OH江戸ライフ

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『風が強く吹いている』書評……的なもの

2020-04-29 | 
3日前のNHKサンデースポーツで、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』が紹介されていました。



それによると、この小説が、今年の読売中高生新聞『君に贈る本大賞』を受賞したそうな

ちなみに、『君に贈る本大賞(キミ本大賞)』というのは、全国の中学・高校の先生が生徒へのお薦め本を選ぶ賞らしゅうございます。

じつは、これはゴマの愛読書で、もう何回も読み返しまくり、それでも物足りなくてコミックに手を出し、


(原作超えの秀作

当然、映画も


(もうちょっと走れそうなメンバーをキャスティングしてほしかった  いろいろガッカリでした)

アニメも完全制覇しておりますです。
(ダメだ、曲聞いたら、またちょっぴり泣いてしまった 



基本のストーリーは当然いっしょなのですが、一番よかったのはコミック版でした。

なぜなら、高校のとき全国トップクラスの長距離ランナーだったハイジが、なぜシロウト連中を引きずりこんでまで、箱根駅伝出場という無謀な挑戦をしたのかという動機が一番納得いく形で描かれていたからです 
(膝の故障があったものの、手術でそこそこ走れるようになったけれど、『走る』ことに対するモチベーションがすっかり枯渇してしまい、1人では走れなくなったハイジは、だれかといっしょなら、もう一度走る情熱を取り戻すことができるかもしれないと思い、10人で箱根を目指すのです)

それに、コミック版では、敵役の東京体育大学のメンバーも、ただの敵ではなく、強豪校は強豪校なりに、それぞれ背負っているものがあって、苦しみながら闘っているという設定にもすごく好感が持てます。
(とくに、スポーツ特待ではなく、一般入試で入学しながらキャプテンになった朝倉(忠長くんの乳母と同じ名前)が、最後の10区で「主将なのに、ここで出し切らなくてどうする!」というのは、いつ読んでもシビレます  ☚ 東体大がらみのエピソードは原作にはない)


盛り上がったついでに、安中藩の安政遠足の小説があるというのでググったら、映画のPVもできてました。

サムライマラソン
というらしい

へ? 「麒麟~」の十兵衛と信長と駒ちゃんが出てる

それに、幕府の刺客ってなんやねん  

幕末期、ご公儀はそんなところに刺客を派遣する余裕なんかなかったけどねっ

ええかげんせーい 







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