日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

メンタルな彼…

2016-04-02 12:06:46 | 日記
前に書いた、メンタルな後輩にクリニック受診をすすめたら、診断的にもうつだと言われたそうだ。

不安障害があるようには見受けられたが、うつで、すぐにでも休むように言われるなんて、少し驚いた。

入社以来見て来た性格からして、嬉しい時には笑っても、喜怒哀楽が顔に出ない人柄であり、こちらの問いかけなども負担になっていないか心配をしたものだ。

お互い何度かの人事異動を経て、縁あってまた同じ職場になったから彼にとっては幸運だったと言えるかもしれない。

何しろ、うつと診断されても、普段は別に変わりなく見えてしまうのだ。
でも私が見ていると日に何度か『大丈夫かなあ』と感じる表情になっている。

聞くと素直に、いろいろ考えて止まらなくなっていると吐露する。


そういうことなら、受診を勧めるのが少し遅かったかもしれない。
でも、今行かなければ、きっと慢性的な重い神経症に発展した可能性が高いのだ。

長いメールのやりとりをした。
愚痴や職場の立ち位置を聴くことも何度かあった。

私も自宅に食事を待つ子どもがおり、普段の残業程度なら…と、時間を割いて話を聞いたのだ。

これが、以前登場した暴れん坊中国クォーターだったらごめんこうむる。
『あの人、メンタルなんだって…』と囁かれる人達でもこんなうつな症状ではなかったからじきに治る気はする。

後輩くんは『普段どおり接してくださってありがとう』と言うが、別にね、急に暴れ出す訳じゃなし、分かる範囲なら大丈夫だから。
それに、たまたま煮詰まってるだけだと思うよ。

毎日、他愛ないことを話して気持ちをほぐす。


ところが。自分が他人のことを言えない状況になった。
今日、電話で、アンドリューと仕事の話をする羽目になった。
そいつはもう神経症を患っているから治らないのだろう。
休職して復帰したから多少普通な会話になってるかと期待したのだ。

なのに、まるで今までと一緒。
アンドリューと呼ぶのはアンドロイドのようだから。

叩き壊しても起き上がりそうな恐怖がある。アンドロイドは呼びにくいからアンドリューと名付けた。

そいつと話したら動悸がして半日調子が悪かった。

考えないようにしていたが、私のキズはかなり深かったらしい。

メンタルな彼は私を信頼しているものだから、半日励ましてくれた。

逆じゃないか…

思考が覚束ないまま、半日やり過ごした。

ストイックな人間だから、他人に悲しみや辛さを言うことができない。

人間って、辛いよね。
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