株と浮き世の話

身近な話題と終活の迷い道

石原慎太郎氏の「死への道程」を読んで・少し格好つけて「らしい」遺稿でした

2022-03-12 09:42:43 | 真実の究明

89歳で石原慎太郎氏が逝きました。多くのものを残されましたが、やはり文人であり思想家としての存在感が大きかったと思います。 若い頃裕次郎さんと舞台で「上海ブル-ス」をデュイットしている映像が残っていますが、歌は上手いしイケメンで裕次郎氏に負けないスタ-性があり多才な人でした。歌は裕次郎より上手いと自認して裕次郎の歌は唄わなかったといいます。

遺稿は余命3ヶ月と宣告されてからのもののようですが、最初は相当混乱したようです。でも遺稿では「私は私自身の死を自身の手で慈しみながら死にたいものだ」と書いています。日頃から死んだ後には何も無い虚無の世界だ・・とも常に言っていましたね。

でも4男の延啓氏には「最後まで足搔いて、オレは思いっきり女々しく死んでいくんだ」とも言っていたそうです。 心許せる家族に語る本音とこれこそが慎太郎さんらしい人間性で好きですねぇ。

私は慎太郎さんの一つ下の88歳になりますが、私がコッペパンを囓りながら夜学に通っていたときには石原兄弟は湘南の海でヨットに乗りまさに太陽の季節そのものでした。それを横目に見て何くそと思い頑張ったのが私の青春でした。

そんなスタ-だった兄弟には、奔放な行動の中にも「含羞」がありましたね。そこが好きでした。 ・・・また後で・・・


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