女の子

昨日、久々に友人に会いました。この夏に、同じクラスで仲良くしてもらったアメリカ人の女の子。私と年が近いということもあって、会えば気さくに話してくれます。

そんな彼女から、とある女の子の話を聞きました。その女の子も、以前、夏に同じ科目を取っていた子で、そこそこ顔見知りです。その女の子が、なんだか最近、学部を変更したらしいのです。

私の友人と、その女の子は、Marine Biolobyの学部です。ハワイ大学のMarine Bioといえば、世界一の技術を誇る学部です。4年で出れる・・・というのは難しいようで、卒業までに4年以上を必要とします。そんな彼女たち。。。。それは目が回るような必修科目で、私は心の中で同じ生物系の学部でありながら、Marineじゃなくてよかった・・・という変な安心と、この子たちはすごいなあ・・・と、関心しています。

さて、その女の子、Marine　Bioをやめて、全く別の文型の学部に行ったんだそうです。

そんな女の子を、私の友人は大批判。彼女たちはおおよそ半分以上の必修科目をすでに終了し、もうちょっと頑張れば卒業。。。しかし、この女の子は、先学期、先々学期と、必修科目を２つも落としたので、落胆し、全く違う学部に移ったんだそうです。

彼女が落とした必修科目は、私も同時期に履修していたものでした。幸い、私には日本での知識があったので単位を取得できましたが、彼女には全くついて行けなかったようで、Fをとってしまったんだそうです。

そんなこの女の子、私の友人からしてみれば、ただの『逃げ』にしか見えなかったようで、『She is so crazy!!!彼女はほんと、頭がおかしいわ！！！』と、アメリカ人ならではの批判ぶり・・・。

でも、私はこの学部を変えた女の子の気持ちがよく分かりました。

そりゃあ、逃げたくなるわ。分からない授業・・・頑張っても振るわない点数・・・将来の不安・・・・。常に経験中ですよ。

学部変更のおかげで、この女の子は一切の理系科目を履修する必要が無いそうです。だけど、気になるのが、彼女は学部を変更したにも関わらず、生物系の専門科目に、ただ授業を聞きに、顔を出しているんだそうです。

・・・・本当は、学部を変更したくなかったんだろうな・・・。

私は、そう感じました。だって、変更したら普通、顔なんて出さないでしょ。きっと、Biologyが好きなんだよ。だけど、難しくて、もう、大変で、頭おかしくなっちゃいそうで・・・・。もっとゆっくり学びたかったんだよね。

わかるよ。。。

私は、『もうその子がBioを辞めちゃったって思うと、悲しいね』と、友人に言ってその場を後にしました。

みんな色々ある。

逃げ出した子、辞めちゃった子、諦めた子・・・・・。

自分は、こんなんになって、でもまだ食いついてる・・・・。

自分、褒めてあげなきゃな・・・。

そう感じる日でした。

写真は全く関係ないけど、勉強中の鳩の骨格標本。


鳥ってすごいね。空飛ぶために、骨が超軽い。しかも、よく見たら、ケンタッキーで食べてる部分の骨とかがリアルに見えて、ちょっと引いたし・・・。

なんか、最近、骨格標本が好きです。

この静かな表情。。。骨格標本を眺めていると、自分の世界に入れます。

標本になってしまった動物にしてみれば、いい迷惑かもしれません。

ま、とにかく、自分は自分でガンバろっと。