社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

育児の原点

2009-02-02 02:02:56 | 日記

ここは私の母親としての原点です。

今日はじじょ、さんじょが卒園した保育園の
後援会設立総会がありました。
昨年の暮れに保育園よりお便りが届きました。
25周年にして後援会を設立するのでそのお知らせと
出席の有無を問うものでした。
この忙しい時に卒園して7年が経過するというのに
今さら保育園もないでしょう、というところですが
私は何が何でも出席せねばなりませんでした。
なぜなら、劇団員時代が私の宝物なら
その保育園は二つ目の宝になるからです。

仕事を持っているお母さんなら誰もが悩む
保育をお願いできる機関。
初めは、仕事と子育ての両立で、ほんとに時間も体も
大変な時だったので、藁をもつかむ思いで、自宅から
車で2分の保育所に預けました。
とても助かりました。
けれど、自身に余裕が出てくると
段々疑問を感じるようになってきました。
自身をはじめ保育所の日課が
大人の都合で動いているのではないかと。
預けて子供と別れる際、後ろ髪をひかれる思い
が抜けきれませんでした。
そんな話をあちこちで話していると、
「ここの保育所はとっても良いとこよ。」
と聞きつけ、直接園に電話して
(市役所を通すとまどろっこしくていけない。)
1か所、2か所目。
いずれもどうぞお子さんと遊びに来て下さいと言われ、
その時は保育所を辞めていたので、
必至でした。
私には救いの手のようで、あったか~い気持ちになって、
子供の手をとり保育園へ出向き、
園長先生とお話しさせて頂き園のみんなと一緒に
お昼ごはんも頂いて、園の子供たちや
保育士さんたちの表情や様子
をうかがわせて頂きました。
1か所目も素敵なところでした。
けれどあまりに遠すぎたのです。
そして二か所目。これが私と子供の転機の始まりです。

長~いテラスの廊下にテーブルといすを並べ、
お日様を浴びながらのお昼ごはん。なんだかわくわく。
時には園庭で食べるお昼やおやつはピクニック気分。
毎日毎日お散歩でみちくさしながらつくしんぼや
蝶々やへんてこな虫に出会ったり、ザリガニ釣ったり。
小さな包丁を使ってみんなとお料理したり。
いつも裸足。どろんこまみれ。
私が子供の時にあたりまえのようにしていたことが、
最近ではなかなかできない。
始めはわが娘たちもそうでした。
泥で遊ぶことに躊躇があり、思いっきり遊べないとか、
手が泥で汚れると「ばっちい」
と手をふきたがったり。

そんなこんなのスタートでした。
この話題は尽きないので、後日に続きたいと思います。
とにかく私はこの保育園で母親として
たくさんの事を学ばせてもらい、子供達はたっぷり愛情を頂き
働くお母さんお父さんたちはどれだけ励まされ、
そして成長してゆく子供たちに勇気をもらい、
後ろ髪なんて引かれることなく、仕事に集中させてもらい。
育児の現場で数々の問題を抱えながらも
今もなお頑張ってくださっている園、
保育士さんをはじめその関係者の方々。
育児に対して賢明さ情熱、真摯な姿勢には頭が下がります。
私の恩人、恩園?なので私はこの会に何が何でも
出席しなければなりませんでした。


高校1年になったじじょと一緒に出かけました。
保育園につくと小さな子ばかりで車から降りる事を
嫌がっていましたが、懐かしい保育士さんたちに
出会うやいなや距離は昔に戻り、素敵な再会となりました。


さんじょの担当保育士さんは、育児休暇中にお子さんを連れ
やってきました。赤ちゃんの笑顔があまりに
素敵だったので、パチリ。