とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

能登町で「田の神祭」(アエノコト)、各家で田の神様を迎え豊作に感謝し、おもてなしを。

2022年12月05日 | 日記
師走に入り、温かい日がありましたが急に寒い日がやってきました。5日、輪島市や能登町など能登の各地で『あえのこと』は能登一帯に伝わる田の神の行事で、
「あえ」は饗応を意味し、「こと」は祭りの別称。
豊穣に感謝し、見えない田の神様をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、一年の労をねぎらうという民俗行事「田の神祭り」がありました。

「田の神祭り」は翌年の2月9日まで田の神様は家に入られ、正月を越します。そして春耕に先立ち再び饗応し豊穣に祈願し再び送りされ農耕神事の一つで、
古式と厳格さをとどめており、きわめて貴重なものであります。国の重要無形民俗文化財にも指定。ユネスコ無形文化遺産もに登録されています。


柳田植物公園では公園内の「合鹿庵」で行われました。








合鹿庵では地元より遠方から観に来た人が多く、「アエノコト料理」を食する企画もありました。

午後は、能登町国重の吉村家でもあり、とし坊は合鹿庵を観て午後は吉村家の「田の神祭り」を観て「田の神三昧」を
楽しみました。

もてなす順番やお料理などには大きな違いはありませんが、神事のおもてなしの表現に若干の違いがあります。


吉村家の奥座敷


昔ながらの自在鉤の囲炉裏






田の神様を迎える準備が整い、囲炉裏の間で一休み。


このあと神様はお風呂に案内されます。座敷はお料理がならびます。




豊穣に感謝し、見えない田の神様をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、一年の労をねぎらうという神事。


神様の識名「甘酒」も振る舞う。



家長は、お料理の説明をし神様の好きな甘酒をも勧める。


一連のストーリーで神事が進み終わった後には、参加者には体験の場面


他のお客には、ぼた餅と魚のすり身の味噌汁が振る舞われました。

とし坊もおよばれしました。
来年の2月9日、お迎えのときと同じ料理でもてなして、田まで送ります。













コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「あなたに残せるだろうか」... | トップ | 鵜樣不在で盛り上がらず、そ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事