画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

悠々と流れに乗って/蓮の前で思うこと

2018-09-24 14:25:41 | 日々の感動

蓮の前。
花が落ち、あのムンとした香りはない。
落ち着いた香りに。


伸びきった葉は、私の背丈をもうすっかり超えて、
堀の外側に張り出してる。


少しずつ枯れて行く様子も美しい。





秋の気配を感じる景色。
実り、枯れながら、
冬に向けて休む準備をしている。

「白秋」
と言う言葉を思い出した。
中年以降、
人生の中で落ち着きが出て来る頃を表す言葉だと聞いた。

私も、そろそろ、
この景色のように落ち着かないと。

流れる時間、
流れる季節、
自然を眺め、流れを感じ、
その流れに、上手く乗って行きたいと思う。

悠々と。

海の前で ーこんな日もあるー

2018-09-17 11:57:28 | 日々の感動

緊張する事が続いていた。
ひと仕事を終えて、
ホッとしながら、坂道を下り、
目の前の海へ。

海へ向かいながら、
不思議な気持ちになった。
何も考えなくない。
何かが嫌になった訳ではない。
でも、全てを投げ出したような、
ヤケになった時のような。
「もういいや」
と言う感じ。

海に行けば元気になるかも、
と思った。

でも、海を目の前にしても
海が眩しくて、
なんだか、光が心に刺さる。
まともに見る事ができない。


波の音が賑やかだった。
その音から逃げたくなった。
いつもは、波打ち際を歩くけれど、
今日は松林に向かって歩いた。


足元に小さな小さな子供の足跡。
周りに、子供はいない。
キュッキュッと
砂浜の感触を楽しんだ様子を想像する。
かわいい笑い声が聞こえて来そう。
何故か切ない気持ちになる。


松林から眺める海。
波の音は聞こえない。
歩いて数分なのに、音が聞こえないだけで、
海が遠く感じる。


葉枯れた松の葉が降り積もっている。
夕方の光が斜めに差し込む。
赤い床と青々とした松葉。

松葉も生まれ変わりを繰り返している。
そんな自然の中に自分はいる。

今日は疲れている。

松林の落ちた枯葉は赤、
緑の松葉、空と海の青。
何を観ても、
少し、寂しい。
こんな日もある。