そんな三連休最終日は、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で
先週金曜日から開催の『東郷青児展』に行って来ました。
って言うか、暑い。
先日の最高気温が20℃程度なのに、なんで今日の最高気温が33℃もある?
そんなボヤキはともかく(笑)
10:00開館ですが、ゆっくりと10:30過ぎの到着。
予想通り、空いています。
東郷青児って、独特なタッチの女性の作品が多い印象ですが、
展覧会の冒頭に登場したのは、キュビズムの影響を感じる、
《コントラバスを弾く》《パラソルさせる女》《彼女のすべて》と言う作品。
こう言う作品も書くんですね。
逆に《巴里の女》《明代像》の様に、あの独特の画風ではなくて、
むしろ普通の画風の作品もありました。
なんか、普通の画風からキュビズムなんて、ピカソみたいですね。
面白かったのが、《手術室》と言う作品。
いままで、手術室を書いた絵画なんて見た事はありません。
面白いテーマの作品です。
それと、淡い感じの女性の作品が多いと言う印象の東郷青児ですが、
戦後に描かれた《渇》と言う作品は、なんか野性的な雰囲気を感じます。
ちょうど、サンフランシスコ講和条約を締結して独立を回復した後の
作品で、独立を回復したことで、今まで失っていたことを改めて認識した
と言う事を感じて、それを作品にしたものだそうです。
なるほど。
逆に《つまくれ》と言う作品は、めっちゃ儚い印象でした。
東郷青児は、藤田嗣治とも親交があったそうです。
丸物百貨店と言う京都の百貨店(今の京都ヨドバシ)の壁画は、
一緒についになる作品を制作したそうです。
いま、その壁画はどこに行ったんですかね?
なんか季節外れの暑さですが、良いものを見た気がしますが、
この後、他の美術館にも巡回するようですが、そちらでは展示されるけど、
こちらでは展示されない作品が11作品ほどあるのが残念。
会場の都合ですかね?
高層ビルのワンフロアだからなぁ。
こんなフォトスポットが、入り口前にありました。
東郷青児の作品の中に入って写真が撮れるようです。
名称 | 生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ http://togoseiji120th.jp/ |
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会期 | 2017年9月16日(土)~11月12日(日) |
会場 | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 |
当日観覧料 | 一般1200円、大学生・高校生800円、65歳以上1000円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館、翌火曜日も開館) |
巡回展 | 終了[広島(福山)展]2017年7月8日(土)~9月3日(日) ふくやま美術館 |
[福岡(久留米)展] 2017年11月23日(木・祝)~ 2018年2月4日(日) 久留米市美術館 | |
[大阪展] 2018年2月16日(金)~ 4月15日(日) あべのハルカス美術館 |