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20181122 大人の社会科見学 vol.46@「東京で学ぶ京大の知」シリーズ29『ソーシャルメディアの光と影』①

今日は、新丸ビルにある京都大学の東京オフィス
京都アカデミアフォーラムで行われるセミナーに初参戦。

今回で29回目と言う事だそうなのですが、
1回の開催で、複数回の講演があるようなので、
講演数で数えれば、29の数倍の数になるようです。
それを、今まで知らなかったなんて・・・
不覚だ。

で、29回目の今回ですが、
テーマは「未来につながる情報化社会 -展望と課題-」
そして今日は、そのシリーズの1回目で、
『ソーシャルメディアの光と影』と言うタイトルの講演です。
フェイクニュースとかもありますし、学校でのいじめ問題もあって、
中々興味を引く内容です。

ポイントは、以下の感じでしょうか。


  • 人のつながりには、「公共圏」と「親密圏」がある
  • 公共圏。従来は、典型的にはマスメディアによって作られてきた空間
  • 『ソーシャル疲れ』と呼ばれる「親密性の過剰」の状態が顕在化してきているが、従来は匿名的であったインターネットの世界で、SNSが普及するにつれて現実世界との関係が再構築されて、『ソーシャル疲れ』につながる
  • 「ソーシャル疲れ」の実態は、過剰なまでに、友人の事を意識してしまう事。しかし、ネガティブ経験をしたにもかかわらず、SNSを継続利用している。その理由は、止めることは、既存の関係に悪影響を与える懸念から
  • LINEの“既読無視”はマナー違反とされているが、その回避策を利用者は模索。雑談のためにLINEを使うのではなく、何か目的があるときだけLINEを使うこと事や、既読無視する事をキャラとして定着させるとか、既読無視自体をネタとしてしまうなどで、利用者は既読無視によるトラブル回避をしている。
  • 親密性のイデオロギーが強まると、(欧米社会において)公共性が喪失されるようになってしまった
  • Facebookによる利用者の個人情報に基づくターゲティング広告で、一度公共性が解体してしまっているが、その後、趣味や、地域など、目的や志向別でコミュニケーションを再整理する事で、「デジタル公共圏」としてのフェイスブックが出てきている
  • また、親密性と公共性が対立するのではなく、親密性と公共性が整合する事で活性化する事例も出てきている

などでしょうか。

中々勉強になりました。
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