OH江戸ライフ

パクス・トクガワーナ♪
とりあえず江戸時代っぽいものが好きなのです♡

いや~、目からウロコっす

2023-07-15 | 
みなさま ごきげんよう。
更新をサボりにサボっていたら、テンプレートが灰色一色になってしまったドスランプ真っただなかのゴマでございます(HAHAHA!)

サボっている間、なんやかやあったりして、某小説(現在、寛永期)の執筆も滞ったまま、最終更新日よりまもなく3か月……ヤバいっ!
某出版社さまとの契約では、『最低でも3か月に一回はアップ』って書いてあるのにぃぃぃー!

あ゛あ゛あ゛~~~、寝食どころか、大好きなアイスさえ食べるのを忘れて、ひたすらキーボードをたたいていたあのパッションはどこへいってしまったんじゃ~?


(閑話休題)

てな感じの停滞スパイラル中に、たまたま手にした本がありまして、コレを読んだらちょっと、いや、かなり目からウロコだったりしたのです。



『老いと病でみる幕末維新 ~人びとはどのように生きたか~』著:家近良樹先生


そうなんですよ、江戸期の平均寿命はいまとくらべるとかなり短かったっていうのは、頭ではわかっていたんですが、実例をあげてあらためて提示されると、「おお! たしかに!」と思うことがいっぱいありすぎ!

たとえば、

〇 明治・大正期の平均寿命は40代前半、昭和に入っても前半では40代後半で、昭和10年代は50代の人は『老人』あつかいだった。

〇 江戸時代、40才くらいは『初老』と見なされ、40~42才を対象にした『賀祝』という祝賀行事があった。

〇 豪胆だと思われていた西郷隆盛(享年49才)が「なんで?」な判断をして破滅に突き進んだのも、ストレスと老いの進行がかなり影響していた

〇 当時としてはかなりご高齢な公家の大原重徳が、安政年間くらいから討幕まで「どうしちゃったの?」な勢いで攘夷運動に邁進していたのは、もういつ死んでもおかしくないお年だったから、「帝への最後の御奉公」の一念で、何度処分されても、会津玩具・起き上がりこぼしのように(ゴマ目線では)立ち向かってくるオソロシイ爺に進化していた

納得です。


中でも、大飢饉の発生は、江戸時代の社会が停滞的で貧しかったからではなく、むしろ近代化途上期だったための災害(災厄)だった、という説には10枚くらいウロコが落ちましたね。

なんでも、江戸時代には新田開発の促進によって耕地面積が拡大する一方、農具・農業技術の進歩により余剰作物を生みだせる環境が整い、さほど人手をかけなくてもそこそこ生産できたので、多数が離農して都市部などに移り住んだため、ひとたび天候不順になったりすると、対応できるマンパワーが不足してしまったというのです。

たしかに、江戸・大坂等大都市の課題として、流入しつづける無宿人(無籍=人別帳に載ってない人)問題があったもんね 
松平定信なんかは、人返令とかまで出して、強制的に帰郷させようとしていたくらいだし。


……むむむ?
コレを踏まえると、拙作幕末もの、もう一度見直さないと……マズくない? 

ギャー! あっちは半年更新停止してるのに!

あっちもこっちもなんとかしなきゃー


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