生きること自体に意味がある

昨晩、何気なくテレビをつけたら
NHKのヒューマンドキュメンタリーがやっていました。
タイトルは
 『心臓移植を待つ患者 生と死に揺れる日々』


重い心臓病に、生きる術は心臓移植しかない。
自分が助かるためにはドナーの死を待つという現実。

13歳の時発病し、それから6年間移植の順番を待ち続けている
という男性は、当初日記にこう綴っていました。

  「何のために生きるのか、その意味を見つけることが出来ない」

月日は流れ、最近の彼の言葉はこう変わっていました。

  「生きること自体に意味がある」
  「生きたいんです、普通の暮らしがしたいんです」



11月の相田みつをさんカレンダー
めくった時はその言葉の意味、その言葉の重さを
これ程感じることができませんでした。

普段当たり前のように息をして、
意識するわけでもなく心臓が全身に血液を巡らしてれる。
そんな考えたこともない現実がなんと幸せなことだったんだろう。

自分の幸せをかみしめ、生きていることに感謝した夜でした。








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