歩く猫 no.26（アクリル画）／ぼんやりのんびり

スタスタと軽い足取りで歩く猫。
いつもの時間に
いつもの場所へ。
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猫を描いているといつも思う。
生き方のセンスが良い。

普段はごろごろ、
ぼんやりのんびり。

たまにスイッチを入れて、
サッと素早く動く。

必要なだけ食べて、
必要なだけ動く。

生き方はセンスが必要だ。
ただ頑張るだけでも駄目。

猫のように
ーぼんやりのんびりー
する事がとても必要だと、
最近やっと気が付いた。

考えすぎず、
ゆったりとする。

自然に自然に。

絵を描く事も
家族のお世話も、
私にとっては自然な事。

与えられた、
大事な役目。
やる時は、
ピッとスイッチを入れる。

あとは、
ゆったりのんびり。
猫のように過ごしていたい。

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梅の花（アクリル画）／スパッと考える

金地に梅の花。
アクリル絵の具で描いた。

花を描いていていつも思う。
ー潔くてかっこいいー

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くどくど考えるクセがある。

何を考えて過ごすかは、
どう生きるかに繋がってる。

ースパッと考えるー
そう決めて次に進もう。

気が付いたら、
良い事を考えるクセをつける。

スッキリと爽やかな
今、今、今を重ねていきたい。


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歩く猫 no.7（アクリル画）／覚悟してふんばる

まだ若い猫。
外で生活をしているのだろう。
その目は野性的に鋭く光っていた。

細い体、細い足。
前をみつめ、
真っすぐに進む。
その姿は堂々としていた。
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その環境がどんなに厳しくても、
覚悟してふんばる人の姿は美しい。

この世の中で生きて行く方法を
大人は行いで、背中で伝えるしかない。

文句を言わない、言い訳をしない。
やるべき事をしたい。

覚悟してスッキリ生きないと、
子供達の中にモヤモヤがたまって行く。
子供達はしっかり見てる。

まず自分が
この場所で、
堂々と、
生き生きとしていたい。

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萩（アクリル絵の具）／映し込む

風にゆれる萩。

「もう少し先へ行こう、もうちょっと…」
と、謙虚に健気に伸びて行く。

描きながら、成長する気持ち良さを感じた。

自分の内側に届いたものを
絵に映し込む。

この絵を描いて、
少し先に進む事ができたと思った。

水墨画用の紙にアクリル絵の具。
対象、自分、紙と筆、
ピッタリとひとつにして、

もっと真実に近づきたい。

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猫の絵 no.84／自分を生かしたい

アクリル絵の具で描いた猫の絵。
「生きる」
それだけを求める輝く目。
この目に惹かれる。

迷いはない。
ただただ生きようとする。
まっすぐに強く、それらしく生きる。

人間だけが迷う。
生きる事を忘れる。

人はある日、生きようとしなくても、
生きる事ができる環境を手に入れた。

この環境が、
守られて、生かされている事に気が付きもせず。
生きている事をよろこびもせず。
なんとなく、生きている。

生きようとしている人の目は輝いている。

なんとなくではなく、
生きようとしないと輝けない。
絵を描いていて思うようになった。

自分を生かしたい。
輝きたい。
そう思いながら描き続ける。

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花の絵 彼岸花（水彩色鉛筆）／内側の生きるリズム

今頃に忘れずにちゃんと咲く。
彼岸花は何に気が付き、この時を知るのだろう。

地球の周期、季節の周期。
彼岸花と同じ自然、
同じリズムの中で私達も生きている。

このリズムの中で、
同じ世界から生物は生まれた。

人はどう生きてきたか。

生きるよろこびを感じながら、
食べる、動く、
子孫を残し、
助け合い、生きる。

自然の摂理、リズムは
私達の内側に刻み込まれていると思う。
いつもいつも、
それを感じながら、確認しながら、
それに合わせて生きて行きたい。


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梅の花（アクリル画）／思いを描く 香りを届ける

アクリル絵の具で描いた梅の花。

良いなー
美しいなー

山で出会った梅の花。
その香りにクラっときた。
薄暗い木陰で、
花がピンク色に光る。

やさしい香り。
やさいしい光り。
精一杯に咲いている。

思いを描く。
思わないものは描かない。
思わないと描けない。

美しい花は思う事ができない。
思う事ができないから、
その役割を果たし、
自然に、美しく咲くのかもしれない。
描きながら、いろいろな事を思う。

香り、明るさ、爽やかさ、
良い思いを描きたい。

思いがしっかりと描けたら、
“梅の香り”がきっと届く。


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雀（アクリル画）／遠いから、やりがいがある。

アクリル絵の具で描いた雀の絵。
雀は素晴らしい。

大げさではなく、自然にさらりと。
質素に見えても、生き生きと生命力に溢れてる。
華やかではないけれど、美しい。

描いても描いても描ききれない。
雀を描くのは難しい。

自然の色を　全て取り入れたような羽の色。
丸い目は、小さいのにとても強い光を放つ。

雀を描きながら思う。
本物は雀のように、目立たないのかもしれない。

ついつい、派手な物、目立つ物に目が行くけれど、
大切なものは、目立たないところに隠れてる。
見る目がないと、知る事のない美しい世界がきっとある。

描いていてもどかしい。
まだまだ、見えていない、描けていない。

描く事をよろこびながら、
いつも悔しがってる。
「あーーー、もう、まだまだだ。」

目指すところはとても遠い。
遠いから、やりがいがある。

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猫の絵 no.100（アクリル画）／観える先へ

猫シリーズ、100枚目。
アクリル絵の具で描いた、赤い猫。

ハガキサイズの猫を描き始めたのは、５年前。
描き始めた頃より、
観えるようになって来た。

見たものが、私の内側に移り込む。
生き生きと、キラキラと。

ー観える。ー
描きたい、という思いが強くなる。

描いていると、もっと観えてくる。
先へ、先へと進んで行く。
何かに乗っているよう。

もっと先へ、もっと先へ。
観える先へ。

描きながら死にたい。
描いているうちに、死んでいる。
死んだ事にも気付かない。
描き続ける。

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猫の絵 no.87（アクリル画）「外をみつめる猫」／おもねない

黒猫をアクリル絵の具で描いた。
窓辺に佇み、外の様子をみつめるている。

猫は猫らしい。
いつも猫らしい。
その姿を、いつも「良いなー。」
と思い描く。

猫は“おもねない”。
甘える時も、人に気に入られようとはしていない。
自分がしたいからする。

本能的な行動だけ。
いつだって潔い。

気に入られよう、
かわいく見せよう、
やさしく見せよう、
人は演じてばかりだ。

私も、演じる自分にストレスを感じていた。
ずるずると、本当の自分を、引きずっているよう。
体がとても重かった。

演じず、本当の自分を生きれないか。
今は、そう思い、日々を過ごしている。

わがままに生きる事ではない。
全体、まわり、自分の内側を、
見つめ、感じ、何をするべきかを考える。
生き方は、その環境を含めての“行い”。

絵を描く時にいつも心がける。
ーおもねないー
全てを感じながら、自分の内側から出て来るものを表現する。

そうする事で、
誰かの内側に、深い深いところに、思いが届く。
私の絵が、絵を観た人のものになる。

描く事だけ。
絵によって、私は人と繋がる。

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