OH江戸ライフ

パクス・トクガワーナ♪
とりあえず江戸時代っぽいものが好きなのです♡

やっぱ、福沢はキライじゃ~!

2017-10-22 | 人物


いえね、「福沢、むかつく!」と思ったのは昨日今日のことじゃないんですが、先日、オグさまが遣米使節団のオミソ随員に、

「ねぇ、福沢くん、アメリカのこの『新聞』って、なかなか良いよね? 君、ちょっとコレやってみない?」

的なお言葉をかけられたと知り、

(うーん、オグさまがお声をかけたというなら、福沢某とやらにもイイところがあるのかもしれない……もう一度、見直すべきではないか?)

と、反省して、偏見なく虚心に調べてみようと思ったのですが……

やっぱ、コイツは真正のクズだっ!

ちゅー結論に達したのでございますです。



そもそも、キライになったきっかけは、藤井哲博氏著『咸臨丸航海長 小野友五郎の生涯』で、それまでは、福沢某=『学問ノススメ』なるものを書き、KO大学作った教育者で、現在の日本国紙幣最高額に印刷されたオッサン――くらいの知識しか持ち合わせていませんでしたが、この本を読んでみたら……

もうホント、ひどいんだからー  !

そのひどいエピソードをいくつか挙げてみますと(だって、小題からして『お荷物随員・福沢諭吉』だよ?)

クズエピソード その1)

二回の洋行経験と英語力を買われて小野に採用されたのに、能力的には観光英語クラスで、国家間の外交交渉ができるレベルではなかった

とはいえ、日本での福沢の仕事は翻訳方(書記官)だったので(話す能力は求められない部署ってこと)、ためしに日米間の公式文書の翻訳をやらせてみたら、英語  日本語はまあまあだったものの、日本  英語は壊滅的で、公用にはとても使えないシロモノだったそうです。

(本職のはずなのに、それかい!?)

てことで、書記の仕事  本来通訳担当(通弁方)だった人に、通訳の仕事  ほかの担当へ。

現地におけるこの突然の担当変更で、交渉団内は混乱し、仕事の負担も増えて大迷惑したというのに、当の本人は、

「俺、やることないから交渉の場には出ないけど、議事録上では出席したことにしといてよ?」

と、ぬけぬけと要求しやがったというのです 

たしかに、仕事してないってバレたら帰国してから困るだろうけど、「じゃあ、そもそも誰のせいでこうなったんだ!?」って言いたいね!

あの当時は格安チケットとか当然ないから、こんな使えないヤツ連れていくにもすんごいお金かかってるんだけど


クズエピソード その2)

福沢某はとにかく仕事ができないうえ、ものぐさ。

こいつに何かやらせると、事務処理が停滞する……だけじゃなく、自分でやると面倒くさいから、雑用は現地の人間にやらせようとして500ドル(おそらく当時の交換レートでは1ドル=1両。1両=10万円として、約5000万円)の公金を持ち逃げされてしまう。

また、船便荷物の荷揚げ交渉に手間どったせいで将軍から大統領へのプレゼントが謁見の日に間に合わなくなってしまい、面目丸つぶれの事態に……

ほかにも、日本で組んだ為替がアメリカで現金化できず、現地で難渋した


クズエピソード その3)

仕事はできないくせに、私用(アルバイト)には熱心で、自分の書籍購入に奔走してばかり。

(この時買った書籍をもとにKO義塾を立ち上げたんですよ、奥さん!)

そこで、使節団長の小野は、この使っかえない男にでもできそうな仕事を命じました。

「じゃあ、君の本を買うついでに、幕府に必要な書籍もいっしょに買いつけてくれる?」

……うわ、あれもこれもアカン福沢某が唯一できそうなオシゴト見つけてあげて、使節団の中にポジション与えてあげたんやね  小野さん、やさしいね 

だって、ビンボーな徳川政府が大金かけて送った使節なんだよ。
みんな120%の仕事すること前提で行ってるのに、貢献度=限りなく0%な無能者が、きっと使節団の中でいたたまれない思いをしてるにちがいないってことで、割り振ってあげたんだよね。

――でもね、ふつーの日本人なら自分のふがいなさに忸怩たる思いを抱くはずだけど、この男は悪い意味で日本人離れしてたんです 

とーっても好意的なこの申し出に、福沢は、

「では、俺の本と幕府用のを一緒に卸値で買うから、卸値と小売値の差額をコミッションとして、俺にくださいね?」

「……は? ちょっと言ってる意味わかんないんだけど?」

「だーかーらー、どーせ、あんたの懐が痛むわけじゃないんだし、幕府には小売値(定価)の方で買ったって言っとけば、お金浮くでしょ? ソレを手間賃として、俺にください 

「バ、バカもん んなこと認められるかー


ま、当然すよね。

とくに小野さんは勘定方出身で、お金に関してはかなりキッチリしたお方だったので、このぶっ飛んだ要求には耳を疑ったにちがいありません。

……しかし、ここまで面の皮の厚いやつってそうそういませんぜ 


これって、外務省員として国費でオックスフォード大学に留学しながら、国費留学組中ただ一人修士号を取得できずに帰国した某雅子さんにソックリですな~

しかも、雅子さんは東大卒って思われてますけど、実際には東大はパパのコネで学士入学したから無試験なうえ、ここでも一個も単位取らぬまま(そもそも所属していたゼミ員が「一度も見かけたことがない」と証言)、中退

(え、それで『東大卒』って名乗っていいの?)

そして、一番のウリのハーバード大は、本家のハーバードではなく、ハーバード傘下にある女子部のカレッジ。
その当時、雅子さんパパ(某恒氏)はハーバードの客員教授を務めており、アメリカの大学は両親のどちらかが教師なら誰でも入学できるそうで、卒論はパパのコネ使いまくって、一学生じゃ調べられないようなデータをもとに書かれた明らかな代筆(たぶんパパの部下)で、やっと『学士』の称号をゲットしたようで。

あ、そうそう、外務省も試験なしの縁故枠での採用なんですって。

あら~、うらやましいね~。コネ使いまくり&学歴ロンダリングっすか~、くわばらくわばら 


――(おい、何の話じゃ!?)――


ところで、『小野友五郎の生涯』にはこの遣米使節秘話関連で、


「福沢某は団長に拒否されたのにもかかわらず、こっそりコミッションを取っていた」

「しかも、自分の本を公用書籍購入代金に混ぜて買わせていた」

自分の買った大量の本の輸送費を幕府購入品に紛れ込ませ、自腹なら重い書籍の送料は相当高額になるのに、それをタダで済ませた

これらの不正行為によって得た金額は、合わせて約15000ドル=ダールグレン砲2台分に相当する額をちょろまかした――つまり公金を横領した

という驚愕の記述もあるのですが、この公金横領疑惑については「ウソだ!」と反論している方がいらっしゃいます。


(ちなみに、こちらがウワサのダールグレン砲


ダールグレン砲(Dahlgren gun):南北戦争中、北部の海軍が使用した滑腔砲及びライフル砲の一種。


このうち、福沢が確実にやったと判明しているのは、

(一)幕府用洋書選定を断るなど上司(小野友五郎)への不服従・反抗

(自身の著作『福翁自伝』「再度米国行」の章、「謹慎を命ぜらる」の中で告白)

(二)サンフランシスコで雇用した現地人に500ドルを持ち逃げされた監督責任

(石河幹明氏(=KO卒で、福沢某シンパ)がKO義塾評議委員会の委託により執筆した『福澤諭吉伝』に記載された。「福沢が幕府勘定所に提出した弁明書」にしっかり書いてあるので確かでしょう)

(三)福沢がニューヨークで買いつけた大量の書籍(私物)を公費で運送したことによる不適切流用

(四)国内で組んだ為替のドルへの換金に手間取るという公務上の不手際

(三・四とも、上記『福沢諭吉伝』に追加収録)


というわけで、福沢某は帰国後、こうした不手際を理由に幕府から譴責され、処分を受けています。

「公金横領は事実無根」は、すなわち「福沢センセイは15000ドルもの大金を横領してない」
――「拒否られたのにこっそりコミッションを取ったのはウソ(コミッションを要求したこと自体は認めている)」
「私物を公費に紛れこませて購入していない、自費で買った」
「運送費が15000ドルもするわけない」と主張なさっているようです。

しかし、
「差額をポッケないない」
「公金で書籍購入」
「$15000という金額」は事実とは異なるとしても、
少なくとも私的購入物を公用貨物便にまぎれこませて運送費(=$15000は盛りすぎだとしても、重くてかさばるからかなり高額)を払わなかったという行為は、確かな根拠があるれっきとした事実なわけで。

本来、自分が支払わなければいけない費用を公金でまかない、しっかり利益を得ているんですから、これは立派な公金横領でしょ!?

現ナマをポッケに入れるだけが横領ではありませんっ

また、額の多寡の問題でもありませんっ


だってね、ほかの団員たちは全員私的購入品はきっちり自腹で送ってるんだよ?

なのに、こいつだけシレっと……。

で、あげくのはてには、

小野という人は頑固な官僚的人物であったらしく、自分は外国の事情を知らぬクセに、長官風を吹かせるので、(福沢)先生はこれにたまりかねて事ごとに衝突するようになったのである」(石河幹明『福沢諭吉伝』)

この書き方だと、まちがいなく福沢が弟子たちにそう言ってたんですね。

……いやはや、清々しいくらいのクズ理論ですな 


いやー、もうホントお腹いっぱいってくらいのゲス逸話ですが、こやつにはそのほかにも、適塾時代の武勇伝(?)がザックザクあるんですよ~

(自著の中で自慢しているから冤罪じゃないよ)


小ネタ1)

フグを鯛と偽って塾生仲間に食べさせ、しばらく経ったあとで(吐いたり、解毒できない頃合いを見計らって)ネタばらし。「フグ? 毒! 死っ!」と真っ青になる塾生を見て大笑い。

これで本当にフグ毒にあたって死んだら、どうするつもりだったんだろう?

この人……サイコパスじゃないの?


小ネタ2)

すごくまじめで、とても縁起をかつぐ塾生Yさんが外出しているスキに、Yさんの硯に紙を巻いて位牌チックにしたて(ご丁寧に『何何院何何居士』と戒名まで記入)、Yさんの机の上に置いておく。
帰ってきたYさんは、これ以上ない縁起の悪いイタズラに蒼白になって怒った。


ねぇ……これって、昨今イジメの問題で耳にする『葬式ごっこ』のことだよね?

これやられて絶望して自殺する子がいっぱいいるあのイジメと同じことをやって、それを自慢げに自伝に書くやつが教育者? 思想家?


けっ、なにが教育者だ! おまえこそ一から学びなおせっ!


とにかく、福沢某はまじめな人・上級武士・羽振りのいい人がキライらしく、よくそういう人をターゲットにしてイヤガラセをしていたようですが、こうしたところも、今時のイジメ加害者に共通したメンタリティではないでしょうか?

このほかにも数々のクズエピソードがございますが、胸クソが悪くなってきたので、このへんでやめておきます。

興味のある方は、ご自分で調べてみてください。

イヤになるくらい大量に発掘できますぞ。

(女性蔑視発言とか、一般大衆のことを「豚」「馬鹿」「カタワ(障がい者のこと)」呼ばわりしてます)


最後にひとこと、

「オグさま、どーしちゃったの? あなたらしくもない……


追記: 諭吉どんのさらなるクズエピソードはこちらでございます 

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【オグさま祭り継続中】 小栗上野介さまをぜひぜひ大河に!

2017-10-21 | 人物

主演は高橋一生さまで。









ぎゃー、イメージぴったりー 

資料がほとんどない直虎が大河になるなら、オグちゃまなんて全然余裕!

むしろ、ネタがありすぎて困るくらい 



そして、

容保さまは当然こちらで



家茂くんはぜひこの方に


(もちろん左の千葉雄大くんの方だよ

瀬兵衛さまは誰がいいやろ~?

なにしろ、昌平黌出の秀才で、蝦夷に左遷されている間に、きっちりフランス語習得する前向きさ、敵の多いオグさまを常に支え、ともにニッポンの未来のために奔走した熱き漢っすからね。
キャスティング難しい~

え? 慶喜? 知らんわ 

(今日はでおイモ堀りが中止になってヒマなので、妄想し放題でございまする


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行ってきたよ 佐幕派聖地・小栗忠順公終焉の地っ!

2017-10-19 | 日記



救国の英雄にして日本史上最高の能吏・小栗忠順公

いやいや、どうもみなさん、お久しぶりですぅ

じつはですね、8月にパソコン買い換えたら、編集画面に入るパスワードが消えちゃって(ずっと自動ログインしてたからね)、長らく「わっはっは、まいったね、こりゃ~」状態だったのですが、昨日、堆積した地層の中から昔のスケジュール帳が出てきて、そこに書いてあったんすよ、パスワードが

そのほかにも、畑で負傷して独眼竜生活だったので、「ブログ? なにそれオイシイの?」状態にもなってたし……。

まあ、いろいろ紆余曲折ありましたが、なんとか無事復活できました



あー、さてさて、このサボってた間、ワタクシこと佐幕派アザラシのゴマは、長年の念願がかなって、佐幕派必拝の地・小栗上野介忠順公終焉の地におもむくことができたのですっ

ああ、持つべきものは良き先輩ですぞ~ 

いつもありがとうございますぅ


てなことで、あらためて、




(オグさまとそのご養嗣子又一さまの墓所がある東善寺。ご住職の熱いレクを拝聴できます。オグさまグッズも充実)


それにしても……あー、なぜ、あの時、オグさまトートを買わなかったんだっ 
バカバカバカバカ

(「アレ持って歩くのは……さすがに、ちょっと恥ずかしいかも」とか、考えちゃったワタクシは、佐幕派失格でございます 

オグさまトート 2950(税込) ビンボーなアザラシにはちとイタイお値段 


(表)


(裏)


そして、本堂横にあるオグさまの胸像。
縁ふかき横須賀市より寄贈された由。



その傍らにある生涯の友・栗本鋤雲(瀬兵衛)さまの像(表情が妙にリアル)



ちなみに、横須賀ヴェルニー公園にあるオグさまの胸像はこちら 



(うーん、ゴマは東善寺のお顔の方が好きかな)

ここでの相棒は、横須賀造船所建設に尽力した若き天才・フランソワ・レオンス・ヴェルニー氏 




そして……



公が斬首された烏川河畔に建つ顕彰慰霊碑

「偉人小栗上野介 罪なくして此処に斬らる」と、刻まれております 



かくして、よき先達に導かれ、ゴマの鎮魂の旅は終わったのでした。


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