宇佐神宮は全国4万社八幡宮の総本宮
八幡さまは応神天皇の御神霊で、欽明天皇は(571)に初めて宇佐の地を選
ばれたといわれます。 応神天皇は大陸の文化と産業を輸入、新しい国づ
くりをされた方で、、(725)、聖武天皇の勅願により現社地に御殿を造立し、
八幡神を奉祀されました。これが宇佐神宮の創立です。
皇室は我が国鎮護の大社として尊敬も篤く、特に八幡大神が東大寺大仏
建立援助のため 神輿にて上洛された事たそうです・・・
また和気清麿公が天皇即位にかかわる神託を 授かった故事などは有名であり、
伊勢神宮に次ぐ宗廟で、わが国の太祖として 勅祭社として尊敬を集めています。
分霊は、平安京鎮護のための石清水八幡宮や、鎌倉の鶴岡八幡宮など、各
地で祀られています。
そもそも八幡信仰は、応神天皇の聖徳を八幡神として称えるとともに、仏教
文化と、我が国固有の神道を融合したものとも考えられ、・・・・
宇佐神宮の神事、祭会や建造物、宝物などにその姿を遺しています。
本殿 は国宝に指定され、総本宮にふさわしい威容を誇っており、千古斧を
入れない深緑の杜に映えて美しく、荘厳であります。
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宇佐神宮を私が訪ねたのは、大分前の事です。その頃から私の趣味=神社・
仏閣の主に建築美に惹かれあちこちにいってました。
この時は九州を見てみようと思い、出かけたのですが、行きたい所が多いの
で、日程調整に苦労しました。
さて、この神宮に行ったとき、あまりの壮大さと、華麗さに体が震えた事
を妙に覚えております。
ます、九州にこれだけ見事な社がある事さえ、想像できませんでした。
パンフレットには、八幡宮の総本宮と書いてありましたが、i伊勢神宮に次ぐ
高位の神宮とまでは知りませんでした。
今回いろいろ読んでみて、九州は早くから大陸との交流による文化・技術
の窓口であり、わが国において当時は最も先進地であり、八幡様の始祖と
云われている応神天皇はその事を率先して実行し新しい国作りに励まれた
天皇です・・・
私は京都で岩清水八幡宮や鎌倉の鶴岡八幡宮は何度もお参りした事が
ありますが、これらの八幡様はいわば分社である事を今回知りました。
応神天皇の時代はわが国固有の神道が中心で、まだ仏教文化は創世記
で、応神天皇はこのわが国固有の神道と仏教との融和を考え・・・それをこ
の宇佐神宮に体現したといえます。
これらを見ると、日本人は昔からきわめて新しい文明、技術に興味を示し、
それを積極的に取り入れ、それを日本的に改良する・・・この伝統はこんな
昔から今日まで変わらぬ姿勢なのだと知り・・・あわせて、日本人に素晴ら
しい素質を誇らしく思いました。