ブスに花束を。12話「カースト下位の球技祭2」

2巻のラストを語る派手回です。

去年のライン掲載時にはこの前で話が突然切られ、あー罪なとこで切るなあと思ったものです。


田端さんに嫌われたと思った上野くんが凹みまくり、最後に嫌われてないとわかり喜ぶとーってもいい回。
そういえばpixiv特別編の1は12話の後日談でしたね。上野くん、わかりやすく浮かれてて可愛かった。
埋もれさせるには勿体ないクオリティだったのでいつかコミック化して欲しい。

にしても「上野くんだけは無理」とはきつい。何も思ってないクラスメイトでもきつい言葉です。
ちょっと新橋の悪ノリがすぎましたが、新橋はそういう役回りなので仕方ない。
そして上野くんの反応に疑問を持ちましたね。

でも田端さんの応援の声だけに反応するって、そしてお約束のボールばーん。
王道です。とてもいい王道です。


で、私が今回この回を考察に選んだわけはそんないい流れの中ではなく、田端さんが上野くんに宛てた手紙のこの部分

「私が今以上、上野くんと親しくなるのは無理ということなのです」です。どう思いますこれ。

そりゃ前後の流れはありますし田端さんの性格から出て素直な言葉なのでしょうが


上野くんーこれはショック受けなくていいのー？と思いましたよ。さらっと酷い事言ってません？



まあ「嫌われてない」だけで相当安心して満足したんでしょうね。それだけ田端さんに嫌われたくなかったという落としで。

私の少年 15話「再開」

14話ラストの「ドラマなんていらない」とか23話の「蓋」とか高野先生は読者に突っ込み入れさせるのが上手いですよね。

いや、これもろドラマだ！

ははあん、蓋は聡子の心とペットボトルをかけてるなって感じです。


15話は初真修視点の話であり、中学編の始まりでもあるエポックメーキング神回。


いや、この回ほんとすごいんですよ。

真修のモテっぷりとか（友達に付いて来た子の行動は思春期あるある。狙いのline聞けなくて残念だったね）
智哉、梨衣のリア充っぷり、和樹の王道中学男子っぷり、真修のkyっぷり（いくら聡子がいないといえ修学旅行で火車かよ）
菜緒の優等生感とか色々詰め込まれていますが、当然メインは2人の再会。


転んだ聡子とコンビニに行き、飲食コーナーに待たせ絆創膏を買いに行ったのは真修の提案だろうなぁ。
少しでも一緒にいたかったんでしょうね。結果この絆創膏が2人を取り持つ小道具になるのだから転んでみるものですね。


謝罪を始めた真修を宥める為に聡子が言った「手当もしてくれたじゃない」って、おいおい聡子さん。これ理由になってない。
23話の「子供だから守らなくちゃ」といい、いざって時に聡子は真修を子供扱いしすぎな描写が出てきます。

この時は聡子視点では小学真修の印象が強いから無理ないなあと思うけれど
真修の成長に聡子の心がついていかないのは年齢差考えると仕方ないことだとは思います。

何にせよマフラーとlineが2人を繋ぐと予感させて読者も真修も安堵しましたね。
そしてIDがmakura。消えた部分はおそらくfutonでしょうね。モブだと思ったラビットたちは、実は脇役以上の活躍をしてました。


そして今回学んだ事
仙台お土産ヒエラルキーは
牛タン＞ずんだ餅＞笹かま　ということでー

ブスに花束を。3話「モブ女子の身の振り方」

この回、最新話視点で読むと中々面白いです。

クラスメイトとボーリングに行く話なのですが

1、森ちゃんと思しき女子が上野くん狙いの輪に入ってる
今は全然そんな気配ないですよね。担任同様話が進む過程で目立つようになってきました。

2、新橋初話に食い込み（初登場自体は1話）で、田端さんを「あんた」と呼んでいる
今では「田端っち」と呼び普通にいい友達です。

3、2話で意味深なラストを飾ったうぐちゃんの謎行動
まあ2人の仲を探りたかったんでしょうね。この話が掲載された時のライン（去年5月）の反応が
見事に二分（うぐちゃんいい子、いや腹黒だ）で別れてました

4、2人ともがお互いを意識してる描写が初見
田端さんにお礼を言われて「そわっ」となる上野くんと
うぐちゃんとお似合いの上野くんを見て胸がキュンとなる田端さん。

5、五反田存在が目立ち始める
1話では田端さんの名前を知らないくらいだったのに急に覚醒し
爆弾投下（うえたばの秘密）しうぐちゃんの心をざわつかせました。


うえたばの顔が現在と多少違いますが、特に田端さんは露骨に可愛くなってます

ブスに花束を。14話「女子ってめんどくさい」

うぐごたにフラグが立った記念すべき回ですが、同時にうぐちゃんの失恋確定回でもあります。


この回発表後、今までにないうぐちゃん擁護、田端さん非難の声もありましたが無理からず。
「田端さんは何も苦労してないのになぁ」とは多少なりとも皆感じたのではないでしょうか。

思うに田端さんや五反田はいい人の天才で、うぐちゃん新橋はいい人の秀才ということだと思います。

私のブス花の読み方は「うえたば！うえたば！」で、全話この2人のいちゃラブを見ていたいくらいなのですが
それはそれとしてうぐちゃんは本当にいい子だし、この回のうえたばに些かの不快感にも似た違和感は覚えます。


いやぁ、自分の努力後目に、成果横からさらわれたらそりゃいい気しないですわ。

後何気に上野くんが鬼畜。これたまたまうぐちゃんと会ったから状況伝えられたけど
少しタイミングずれたらうぐちゃんウキウキで戻ってきたらがらんどうですよ。これは上野くんでもひどすぎ。
それにさらっと言ってる「30分」がまた長いんだ。

まあでも恋ってそういうもんですよね。ある人にとっては理不尽で不条理なもんです。
モテる相手に好きな人が出来たらうぐちゃんみたいに泣く子も多いでしょう。


逆に今までずっといい子いい人でいた上野くんが、田端さんによりやっと年ごろの男子になれたのではないでしょうか。



で、五反田がうぐちゃんのナイト役になりそうですが、とても頑張ってるうぐちゃんなので
上野くんに失恋したから（仕方なく、都合よく）五反田に行くという展開は見たくないなあ。

最新29話の段階でまだ完全には上野くんを諦めていないうぐちゃんの着地点はどこなんでしょうね。

私の少年 23話「蓋」おかわり

さて来月6日の5巻、22日の24話と盛り上がりが約束されてる私少界隈。
谷間期間の今、考察でもしてみましょう。


私が気になったのは画像の2点です。
公園でのシーンと「俺、失恋したんだ」ですね

「言おうと思ってたけど言うはずじゃなかった」
言おうと思ってたとは告白の事ですよね。まだ時期尚早だったという事なのでしょうがどのタイミングで言うつもりだったのでしょうか。

受験合格時？成人になったら？

それに伴い「俺、失恋したんだ」です。
真修はまゆこに突っ込まれるまで、菜緒やまゆに言われても頑なに恋愛感情を否定してました。

それがまゆの「（真修君が求めてるのは）あの人の手じゃん」と言われ
今までの何となくはっきりしないけど悶々とした感情が「恋」であるとすんなり入って来たのでしょうね。

ヘレンケラーの水じゃないけれど、真実に気づく時は一瞬あれば十分だとは思います。

ただそれまで否定したことを受け入れた真修の心の動きをもう少し見せて欲しかったと思います。
だっておそらく照れたり、真面目な顔になったり、ベッドゴロゴロしたりしてますよ。見たくないですか？


それと聡子はミディアムの方が似合うと思うので、またトライして真修に見せて欲しいなと思います。


ああ、何か理解できました。
私もですがおそらく多数の読者は真修の喜怒哀楽、延いては聡子といる真修をもっと見ていたいんです。