画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

「地球はえらい」/ずっと繋がっている命

2011-12-07 18:16:19 | 絵本の紹介
『地球はえらい』
案:城雄二
文:香原知志
絵:松岡達英
出版社:福音館書店

息子が学校から借りてきて、
私に読んで聞かせてくれました。

伝えたい事があって、
しっかりと作られた絵本です。

私達は地球にひっついて生きている。
地球の恵みで生きている。
地球の始まり、そして生命が誕生してから、
何十億年、進化し、繋がっている私達の命。


ずっと気になっている、
震災の事、原子力発電所の事、そして
冠岳(鹿児島県)での産業廃棄物管理型最終処分場についての事。

日本の未来を考える中で、
こうして過去と未来が、命の全てが繋がっている事を考えずに
人類が生き続ける事はできないと思ってます。

誰でもつい、自分の事ばかり、狭く、繋がりを忘れて考えてしまう。
それでは、もうこの世の中が続いて行かない事が
今、明らかになって来ています。

今、繋がりを忘れて地球を汚す大人に向けて、
子供の澄んだ声で、読んでもらいたい絵本です。










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三びきのやぎのがらがらどん/絵本の紹介-心の中の恐怖と向き合う

2010-09-28 18:59:35 | 絵本の紹介
「三びきのやぎのがらがらどん」
作: (北欧民話)
絵: マーシャ・ブラウン
訳: 瀬田 貞二
出版社: 福音館書店

三びきのやぎが山に向かい、橋を渡るとき、橋の下にすむトロルという怪物と出会います。
ちいさいやぎのがらがらどんが最初に橋を渡り、次に2番目に大きいやぎのがらがらどんが橋を渡り、
そして最後にとても大きいがらがらどんがトロルと戦います。

母が、声を変えて、怖そうに読んでくれるのが楽しくて、
どきどきしながら、子供の頃、何度も読んでもらいました。
3人兄妹だったので、自分を一番小さいやぎに重ねてました。
大きいやぎが守ってくれている気がして、
自分も「堂々と橋を渡れる!」と思ってました。

トロルは森に対する人間の恐怖心が描かれたものだと思います。
暗闇の中でも、怖い気持ちがすると、そこに何かいるような気がします。

トロルは人の恐怖心。大きいやぎが戦っているのは、
高い、ギシギシ鳴る橋を渡る時を躊躇してしまう心。
そして、その恐怖心に打ち勝つ姿が描かれてます。

小さい時は自分より大きい人がが守ってくれた。
でも、今は、立ち向かう姿を子供達に見せないといけない。

生きて行く中で、何か大きな事に立ち向かうとき、
そこには必ず、恐怖心が生まれます。
まず、自分の置かれた状況にしっかりと向かい合い、
一歩、踏み出す勇気が必要です。

自分の置かれた状況にしっかりと向かい合う。
その姿はとても美しいと思います。


J'S(じぇいず)にてMARUの絵の販売をしてます
じぇいず 〈インテリア 生活雑貨〉
福岡県 福岡市 中央区 大名 1丁目6-13
092-724-6882
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ブレーメンの音楽隊/絵本の紹介

2010-09-18 17:49:58 | 絵本の紹介
「ブレーメンの音楽隊」
グリム:原作
ハンス・フィッシャー:絵
せたていじ:訳
出版社:福音館書店

この本は、自分が子供の頃に大好きで、
子供と一緒に読みたくて購入した本です。

「こねこのぴっち」
も描いているハンス・フィッシャーさん。
ハンス・フィッシャーさんしか描けない
線と色。
表現力が素晴らしくて、
こうなりたいと思っていました。
とても影響を受けていると思います。

その土地の空気を感じさせる、
暗さ、重さに
ずっしりと、心に感じるものがあります。

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せいめいのれきし/絵本の紹介

2010-09-15 21:33:28 | 絵本の紹介
「せいめいのれきし」
作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店

「ちいさいおうち」
のバージニア・リー・バートンの作品です。
せいめいの誕生から、今までを
舞台のように、ひとつひとつの場面に分け、
子供達の目線に立って描かれたものです。
76ページもあります。

8年の歳月をかけたそう。
その集中力と、
一枚一枚の絵の 深い色合いに、
何度見ても感動します。

我が家の子供達も何度も開いてます。
恐竜に関するテレビ番組を観たり、
博物館で、生命について学んだ後など、
必ずこの本を読んで復習してます。

そして、いつも思うのですが、
石井桃子さんの訳は、
言葉がとても奇麗で、
声に出して読んでいる時も
とても気持ちがいいです。

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たろうのばけつ/絵本の紹介

2010-09-14 22:48:54 | 絵本の紹介
「たろうのばけつ」
作: 村山 桂子
絵: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店

色と構図に動きがあって、
言葉のリズムも気持ちよく、
読んでいて、楽しくなる絵本です。

長女はまだ生まれて数ヶ月の時に、
この本を見ると、
手足を動かし、
声を出してよろこんでました。


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王さまと9人のきょうだい/絵本の紹介

2010-09-11 14:51:46 | 絵本の紹介
「王さまと9人のきょうだい」
作: 君島 久子
絵: 赤羽 末吉
出版社: 岩波書店

中国の民話です。
民話にはどこか、
その土地に染み付いた、
悲しさや苦しみが感じられます。

赤羽 末吉さんの絵は「スーホの白い馬」も印象的です。
民話の持つ重さと 面白さを
東洋を感じさせる繊細な色彩で、
美しく表現してます。

少年達の目は、生き生きとしています。
どんな事にも勇気を持って立ち向かう姿に、
我が家の長男も励まされている様子。
大好きな絵本のひとつだそうです。


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3人のちいさな人魚/絵本の紹介

2010-09-09 09:57:57 | 絵本の紹介
「3人のちいさな人魚」
作・絵: デニス・トレとアレイン・トレ
訳: 麻生九美
出版社: 評論社

これから少しずつ、
家にある、子供達の好きな、
絵本の紹介をしたいと思います。

絵本は画面だけではなく、
そのまわりの空気まで感じさせるもの、
絵本の世界に広がりがあるものを
選ぶようにしています。

良い絵本は、
1本の映画を見た時のように、
ひとつの世界を感じさせてくれます。
その気持ちよさを味わいたくて、
子供は何度も何度も読み返してます。

「3人のちいさな人魚」は、
シンプルな線と色使いで、
水の中の気持ちの良い世界を表現してます。
それぞれの個性が生き生きとした3人の人魚が、
海で遊ぶ様子はとても楽しそう。
ワクワクしたり、ハラハラしたり、
かわいいお話に引き込まれます。

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