とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

五月の街に絢爛豪華な芸術品が巡行する「御車山」

2017年05月01日 | 日記
もの5月1日、朝からどんよりした空。時折小雨の天候。TVでは実行か中止か・・・・役員会で協議中のニュース。
高岡の友人から「ヤルッ!」と電話があり行ってきました。

高岡に到着してもどんよりした空模様





坂下町を通ると山宿から役員の方々が集合場所に向かうところでした。坂下町は御車山巡行の露払いとして「源太夫獅子」(げんだいじし)で御車山を先導するしきたりです。






御車山をご招待する家では、簡単な祭壇にお供えします。山は立ち止まり神事をします。


そもそも御車山の天正16年(1588年)に豊臣秀吉が御陽成天皇を聚楽第に迎え奉るときに使用した御所車を、加賀藩祖前田利家が拝領し、高岡開町の祖・二代前田利長が慶長14年(1609年)、高岡城を築くにあたり町民に与えたのが始まりとされており

 前田利祐(前田家18代現当主、宮内庁委嘱掌典)さんが出迎えた役員の皆さんに挨拶の最中でした。














午前中は雨で一部のお祭りと巡行がなかったせいか沢山の人出です。巡行の様子を見てください。




この2枚は方向転換のものです。全部で7基の御車山ですが二番町の御車山だけが二輪です。方向転換するときには4輪のものは目を持ち上げ前車輪を浮かせて一気に旋回しますが
2車輪の方は車輪を軋ませながらそのまま転換します。




裃を着けた子役たち、記念写真を撮る子供たち。お祭りの中には子供たちの登場が嬉しいです。良い被写体です


街の中で、祭りの展示がありますがその前で着物姿の子供たちが応えてくれました。

午前中の雨も「本当にふりましたか・・・・?」と言いたいほど青空が戻り今年もすてきな御車山祭を見ることができました。
高岡名工の技は金工、漆工、染色など工芸技術の粋が車輪や高欄、長押などに施された華やかな御車山はいつまでも飽きを感じさせません。












コメント
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