北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2025.6.8 『平和』(413m) 思いがけないワラビの畑!
6月8日はもうずいぶん前に他界した、
私の母の誕生日。
生きていたなら93歳だ。
その母親の命日なんかは覚えていないが、
誕生日がくると必ず思いだす。
そんな母親の誕生日とは全く関係なく、
この日は夕張に出かけた。
そして「平和」にこの冬登ったルートで登ってみることにした。
「平和」にはこれまで、
「清水ノ沢ダム」を足掛かりに、
何度も登っている。
栗山町から「夕張トンネル」を抜けて、
夕張市街地に入り、
道々38号線をそのまま清水沢方向に走る。
すると「平和運動公園」を過ぎてしばらく走った地点に、
覆道が現れる。
それを抜けて700mほど走ると、
右手に林道の入り口が現れる。
この冬ここから「平和」を往復した。
この朝は気温が15℃ほどで、
笹が露で濡れていたので雨具を着用。
林道入口から入山した。
もう廃道になって久しい林道を歩いて行く。
すると周囲にワラビがかなり多く自生していた。
もう大きくなりすぎているので、
それらを横目に登って行く。
そして間もなく林道が終点を迎えた。
そこで藪に突入。
濡れた笹が少々気持ち悪い。
なるべく笹の薄いところをめがけて登って行く。
笹が濃かったのは、
藪に突入してしばらくだけで、
その後は雑草やシダ類が多くなった。
ただ、周囲に目をやると、
やはり笹は濃い状況が続く。
自分が無意識のうちに、
そんな笹を避けていただけだった。
また、辺りは広く斜度の緩い斜面が続くので、
要所にピンテを付けて進む。
下部では判断がつかなかった周囲の様子だが、
高度を上げて行くと、
積雪の上を歩いた情景が蘇ってきた。
そして350でピークに突き上げる尾根にのった。
この辺りは下草の緑が美しい。
そんな尾根を一直線に登り、
四等三角点「平和」。
久しぶりに目にする「平和」の標石は、
笹に覆われていたので、
周囲の笹を刈ってきれいにした。
下山は同ルートを下る。
途中で付けた何本かのピンテは、
全て回収した。
しかし、まだピンテを付ける前の下部で、
笹に埋もれた尾根を1本間違って下ってしまった。
ところが、これが正解だった!
それを下った先に、
見事なワラビが畑の様に出ていた。
多くが成長してしまっていたものの、
今が食べごろのものも数多く見られた。
これは採らないわけにいかないでしょう!
次から次へと収穫し、
短時間でレジ袋大を、
ほぼ満杯に満たした。
ずっしりと重くなった袋を手に、
すぐそばの林道に出て下った。
そしてわずかな距離で駐車地へ。
するとフロントワイパーに、
何やら紙がはさんであった。
見るとヒグマの危険に対する、
注意喚起を呼びかけるものだった。
警察官は私の車を山菜採りの車だと思ったのだろう。
山登りが山菜採りに変わっちまったんだけどねえ・・・