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2015.4.5 『徳富岳』(929m)

 今朝新十津川町南幌加の車中泊地で、早朝札幌の自宅を出て車を走らせたToshiと合流した。
天気予報がガラリと変わり、日曜も太陽がサンサンとふりそそぐことになったので、Toshiを呼び寄せた。

 

6時スタートで『徳富岳』を目指した。
この山には近年毎年登っている。



そんなお気に入りの山は、私のオリジナルルートから登るのだが、人がおらず大変静か。
私は出身が滝川市で、中学校に通っていた頃から校舎の窓越しに、険しい東斜面をこちらに向けているこの山を眺め、「いつか登ってみたいなあ」と、憧れの念を抱いていた。



それから数十年を過ぎ、何度か通い、複雑な尾根を把握して頂上に至った。
そのときの感動を今も忘れない。



 『徳富岳』はToshiが初めて、Hiromiは昨年に続き二度目だ。
スタートして頂上直下の急登に入るまでは、カリカリの雪面が続き、スノーシューのアイゼンがよく効く。
従って、これまでで一番スピードが速かったであろう。



深い雪の中の登行とは違い、足元が軽快だと自然にスピードが上がり、それにつれてHiromiが遅れがちになる。
それは仕方のないことであり、別に問題でもない。



とにかく楽しく歩を進め、樹林帯を下り『徳富岳』直下の沢底に降り立つ。
そしてそこから急登、急登の連続だ。



しかし、我が『ミニ山の会』メンバーは健脚。
休むことなく淡々と歩を進め頂上手前のピークへ。



写真を見ておわかりのように、この山は3つのピークを持つ。
そのどれが、いや南端と北の端のピークのどちらが頂上か?



GPSを持たない私は正直わからなかった。
しかし、今日それを使いこなすToshiが同行したので、頂上は北のピークと判明。



ところが頂上は広く、あまり感動がない。
てきることならば、南のピークが頂上であってほしかった。





ただ、かなりの強風が吹き荒れていたため、両ピークとも長居はせず、速やかに下山を開始した。
途中風のないところで昼食を摂り、また沢底まで下り、てくてくと樹林帯を登り返した。



 何度訪れても素晴らしい『徳富岳』。
全行程7時間ちょうどの山旅を、3人揃って大満足で終了した。



いやあ、素晴らしい2日間に感謝!

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2015.4.4 『686mピーク』

 昨日土曜日は、増毛山地南の端に位置する、無名の『686mピーク』に登った。



ただ、はじめからこの山を目指して出かけたわけではない。
当初は『大滝山』に登るべくスタートした。



『大滝山』へは随分昔から登ることを考え、最も妥当な「徳富ダム」工事現場からの入山を試みたが、約20年の長きにわたり工事が続けられたこのダムに至る車道には立派なゲートが設けられ、日中は警備員が常駐して、関係車両以外の入場を拒んできた。
その間いくつかの同ルートから『大滝山』登頂の報に接したが、その方たちは運がよかったのだろうとしか言いようがない。



 昨年あたりに竣工したと思われる「徳富ダム」を今朝7時にスタートした。
ところが早速予測を覆された。



渇水期のダムゆえ、貯水量はわずかと推測し、早めに徳富川左岸に降り立ち、左岸を詰めて『大滝山』に至る広い尾根の末端に取り付くつもりだった。
ところがダム湖はほぼ満水状態で、まだ結氷してはいるものの、岸辺の氷は解けてエメラルドグリーンの湖水が美しい。



左岸は急峻な崖状地形が続き攻められない。
やむなく「徳富トンネル」を抜けて橋を渡り、いったん右岸に降り立った。



しかしそれは嫌な予感通りの結末をもたらした。
水量の豊富な徳富川を渡って左岸に戻ることができないのだ。



それでもひとりならなんとでもするが、Hiromiを連れては無理だ。
あきらめて、とりあえず南側の丘陵地帯に登り、しばらく南西に向かって歩いていると、広い平原の向こうに小高いピークが見えてきた。



そしてすぐにピンときた。
『686mピーク』だ。



この低山は、昔から道道滝川~浜益線を車で走るたびに目にし、「あの上に立ってみたい」と思い続けたものだった。
それがこんなかたちで実現しようとは・・・
丘陵地帯はとにかく平坦で広い。



広いところが大好きな私にはうってつけの風景だ。
暖かい春の日差しを浴び、楽しい気分で頂上へ。
絶景だ!
そこには360°の大展望が広がっていた。



目指す『大滝山』には登れなかったが、何も悔いの残らない、素晴らしい山旅であった。

『大滝山』はもっと寒い時期、全面結氷した湖面をスキーで歩ききることで再トライしよう。
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