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容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

20年潜伏していた中国のスパイ

2008年04月09日 20時27分16秒 | 国際政治

           

                  
 
このニュースも私の関心を呼びました。それは、1970年代に中国政府からスパイ教育を受けて、しかも85年に米国市民権を取得した後も、「平凡な」生活を送り、じっとその機会を待っていたのでしょう??・・

このスパイは米国の軍事機密を盗み出すために20年以上も「善良な米国市民」として暮らしていたようですが・・数年から活動を開始したようです。

この中国系米国人チ・マク被告(67)は、米海軍の戦艦・潜水艦・武器などに関する重要軍事機密を中国に渡した疑いで起訴され、とうとう実刑24年6カ月の刑を言い渡されたそうです。

 今回の事件が米社会で注目されているのは、チ・マク被告が本格的なスパイ活動のため米国市民権を取得した1985年前後の20数年間、完全に「冬眠していた」ということだといいます。

このチ・マク被告は70年代に香港で中国政府からスパイの訓練を受けて、その後は米国市民権を得て、ロサンゼルス郊外にある米海軍関連会社で働き、夜遅くまで残業もするという模範的な「帰化米国人」として生活していたのだそうです。

しかも・・チ・マク被告は96年の米政府の厳しい身元照会にもパスし、米海軍の最重要機密にも接近していた事です。

この長期戦で活動の機会を狙っていたチ・マク被告はこの時から妻のレベッカ被告と共に米海軍の機密をコピーして、中国政府に流したそうです。

ところが・・中国系スパイ組織を追跡していた米連邦捜査局(FBI)は2003年からチ・マク被告を捜査対象としてマークしていたそうで・・05年10月にとうとう・・ロサンゼルス空港から出国しようとしていた同被告を逮捕する事が出来たと言うのですから捜査側も相当粘り強くこの中国系スパイ組織を捜査していたようで、その点でも驚きです・・・

 最近の1年間に米国で摘発された中国のスパイ事件は12件だそうです。そしてこの件数は増加する一方だとの事です・・・

米捜査当局者は「チ・マク事件同様、長期間“冬眠”しながら米国の学界や核ミサイル・潜水艦推進技術・夜間透視技術・戦闘機パイロット訓練などの専門分野に入り込んだスパイによる事件も増えている」と話しているそうです。

さて、わが国に潜入している中国系スパイはどれだけいるのでしょう・・・何しろ日本にはスパイ防止法すら出来ていないのですから・・・
だから・・・外交に関する公記録保管所や企業の立会場として、最も秘密が守られない最悪の場所は、スパイ活動の中心地である東京だと言うのが、これらの人の言っている事だそうです。

(朝鮮日報記事引用)
 

酷すぎる・・「ダライ・ラマは親ナチ」 中国が米議会工作・・

2008年04月04日 06時12分44秒 | 国際政治

 

              ドイツ南部のフライブルクで2日、チベットに対する中国の人権弾圧に対して、「チベットは中国ではない。占領を中止しろ」と市民たちが抗議活動を行なった(AP)

これは酷い・・・ワシントンの中国大使館では、議会対策を担当する書記官が堂々と米議会スタッフに対して、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世がいかにもナチスと深いかかわりを持っているかの如き話をしていたそうです。それをご丁寧にも・・・ヒトラーの友人と親交があったという情報を添付した電子メールを送ってきた事が2日、解ったそうです

この事を、下院外交委員会の共和党スタッフの、デニス・ハルピン氏がワシントン市内の討論会で明らかにしました。デニス・ハルピン氏は北京五輪を控えた中国の外交官が、ノーベル平和賞受賞者ダライ・ラマ氏をおとしめる行動を取るのは「まったく非生産的」と批判しているそうです。

このようなデマ情報を流して、チベット情勢に対する欧米の関心が反ダライ・ラマになるような画策のつもりかも知れませんが・・・むしろ逆効果のように思いますが・・・米国内でも波紋を呼びそうだ・・との意見が在ります。

このような事を、同氏とは別の議会スタッフにも送信されているそうで・・共同通信が入手した電子メールにはヒトラーダライ・ラマ」と題された論評が添付されているとの事で、中国の焦りがむしろ感じられ、このような情報操作は中国にかえって批判派を増やしだけだと思うのですが・・・

このような激しい中国のチベット締め付け策に反対する波はむしろ大きくなっているようで・・米国では、ブッシュ大統領の北京五輪開会式への出席問題について、下院を中心とした米議会からボイコットを迫る圧力が高まり始めたそうです。

また・・与党・共和党政策委員長のマコッター下院議員までも、1日、大統領ら政府職員の開会式出席を禁じる法案を上程したそうです。

また、超党派の議員グループが大統領への書簡で出席中止を要求したほか、同日結成された「チベット議員連盟」も出席の差し止めを当面の活動目標とすることを明らかにしているようです。

また、下院では、ペロシ下院議長(民主党)が五輪出席を再考するよう大統領に求めた他、政府職員の出席を禁じる決議案も提出されているとの事です。これは下院改選を11月に控え、米世論の支持を集めやすい中国批判、チベット擁護の声が、大統領の五輪出席を軸に強まる情勢との事です

米国には、マコッター法案と言うものがあるそうですが・・これにはチベット騒乱への弾圧やスーダンでの人権抑圧に中国が関与したことを理由に、「中国で開催される08年夏季五輪開幕式への連邦政府職員の出席を禁じる」などの内容が書き込まれているんだそうです・・・

禁止対象には公選による特別職が挙げられるなど、事実上、ブッシュ大統領の出席差し止めを狙った法案となっているとの事です。

 新法案には、上程時点で6人が新たに共同提案に加わったようです。「チベット議連」の結成を届け出たローラバッカー下院議員は、「北京五輪をヒトラーの権威を高めたベルリン五輪(1936年)にたとえ、「似たような政権が主催する行事への米国の支持は誤りだ」と言って、大統領の出席差し止めを活動の重点に掲げたているようでこのような動きは益々盛んになるように思われます。

この様な動きに 関連して・・

ブラジルのガルシア大統領顧問は2日の記者会見で、ルラ大統領が8月の北京五輪開会式に出席しない意向であることを明らかにしたそうです。
 

 町作り研究会・・愛猫びっくり大冒険・・・


米下院議長、北京五輪聖火リレーボイコットを支持

2008年04月02日 05時16分39秒 | 国際政治

 

          

欧州で高まっている北京オリンピック開会式への首脳の欠席問題が米国でもとうとう 米民主党のペロシ下院議長は3月31日、ブッシュ米大統領による北京五輪の開会式出席について、「ボイコットを検討すべきだ」述べたそうです。

この発言は、米大統領の式典出席が、中国に敬意を表することを懸念したようで、ペロシ下院議長は他国の首脳が開会式への出席を見送れば「大統領も(出席の)再考を望むはずだ」と述べたそうで、中国のチベット問題の対する不満がここに来て、開会式へのボイコットと言う手段で行動する事を期待感を示したております。

この発言は米ABCテレビの番組で語ったようです。ただ、米選手団の大会ボイコットに関しては、「スポーツ大会であり(参加が)容認されるべきだ」と述べて、旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して、米政府関係者、選手団とも参加を拒んだモスクワ五輪(1980年)と異なる対応を求めております。

ペロシ氏は、ダライ・ラマ14世とは3月にと会談しております。

また同氏は、国際オリンピック委員会(IOC)が2008年に夏季五輪の開催権を北京に与えた事に対しても、「誤りだった」と述べております。また、同氏の選挙区であるサンフランシスコを通過する五輪聖火リレーへの抗議も支持しているそうです。

他方・・・国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)も1日までに、国際オリンピック委員会(IOC)が中国の人権問題への関心を示さず、北京五輪開催への準備を進めているとして「中国当局の人権弾圧に暗黙の了解を与えている」と批判しております。

 また国際人権団体でこちらはニューヨークに本部があるヒューマン・ラッツ・ウオッチも、IOCの理事会などによる一連の会議が北京で始まっているそうですが、「中国の人権状況を悪化させており、五輪憲章に背いている」と指摘しております。

これら両団体はいずれも中国政府の人権問題に関して、特にチベット情勢をめぐる厳しい取り締まりや、メディアへの言論規制などを取り上げて非難しております。

このような事態に対して、北京五輪開催を決定したIOCによる中国への働き掛けは不可欠との論調のように思われます・・・

このような潮流に対して日本政府及び人権団体はいまのまま音なしの構えでいいのでしょうか???

 



 


オバマ人気・・・ケニアにも飛び火

2008年03月29日 14時11分36秒 | 国際政治

 

                 オバマ米上院議員の祖母サラさん=07年3月、ケニア西部ニャンゴマコゲロ村(共同)

 米国の民主党大統領候補のオバマ氏の人気が高まるにつれ、最近では父の故郷がケニア西部ニャンゴマコゲロ村だと言うので・・世界中から報道陣がこの静かな村に殺到しているそうです。

そのためにまったく不慣れな取材攻勢に、この村に住む親族達は落ち着かない日々を過ごしているとの事です・・・

最近では「米国だけでなく、スウェーデンやフランス、イスラエルなど世界中の10以上のメディアが押し寄せたよ」と驚きと戸惑いをオバマ氏の叔父に当たるサイドさんが語ッたそうです。

特にスーパーチューズデーの2月5日は、およそそのような事など想像していなかったこのケニアの親戚は、それら押し寄せたメディアの対応に追われて、親戚のサイドさんは「夜もぐっすり眠れなかった」と振り返って語ったとの事です。

今では毎日のように記者が村を訪れるそうで、おまけに電話がひっきりなしにかかってくるとの嬉しいような困ったような毎日だとの事です・・

この村にはオバマ氏の祖母サラさんも住んでいるのだそうで、取材陣は、写真を撮りたいばかりにサラばあさんは86歳と高齢で足も悪いのだそうですが・・・『そこを歩いてくれ』だの『そこまで行って座ってくれ』だの言ってくるんだそうで、サイドさんはこの突然の来訪者特に報道陣のマナーの悪さを指摘しているそうです・・・

この人気の渦中のオバマ氏の父親は村を出て後ハワイ大に留学し、1960年に白人女性と結婚したのだそうです。

その後、ハーバード大卒業後ケニアに戻り、財務省のチーフエコノミストなどを歴任したそうですが・・82年に交通事故で亡くなったのだそうです。

突然の米国大統領候補になっている息子・オバマ氏が民主党代表として大統領に選ばれそうな状況になり、このケニアの地で起きている騒動はその余波なのかも知れません・・・

叔父のサイトさんは「取材が嫌というわけではない。でもゆっくり食事をする時間くらいはほしいよ」といっているそうです・・・

(共同通しい記事引用)

 町作り研究会・・ 神奈川 松沢成文知事 EVに乗って開会式


ハワイから西は中国、東は米で? 中国軍幹部が提案・・

2008年03月15日 15時46分06秒 | 国際政治



今時こんな提案をした中国?それは 「空母を開発するから、太平洋のハワイから東部を米国がとり、西部を中国がとるというのはどうか」・・・と言ったそうです。この事を明かしたのは、米太平洋軍のキーティング司令官です。

同氏は11日の米上院軍事委員会で、中国軍幹部からこんな「提案」があった事を明らかにしたそうです・・・これを聞いたキーティング氏は「冗談とはいえ、中国軍の戦略的考え方を示唆している」と言ったそうです。つまりこれは中国軍がそのような戦略を立ててひたすら軍備の増強を図っているのかも知れません・・・

現在、米・中は軍事交流をしているそうですが・・キーティング氏はこの話をした時の中国軍幹部は「ビールをちょっと一杯という感じでは全くない」と言ってます。

米幹部は、中国軍幹部に「電話番号を聞いても教えてもらえない」そうで・・米中関係者は、「日本や韓国との緊密な協力関係にはほど遠いとものだ」と言ったそうです。

現在は中台衝突の可能性については「非常に低い」・・・と言っておりますが・・・その一方で、中国の軍備については「中国は65隻の潜水艦を保有しており、米軍が太平洋に展開する潜水艦の2.5倍近い」との事で、毎年中国は軍事力強化のために、公表された額の2倍以上は資金をつぎ込んでいるようで・・米国はこの店についてに懸念を表明しております。

ただ・・米中の軍事ホットラインが2カ月以内に開設されるだろう・・との見通しを示したそうですが・・・

この途方もない提案を 米国に提案したあたり・・なんか浮かれきっているようにすら思います。またロシアも様々の世界制覇を夢見ている国であり・・この中国の夢が果たしてかなえられるでしょうか??

         神舟五号の軌道変更を実施、目下全て順調
               

 


台湾:国民党、「中華民国」名での国連「復帰」を・・

2008年03月13日 07時22分29秒 | 国際政治

 

           

 台湾の悲願でもある、国連加盟の賛否を問う住民投票について、長い事、党内でも対応が割れていた最大野党の国民党は12日、中央常務委員会を開いて、同党総統候補の馬英九氏(57)が主張する「中華民国」名での国連「復帰」を直接住民投票実施する事で統一したそうです。

現在与党・民進党では、「『台湾』名での国連『加盟』」を願っているようですが、この案では障害が多いのが現状のようです。

この国名に改定と、総統選を同時に22日に問う住民投票に果たしてどんな結果が出るか関心があります。現在、国民党内で住民投票自体のボイコットをしようとする意見も在るようですが・・・不成立を懸念する陳水扁総統は、国民投票で国名を決めるのなら・・・「中華民国」名と「台湾」名双方の住民投票への参加を呼びかけているそうです・・・

本来なら、この台湾問題は中国の強い圧力で多くの困難に逢っています・・・それでも、台湾人はいかなる事があっても国連復帰を願っているようで・・・国民党内でくすぶるボイコットの意見にも配慮し、中央常務委員会の決定は「双方の住民投票用紙の受け取りを拒むことも理解し尊重する」と併記してあるとの事です・・・

(毎日新聞記事一部引用)  
                          

 町作り研究会・・・余市、仙台で自作ウイスキー塾・・


熾烈を極める米大統領選・・・

2008年03月10日 10時50分16秒 | 国際政治

              

米国の大統領選挙は、猛烈な戦いがなされているようですが・・中でも、民主党のバラク・オバマ(46)氏と、ヒラリー・クリントン(60)氏、共和党のジョン・マケイン(71)氏の上院議員3人だと言われております。私はこの候補達の対日政策に特に関心が在ります。

  知日派がそろうオバマ陣営

 オバマ陣営が擁する外交ブレーンは専門家ら約200人だそうですが、顔ぶれは意外に知日派が多いと聞きます・・クリントン前政権(1993~2001)で国防総省日本担当部長、国防長官特別補佐官を歴任したミッチェル氏や、オバマ候補の対アジア、対日政策立案に関与したシファー氏ら若手実力者がそろっている徒の事です。ボーイング・ジャパン社長は東京大学で政治学博士号を取得し、滞日経験は計22年になるそうで、奥様は日本人という親日家だそうです。

 大統領選主要候補の選対本部・政策アドバイザーの一人・久保文明・東大教授は、 「安倍、福田首相の訪米時、オバマ氏は一早く歓迎声明を出しました。対アジア政策における日本の重要性はよく認識しているようです」と指摘しています。

                            写真

 例えば、安倍首相(当時)が訪米した07年4月、オバマ候補が上院本会議で行った発言では、日本を「米国の最も緊密な同盟国の一つ」と位置づけ、北朝鮮の核開発やミサイル計画の脅威に協調して対処し、対テロ戦争やアフガニスタン支援、平和維持活動、環境問題での貢献を評価しているそうです。

 その一方で、日本への要望として、「日本経済にはまだ輸入や外国直接投資に対して閉鎖的分野がある」と強調し、規制撤廃を求めたほか、(従軍慰安婦問題など)過去の歴史と真摯に向き合うよう求めているとの事です。

 オバマ候補自身もアジア地域に深い関心を抱いているそうで、日系人の多いハワイで生まれ、6歳から10歳まで母親の再婚相手であるインドネシア人男性の地元、ジャカルタで暮らしたそうで・・このような体験を通してアジアへの思いが一層強いのかも知れません・・・

 日本に関心ないヒラリー            4日、米オハイオ州コロンバスで、同州での勝利を祝福される民主党のクリントン上院議員(ロイター=共同)

 それに引き換え、ヒラリー候補があまり日本に関心を持っていないのは多くの関係者が指摘しています。ファーストレディー、アーカンソー州知事夫人時代に計4回の訪日歴があるがそうですが・・日本には親しい政財界要人もいないそうです。

 外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」に昨秋寄せた論文でも、日本に言及したのは2か所だけだったそうです「日中両国と協力し、地球温暖化対策に取り組む」「豪州、インド、日本、米国はテロとの戦いで協調する」と述べているが、前者は「米中関係は最重要の2国関係」、後者は「インドは特別な重要性を持つ」と前置きしたうえでの関連記述の中に日本が登場するだけのそうです。

 ヒラリー候補のアジア政策の中では、日本は完全な脇役で、同盟国でもない中印の後塵を拝した格好とはあまりの認識に驚きます。

 この「日本軽視」ぶりが日本側の不評を買ったため、ヒラリー候補の外交顧問を務めるホルブルック元国連大使は、「日米同盟は米国のアジア・太平洋地域の基礎」と強調してみせた。「ホルブルック氏は、日本の反応を随分気にして釈明に汗をかいた」(関係者)そうです。

 ヒラリー政権誕生なら、そのホルブルック氏が国務長官に就任する可能性が高い・・そうです・・と越智道雄・明治大学名誉教授は言ってます。

  このほか、ヒラリー候補の政策アドバイザーには、オルブライト元国務長官、ペリー元国防長官、ルービン、サマーズの歴代財務長官などクリントン政権の大物閣僚が予定されているようです。その中での最高のアドバイザーは、夫のビル前大統領だといわれてます。

  クリントン時代には、日本人はあまり言い思いではなく・・・むしろ、日本に規制緩和や、市場開放などを強硬に求めてバッシングを行う一方で、外交面では日本を素通りして高度成長を続ける中国に傾斜して「ジャパン・パッシング」と呼ばれた思いが強く、この方が当選しない事を願う一人です。

 日米関係重視のマケイン          写真

 共和党のマケイン候補はどうでしょうか?「米外交の大きな潮流で、共和党はアジア重視、民主党は欧州重視」(越智教授)と言われるが、3人のうち、日米同盟を一番重視しているのが、安全保障や国防政策のエキスパートであるマケイン候補だそうです・・・

 マケイン候補のブレーンには、ブッシュ政権下で対日政策を取り仕切ったアーミテージ元国務副長官、故・椎名素夫衆院議員秘書を務め、日本語に堪能で日本政界とのパイプも太いグリーン元国家安全保障会議アジア上級部長、07年に日米同盟強化の提言作成に関与したシュライバー元国務次官補代理ら知日派がそろう手厚い陣容だとの事です。

 アーミテージ元国務副長官も、真偽不明ながら、米同時テロ後、日本側に「ショー・ザ・フラッグ(日の丸を見せよ)」と対米支援を迫ったと一時話題になった。マケイン政権になれば、日米同盟や対テロ戦争で一層の貢献を要求してくる可能性もある。

 だが、足立正彦・住友商事総合研究所シニアアナリストは、

 「ベトナム戦争の英雄であるマケイン候補は対アジア政策に関心が強く、上院軍事委員会にも所属しています。同候補のブレーンは沖縄のデリケートな県民感情も知り抜いており、日米関係は双方向で構築すべきだと考えています。経済外交でも自由貿易を重視しているので、高圧的な対日姿勢は取らないでしょう」

 と話す。

空洞化進む日米同盟

 ところで、現在の日米関係はどうか。特に日米安保体制を中核とする日米同盟は「一貫して日本外交の要」(外務省)のはずだが、 「新政権の発足に先駆けて、日米同盟の空洞化が進んでいる」 と指摘するのは、外交ジャーナリストの手嶋龍一氏です。

 米国は北朝鮮に対しても拉致問題が解決していないのにテロ支援国指定解除に踏み切ろうとして日本側の反発を招いたことは、私にも理解できません。

3候補の対北朝鮮政策も気がかりだが、滝田賢治・中央大学教授は、「北朝鮮は既に核を保有しているので、3候補とも外交交渉を主軸に据えており、腰が引けている」との見方をしております。

このような 米国大統領候補三人の対日政策を見て、私はやっぱり今度はオバマ氏に声援を送りたい物だと思います。少なくともヒラリー・クリントン氏だけは当選を願いません・・・ 

 


ロシア長期国家戦略・・・

2008年03月06日 23時56分30秒 | 国際政治

 
             ウラジーミル・プーチン

 ロシアのプーチン氏は間もなく首相職になるようですが、職責は変わろうともロシアに於けるプーチン氏の威力には変化がないと思います。3/8日の演説で、「世界で新たな軍拡競争が展開されている」との認識を示し、それに対抗しえる力をロシアは十分に持っている・・・と述べたそうです。

しかし他方、ロシア経済については、先進国と比較してロシア企業は、効率が低く、また、政府の官僚主義によって問題解決が遅れている・・・と批判しこの後の課題として、内政の改善について話されたそうです

 プーチン大統領は間もなく退任するでしょうが、今回の演説で示された長期戦略は次期政権の政策の方向性について述べた物だと思います。

以前からプーチン氏は、ポーランド、チェコへの米ミサイル防衛(MD)配備計画や北大西洋条約機構(NATO)拡大については、強い不快感を示しておりました。「ロシアへの挑発だ」と反発はいまも続いております。しかしこれら、東欧諸国はソ連時代に受けたロシアに対する嫌悪感はきわめて強く、ロシア人もこれら東欧に対する無理な力で対応する事なない様願うものです・・

また、世界的に資源獲得競争が激化していると指摘した上で・・「西側のロシア抑止政策の背後には、ロシアの資源を入手しようとする意図がある」との見解を示しております・・・

 プーチン氏は今後の課題として、内政問題に相当頭を悩めているようで・・・最大の課題として、経済の近代化と汚職追放を挙げたたそうです。そして大統領は「国民はどこの政府機関に行ってもわいろを要求される。全くひどい状況だ」とロシアの抱える問題を率直に指摘しております。また・・国家機関は肥大化しすぎているとも述べたそうで、今後は縮小の方向をに向かうべきだ・・との思いをもっていると感じました。

このような事は日本のロシア進出企業からも良く聞く話しです。それと役所は証明書を一つ出すにも賄賂を要求する有様と聞きます。

特に極東地域は開発も相当遅れているようですし・・・この後ロシア政府は極東地区の各国との関係を緊密にしたい・・・ようですが、一方で中国に対しては警戒感も相当強いようで・・最近は日本への関心が強いように感じます・・・

(時事通信記事引用)

               クレムリン庁舎

 


中国国務院の新陣容・・・・

2008年03月01日 12時05分31秒 | 国際政治

 

 中国では中国共産党第17期中央委員会第2回全体会議(2中全会)が北京市内で27日から3日間開かれたそうです。ここで・・今後5年間を率いる国務院の指導部人事を内定したのだそうです。この閣僚人事案は3月5日に開幕する第11期全国人民代表大会(全人代)第1回会議に提出されるそうですが・・・ここで承認を受けた上で発表されるとの事ですが・・それは手続き的なことだろ思います。

 今回の人事の特色は、経済政策トップの交代が大幅に行われたようです。日本でもおなじみの呉儀、曽培炎の両副首相達1990年代初めから経済政策を担ってきた専門閣僚が一斉に引退するそうで・・・新たに地方の党総書記などで実績を上げたた行政出身の人材が登用されるようで・・このような変化に驚かされます。

 
この図表のように・・筆頭副総理の李克強・政治局常務委員が温家宝首相を補佐し、経済分野を統括するようです・・・また、対米通商交渉や金融分野は北京市長を務めた王岐山氏、エネルギー・産業・交通分野は広東省党委書記を務めた張徳江氏がそれぞれ副首相として担当する。また、持続可能な発展を重視する胡錦濤国家主席の直系の李常務委員が経済政策の司令塔を務めることから、中国の経済政策は速度よりも富の分配や環境保護などを重視する安定志向が強まる見通だと言われております・・・

また・・副首相らの指揮を受ける各部署にはその道の専門家が配置されるようで・・より一層きめ細かい配慮がされているように思います。中国で今頭の痛い問題・・中国経済が直面している物価上昇と景気過熱を抑制するために・・・、中国人民銀行(中央銀行)総裁には周小川氏の留任が有力視されているとの噂があります。

中国の金融政策は、基本的に人民元相場の段階的な上昇と強力な市場介入を通して、インフレ抑制というこれまでの通貨政策の基調はあまり変化がないとの事です。

 商務相には、蘇州市にシンガポール資本の工業団地を誘致したことで交渉力が認められた陳徳銘氏が昨年末には内定しているそうです・・

( 朝鮮日報記事引用)

               新しい政治局常務委員9人が決定
                     新しい政治局常務委員9人

小沢民主党代表の中国批判発言が話題に

2008年02月29日 18時13分26秒 | 国際政治

             

                    

小沢民主党代表は現在韓国を訪問中のようですが・・ソウル市内で開かれた「アジアン・リーダーシップ・カンファレンス」で講演したそうです・・・その中で、胡錦濤国家主席と会談を行うなど親中派と言われている小沢代表ですが・・・現在の中国共産党の腐敗については批判的な感想をもっているようです。

私は今までこの小沢氏をあまり評価しておりませんでしたが・・・このような自論を中国の幹部達にも堂々と言えるあたり・・単なる親中派ではないことを知りました・・・
 


小沢氏は「腐敗で失脚した・・国民党のようにならないか憂慮せざるを得ない」と指摘したそうです。その上で、「全ての紛争は貧困と貧富の差から始まる。中国は貧富の差に対する不満が一気に爆発することがあり得ることを知るべきだ」とも述べたと聞きました。この意見には私も賛成です・・・

 また、中国の軍拡について、「周辺国は中国の成長に伴う軍事力膨張を懸念している。中国が人類史的に大きな貢献をしていくことを『現実の行動』で見せなければならない」との意見にも賛成です。

小沢代表は、このような意見を中国共産党の指導部の人達との会談した際こうした意見を伝えたようです・・・その中で「中国の混乱は世界的な混乱につながる。中国政治がソフトランディング(軟着陸)できるように隣国(韓国・日本)が支援することは歴史的使命だ」とも・・・主張したと言ってます・・・しかしこれは日本や韓国だけの力だけでは到底困難であり・・・この点では??です。 

この会に同行していた日本の朝日新聞などはこの小沢代表の「挑発的な」発言に相当驚いたようで、日本のマスコミも大きく報道したそうです。この会の司会を務めた司空壹(サゴン・イル)政権引き継ぎ委国家競争力特別委員長はも驚いたのでしょうが・・・「とても率直で淡泊なコメントだ」と印象伝えたそうです。

また、全国経済人連合会(全経連)の趙錫来(チョ・ソクレ)会長は、「小沢発言は韓国の感情には合わないようだ」と言ったそうです。キッシンジャー元米国務長官は「現実的な発言だ」と言ってます。この会には自民党の猪口邦子衆議院議員も言っていたらしく、「日本人がみな、小沢代表のように考えているわけではない」と話したとか・・

 小沢代表は、朝鮮日報社をも訪問したようで・・・方相勲(パン・サンフン)社長との会談では主に韓中日関係を中心に懇談したそうです。方社長は「小沢代表が取り上げた中国のソフトランディング問題が話題の中心だった」と言ったそうです。

(朝鮮日報記事引用)
               釜山国際 ターミナル