果はこれからまた病院へ訪れるのだけれど
多分異常は見られないと思う。(なぜなら定期的に献血して検査してもらっているから)
その他に異常は見られなかった。
げんきんなもので、それでもう気は晴れた。
正直、先生の前でステップしてしまいたくなるくらい、嬉しくなった。
痛みは別段生活に不自由をきたすわけでなく、
命に緊急を要する病巣があったわけではないのだから。
仮にいつ自身の身に何かあったっとしても、懸命に生きてきている分
後悔はないけれど、さすがに今はまだやるべきことが山積みなので、
使命を果たさないわけにはいかない。

しばしば自身の肺のレントゲン写真を医師と一緒に見る機会がある。
今までは特に気を留めず見ていたけれど、今回はじっくりと見ていた。
そこにはちゃんと心臓も映っている。思ったより小さく感じた。
この心臓が私の肉体を司り意識とは関係なしに休まず懸命に
働いてくれているのだあと愛おしくなる。

長い待ち時間、廊下のベンチに腰をおろしていると、
お年寄りに付き添っている、お友達の看護婦さんを見かける。
確か勤め先はここではないはずだけれど・・・
声を掛けてみる。
今は老人ホームで介護の仕事をしていて、
この日は、体の不自由なお年寄りに付き添いに来ていたのだった。
その様子はとても機敏で優しくて、みているこちらも心が和んだ。
仕事中の彼女の様子を見たのは初めてだった。
とても神々しく素敵だった。そして頼もしく感じた。

結局、この日は仕事をすることはできなかったけれど、
気は晴れ、心臓を愛おしく感じ、健康に感謝し、
働く姿のお友達にも会え、その上長い待ち時間で「村上春樹」を
読めてこれはこれで素敵な一日だった。