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国立科学博物館 『N響メンバーによるミュージアムコンサート トリオ・サンクァンシュ ~リードの響き~』

今日は夕方から、国立科学博物館で開催される
N響メンバーによるミュージアムコンサート
トリオ・サンクァンシュ
~リードの響き~

に行ってきました。

台風12号の動きが遅くなるに連れて、
土曜日に日本上陸の可能性が高まり、
「首都圏直撃したら、どうなるんだろう?」
と思っていたんですが、首都圏直撃は避けられたようです。
もっとも、四国・近畿は大変なことになっているようですね。
それにしても今年は、3.11東日本大震災とか、
台風12号とか、災害の被害が大きいですね。

18:30開場、19:00開演ということで、
簡単に軽食を摂ってから到着。
夜の上野は、新入社員の頃に花見に来た位で、
それ以外は殆ど来た事が無いので、新鮮。
ちょっとドキドキもします。

コンサート開場は、国立科学博物館日本館の中央ホール。
事前に場所は聞いていたんですが、行ってみると、
「あぁ、ここかぁ。」と言う感じです。
と言うのも、講堂とか、そう言う場所ではなく、
通常は座席などはない、日本館1階でした。
(入口フロアは地面より一段下がっていて地階、
 1フロア上がったこのフロアは、1階になります)
ここを中央ホールと言うんですね。
ですので、座席はパイプ椅子。ちょっと座りにくかったです。

今日のイベントは二部構成。
会場が国立科学博物館と言う事なので、
第一部は国立科学博物館職員による講演です。
演題は「海の音-クジラのソング、イルカの超音波」、
講師は動物研究部脊椎動物研究グループ長山田格氏。
海にはいろんな音があるという話から始まり、
海(=水中)は、視覚に頼る事が出来無いので、
クジラやイルカなどは、音で“見ている”などの話がありましたが、
はっきり言って、第2部の前座でしょうか(失礼)

そして第二部が、N響メンバーによるコンサート。
今日の出演トリオ・サンクァンシュは、
オーボエが池田昭子氏、クラリネットが松本健司氏、
ファゴットが菅原恵子氏。

演奏楽曲は以下の通り。

  1. G.F.ヘンデル(津村芳伯編) / 水上の音楽 第2組曲より アラ・ホーンパイプ HWV349
  2. J.S.バッハ / 六つのトリオソナタより 第4番 ト短調 BWV528
    第1楽章 Adagio
    第2楽章 Andante
    第3楽章 Un poco Allegro
  3. W.A.モーツァルト / 5つのディヴェルティメントより 第4番 KV439b-4
    第1楽章 Modere
    第2楽章 Larghetto
    第3楽章 Menuetto
    第4楽章 Adagio
    第5楽章 Allegretto
  4. J.イベール / 5つの小品
    第1楽章 Allegro vivo
    第2楽章 Andantino
    第3楽章 Allegro assai
    第4楽章 Andante
    第5楽章 Allegro quasi marziale
  5. A.タンスマン / 木管トリオの為の組曲
    第1楽章 Dialogue
    第2楽章 Scherzino
    第3楽章 Aria
    第4楽章 Finale
  6. 津村芳伯編曲 / シースクリーンズメドレー~海の見える街~海の上のピアニスト~タイタニック
  7. アンコール 宮城道雄 / 春の海

総論。よかった、面白かったです。

クラリネットの松本さんが、MC?で、
一曲終わる毎に、解説が入るんですが、
この解説(トーク?)が、ちょっと面白かったです(笑)。
3曲目のモーツァルトの曲のうち、
第5楽章Allegrettoが、「捕ったどー」と言うフレーズが有名な(笑)
某番組のMEに使われているとは・・・。
番組の内容は、この曲ほど高尚では無いんですがねぇ(失礼)
※松本さんは「テレビ番組」としか言っていませんでした。

あと、勉強にもなりました。
オーボエやファゴットはバロック期から有ったのに対して、
クラリネットは、意外に最近(言っても1700年代辺りですが)
開発された楽器だとか、クラリネットは長さの異なる
二種類のものがあって(Wikiによれば、もっと有るようですが)、
曲により、作曲家によって使う種類が指定されているとか。
いろいろ言われてよく見てみると、リード周りが簡易化されていて、
クラリネットには、近代化された形跡を感じました。

アンコールの春の海は、正月に琴ではよく聞く曲ですが、
管楽器で聞くと、また面白いですねぇ。

会場は、前述の様に日本館中央ホール。
時節柄、電力消費を抑えるという観点で、
空調は控えめだったのだと思うのですが、
ちょっと蒸し暑かったですね。
演奏されるお三方も、演奏の合間に汗を拭き拭きで、
ちょっと暑そうでした。
特に唯一男性のクラリネットの松本さんは、
上着を着ていたので、暑かっただろうなぁ。
たぶん、建物の構造上、日本館中央ホールだけに
空調をかけることもできないので、これは仕方ないのかな。

色々書きましたが、こう言う気軽な感じであれば、
コンサートとか、もっと行ってみようかなぁと言う気になりました。

で、コンサート終了後、博物館から帰ろうとしたら、なんと!外は雨。
来るときに、降る気配がなかったので、油断していましたorz。
雨宿りを試みようとしている人達が沢山居ましたが、
私は傘を持っていたので、果敢にも帰ることに。
結構強い降りに見えていましたが、傘をさして踏み出してみると、
上野公園の樹に雨が遮られて、雨の勢いが弱まっていて、
上野駅まで、それほどひどい目に遭わないでたどり着けました(^^)v
あとは自宅に近づくと、雨は上がっており、結局雨に見舞われたのは、
上野付近のみ。
こう言う局所的な雨の振り方が、最近多いですねぇ。

コメント一覧

台東区芸術文化財団
来場御礼。
主催者の者です。
昨日は、ご来場ありがとうございました。
科博中央ホールでのコンサートは、隔年で開催しています。
あの場所での響きがすばらしく、演奏者の評判もよいです。
座席が座りづらく申し訳ありませんでした。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
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