画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

「夕立」/雷と雨、風と笑い声

2021-07-26 15:31:22 | 絵について
「夕立」アクリル絵の具 545×788mm 1997

不思議と迷いなくさーっと描けた
20年以上も前の絵。

夜のイタリアレストラン、テラス席。
雷と、雨と、風、
驚きと、冷たさと、爽やかさ、
笑い声と雷の音。
絵に描いたので記憶が鮮明の残っている。

涼しい風がサーッと吹いて、
雷が鳴が鳴る。
空が光り、
雨がザーザー降ってきた。

なんだか面白くて
パラソルの下、
ゲラゲラ笑いながらご飯を続けた。 
足元にだんだん水が溜まってしまって、
室内へ。

今はもうない、
マイカル本牧の思い出。

雨が降るだけで笑う、
若い日の思い出。

時は経つ、変化する。
「懐かしさ」
心の中のとても良い感触。

昔だけれど、
昔も今の延長線上。
今の一部だと最近思う。

過去の思い出も
今と一緒に変化する。

うれしいことも、
どんな嫌なことも、
意味があったと
今なら言える。

あの時の、雷の中、
あのパラソルの下の自分に伝えたい。

「未来は明るい、大丈夫。」


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船の絵/感動の再生

2021-07-23 09:35:28 | 絵について


「大原漁港 No.1」アクリル 545×788mm 1997

セツ・モードセミナーで行った、
大原漁港でのスケッチ。
海と船を描くのはとても楽しかった。

友達と民宿に泊まるのも楽しくて。
その気持ちが絵に映り込む。

色と線が踊ってる。



「大原漁港 No.2」アクリル 545×788mm 1997

青空の下、
イーゼルを立てて絵を描く。
太陽の力で絵の具がどんどん乾く。

好きな色、思った色を 次々と気持ちよく塗る。
景色の美しさ、
塗る時の緊張感。

「伝えたい」
感動を強くしないと、
もっと感激しないと伝わらない。

きっと伝わると信じて描く。
絵の色と線から、
何度も感動を再生できるように。


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港の景色/感動し続ける

2021-07-19 18:29:12 | 絵について


「大原漁港 No.4」アクリル 545×788mm 1997

大きい、かっこいい!

描くのに必要なのは
感動し続けること、感動できるのはとても幸せなこと。

港を歩き、船を眺めながら、あっという間に
時は過ぎる。

大原漁港 No.3」アクリル 545×788mm 1997

海が眩しかった。
空も眩しかった。

この光を描きたい!

光の中には
色が溢れていた。

久しぶりにこの絵を見て、また船を近くで見たくなり、
港まで行った。


福岡市中央区港 、かもめ広場。
やっぱり船はカッコ良かった。


造船所のクレーンもカッコいい。

モクモクと立ち登る入道雲、
空に描かれる雲の線の動き。


この構図も良い。
頭の中で船の絵を描く。

船の機能美、
溢れる色と線。

造船所から聞こえてきた
大きな作業をする音と一緒に
目の前に広がる景色を観ながら思う。

「みんな生きてる」

いつだってそのことに感動する。


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元町公園プール/憧れを描く

2021-07-10 12:36:02 | 絵について


「元町公園プール」 アクリル  788×545mm 1996

爽やかな、水のようになりたい。

横浜の元町公園の中にあるプール。
水を囲む、夏の爽やかな世界。

暑い中、蚊に刺されながら、
「冷たい水が気持ち良さそう」
そう思いながら描いた絵。

暑くてきついところにいながら、
涼しくて爽やかな世界を描いた。
「きっとこんなに気持ち良いだろう」
という想像力を絵にする。

対照的に場所にいると、
憧れも強くなる。

憧れを描く。

私はいつも憧れを描く。
「良いな」
そう思うものは、
いつだって私の憧れだ。

全身で絵に描く対象を感じる。
そうなりたい、近づきたい。
そして、描きながら、なりきる。

絵を描くことの楽しさ、
気持ちよさ。
想像力で何にだってなれる。
描くともっとなりきれる。

もっと近くへ、
そのものへ。

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「理想は何か?」/美しくやさしい表現

2021-07-04 12:54:09 | 絵について


好きなものも、嫌いなものも、
どちらも大切であることを
最近とても感じている。

セツの頃の作品。
5年間勤めていた会社を辞めて、
セツ・モードセミナーに入学した。 

セツに入学するきっかけは、
20代後半、ある展覧会で、
「これは違う!」
作品の表現方法を大変不快に思ったから。

その作品の前に立ち止まり、
自分が何故そう思うか考えた。
「美しくない、やさしくない!」
「自分が理想とする、美しくやさしい表現とは何?」
自分が自分に強く疑問を投げかけていた。
モヤモヤとお腹のあたりに何か、
どうしようもないものずっとがあった。

そんな時に、友人が、セツ・モードセミナーに通いはじめていて、
パンフレットを見せてくれた。
その表紙、白黒の、節先生のデッサンを観て、
「キレイな線だ」
と思い、こんな美しい線で描きたい!

就職もしていたし、結婚もしていたけれど迷わず入学を決意。
夜間の部は人気があって、2回続けて、落選(くじ引き)したので、
会社を辞めて、昼の部に入学した。

セツではモデルを前に、その場で絵を完成させ、
そのまま全員の絵を並べる批評会があった。
先生と生徒たちが、絵の感想を述べ合う。
まず、気にしてもらえる絵を描かないと批評もしてもらえない。
自分の絵がどう見られるか。
とても勉強になった。


これはセツに通っていた頃、
横浜に住んでいた家の中を描いた絵。

コタツに入りながら、ゲームをする主人。
臍の緒みたい、と思い、
テレビと繋がるゲームの配線を太く描いた。
壁紙も絨毯も懐かしい。

セツでも、今でも、
美しく、やさしい表現を求め続けている。

違う!これだ!を繰り返しながら。

強い「違う!」を感じたら、
「理想は何か?」
を考える癖をつけた。

違う!が自分の内側を刺激する。
お腹のところの何かが動いて、
私に理想、進む道の先に、
光を射してくれる。

あっちだ!!

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石橋文化センター/花のやさしさを伝える

2021-07-01 11:27:33 | 日々の感動


石橋文化センターの庭園へ。
沢山の美しい花々。

いつか描こう!と写真を沢山撮った。
観た感動を写真には撮りきれない。

絵で感動を伝えたい。
美しさやさしさを、描いて伝えたい、届けたい。

楽園だった。本当に世界は美しい、
そして生きてる!
命が漲っている。
そう思うとたまらなくなる。
このたまらなさが、描く原動力だ。


艶々光る、椿の実に感じる生命力。
実る、とはこのような姿だ。
花を咲かせるのも実るため、
その過程の全てが美しい。
私も何かを実らせたい。


遠くから白鳥がスーッとやって来た。


池の縁、すぐ目の前まで。

間近で見ていて思い出した。
昔の記憶。
最初の記憶に近いかも3歳の頃に、白鳥に噛まれている。
あれからずっと白鳥が怖かった。


ジーッとこっちを見て、去って行った。

片足がペロンと外に出てた。
水掻きが、ハッキリと見えて、なんかスゴイ!!と感動。


やはり美しいシルエット。
頭の中で、白鳥の湖のオーケストラの演奏が流れてきた。
間近で見ると逞しかった白鳥も遠くから見ると優雅に見えた。

とってもきれいだよ。

人も動物も、角度と距離でかなり印象が違う。
色々観察しつつ、なるべく良い角度で、
人の良いところも認めて行こう。

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