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2024.8.11 『八ツ瀬』(221m)  暑いが地震崩壊地へ!

 昔の北海道は盆を一区切りとし、

空気が入れ替わり、

秋色の乾いた風が吹いたものだ。

そして朝晩はもう寒いくらいだった。

それが今はどうだ?

朝からねっとりと湿った空気に覆われ、

じっとしていても汗ばむ毎日が続く。

秋の風が欲しい!

 この日も軽装登山と思っていたが、

一つくらい暑さに堪えて藪に入ってみるか?

と、安平町へと向かった。

そして安平町幌里から、

「知決辺川」に沿って伸びる林道に入った。

この林道には昨年まで、

「立入禁止」の警告板が立てられていた。

この流域全体が6年前の「胆振東部地震」の際に発生した斜面の一斉崩壊で、

流倒木が幾重にも重なって、

沢筋全体を覆いつくしていた。

そのためその撤去作業と、

林道の修復工事が続けられていたのだ。

それが今一段落し、

復旧工事は現在更に奥で進められているらしい。

 林道入口の巨大砂防ダムから、

3kmほどを車で入り、

新しい「幌里知決辺林道」にのりかえてすぐ現れた、

広いところを駐車地とした。

そして駐車地からそのまま藪入り!

はじめは密度が少々濃い笹原だ。

ただ背丈が低く距離も短い。

やがて尾根の頭まで上がると、

笹は薄くなった。

その後は尾根筋を歩きながら高度を上げ、

南西側に次々現れる地震崩壊地を眺める。

崩壊地は地震発生から6年近くが経過し、

それなりに侵食され、

荒々しさがかなり軽減された。

斜面の崩壊で流出した流倒木も、

そのほとんどが人的にかたずけられていた。

そしてその跡に植林された部分も見て取れる。

ここはもう災害復旧工事が全て終了していた。

 崩壊斜面を眺めながら尾根筋を登って行くと、

いつしか作業道が現れて、

無意識のうちにその上を歩いていた。

昨年末Hiromiとこの尾根を歩いた時にはなかった作業道だ。

作業道はそのまま尾根筋に続き、

とうとう「八ツ瀬」のピークまで続いていた。

そこで結論!

この作業道は今年間伐作業のために付けられたものだ。

散在する枝に混じり、

草刈りされたことも確認できた。

それで肝心の四等三角点「八ツ瀬」だが、

これまでに数回このピークを訪れているのに、

いまだ標石を見ていない。

いくら探しても見つからなかった。

それでこの度はピーク周辺の草や枝が刈られて、

探しやすかったのだが、

とにかく暑くて暑くてそれどころではなく、

ちょっと探して早々に下山を開始!

下山はほぼ北に下る尾根にのった。

そして沢筋へと下り、

チョロチョロと流れる小沢に沿って歩き、

「幌里知決辺林道」へ。

その後林道を歩いて駐車地に戻ったが、

暑くてひどく長く感じた。

わずかな距離なんだけどねえ。

いったいいつになったら涼しくなるんだべなあ・・・

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