社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

不動産事情with お弁当

2009-02-23 20:25:35 | 日記
ここのところ、しばしば東京へ出掛け
不動産屋さん巡りをしていました。
もちろん東京へは仕事と絡ませた予定なので、
プライベートでのんびりなんて呑気な時間はありません。

義父母の引越しと一人暮らしを始めるちょうじょの引越しとで
大きめの物件と一人暮らし用の物件を探し回っていました。
不動産屋さん巡りなんて新婚時代に入居したマンション以来です。
物件探しもなんだかかんだ言って結構楽しかったです。

独身時代住んでいたアパートは貧乏劇団員らしく分相応の
家賃3万2千円の木造でかなりねんきの入ったボロアパートでした。
トイレは共同でしたが、6畳と3畳の2部屋。
銭湯は徒歩1分のところでした。
劇団からは歩いて8分、稽古場も一緒のところだったので
朝一番に出向いてまだ誰もいない稽古場を
新人の私は、ひとり使わせてもらっていました。

芝居が優先順位一番の私の環境としては申し分なかったので、
ボロアパートは全く苦にはなりませんでした。
そんな生活の思い出も今では宝物です。

さて次に越したのは音大がそばにある環境で、
ピアノ可の鉄筋コーポでした。駅まで徒歩3分。
学生の街なのでワンルーム、バス、トイレ付で
家賃も手頃な6万3千円。唯一の財産のエレクトーン
を存分に楽しむことができる、それまでの私にしたら
比較にならないくらい素晴らしい環境でした。

一軒目は初めて一人暮らしをする私に
劇団関係者が探してくれた物件です。
2件目は自身で探しました。
同じ探すならとことん納得して決めたかったので、
不動産屋さんを片っ端から歩いて決めました。
何しろ今のようにパソコンが普及していませんでしから。

それにしてもそれぞれの駅前にあった喫茶店は今は姿を消して
不動産屋さんに取って代わっていました。不動産屋さんの多いこと。
久し振り訪れたいくつかの駅前の様子は随分様変わりしていました。
現代事情とでもいうのでしょうか。地方ではあり得ません。

なんとかちょうじょの物件は見つかり、あとは鍵を頂くばかり。
なかなか良いコーポです。手頃な家賃、手頃な間取り、
環境も悪くありません。一人暮らしするには十分です。
決して仕込んだわけではなく、
不思議なことに、不動産屋さんが案内してくれた物件は
私たち夫婦が新婚時代過ごしたマンションの目と鼻の先。

ちょうじょは生まれたところに戻っていくというわけです。