北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.6.3 『荷奈』(ニナ・193m)~『下喜奈臼』(シモキナウス・202m) むかわと平取の境界で
毎週末ともに登っているHiromiと、
一週別行動で空くと、
ずいぶん久しぶりに会うような気がする。
迎えに行くと、
二週間分の話しが始まるが、
すぐに終わってHiromiは助手席で眠りに着く。
気楽なもんだ~
Hiromiが目覚めたのは、
道々59号線、通称「厚真~平取線」の、
むかわ町と平取町の境界近くだ。
そこに古い林道の入口があったので、
その前を駐車地とした。
この日は駐車地から、
女の子の愛称みたいな「荷奈」に登り、
尾根筋を縦走して「下喜奈臼」にも立つ予定とした。
尾根筋を読むと、
周遊ルートを描けるが、
目の前に地形図にはない林道が現れたので、
これを利用できるところまで利用することにした。
林道は古く既に廃道だ。
チェーンゲートが設置されていたが、
開放してもすぐ倒木で進めなくなる。
また小沢の渡渉もある。
そんな林道を200mも歩くと広い土場に出た。
そこからは「荷奈」方向の作業道に乗り換えた。
この作業道はどんどん高度を上げて行き、
やがて平たんな中で、
むかわ町と平取町の境界線上に続く。
そして適当なところで作業道を離れ、
笹薮に入った。
この藪は丈こそ低いものの密度が濃く、
それが前夜からの雨水を含んで、
我々の下半身を遠慮なく濡らす。
すぐ気持ちが悪くなったが、
辛抱して登って行くと、
前方に目指すピークが見えてきた。
最後は急登を経て、
四等三角点「荷奈」。
周囲を樹木が覆っているので、
視界は全く効かない。
ただここでも緑が大変美しい。
一旦作業道に戻り、
しばらく引き返して尾根に上がった。
この後は忠実に尾根筋をたどって行く。
広尾根や枝尾根が次々現れるので、
注意しながらルートを定める。
途中細尾根になった地点で、
目指す「下喜奈臼」のピークを確認することができた。
そして「下喜奈臼」が近付くにつれ、
藪は薄くなった。
しかし濡れたズボンから流れ落ちた雨水が、
靴中を濡らして気持ちが悪い。
そんな不快感に耐えながら進み、
四等三角点「下喜奈臼」。
こちらも「荷奈」同様、
樹木が生い茂り、
視界は全く効かない。
このピークで早めの昼食としたが、
頭上で小鳥がけたたましく鳴き続ける。
もううるさくて落ち着かない。
おそらく我々を警戒して、
威嚇しているのだろう。
近くに巣でもあるのか?
下山は尾根筋を拾って、
直接駐車地に下ろうか、
と考えたが、
予想以上に藪が濃いようだったので、
戻って作業道から林道へと下った。
そして林道歩きで駐車地へ。
すると雨がポツポツ落ちてきた。