






秋田県北部の町、藤里町。これが2回目の訪問である。初めて藤里町を訪れたのは2021年のことだった。それまで幾らでも機会があったのに藤里町に行かなかったのは、世間を騒がせた児童連続殺人事件があった町だったからである。事件のことを想うと胸が締め付けられる。加害者に同情するつもりはないが、あまりに切ない事件である。更にいえば、この小さな町にはワイドショーの取材班が長期に渡り張り付き、地元住民との間に軋轢や衝突もあったと聞く。スティル写真とはいえ、カメラを手に町を歩いて良いものか逡巡したのも事実である。だが前回の訪問時に町を歩いて、藤里町はそんな暗いイメージの町ではないことも知った。今後は事件のことではなく、町の違う一面を見ていこうと思ったものだ。そこを踏まえて次に行きたかったので、敢えてもう一度触れた。
さて、藤里町の町並みの特徴は、独特の色合いである。バラバラの建物の色や風合いが微妙に混じり合い、藤里カラーともいうべきトーンを出している。基本的には茶色をベースにし、それが風雪に耐えて劣化し、何ともいえない表情を見せる。それは哀感溢れるものであるが、同時に突き抜けたような雰囲気も感じられる。北の田舎町。桜さえも咲いていない陰鬱な天候。それでも何かラテンの匂いがするから不思議である。
X-T5 / XF23mm F1.4R LM WR
母親が我が子と近隣の子どもを
殺害したという事件でしたね。
メディアは自分達が「正義の味方」
「世論の代表」のようなツラをして
傍若無人に振る舞います。
一度、京都の祇園を歩いていたら
「撮影の邪魔やからそこどいてくれ!」と言われたので
「ここはお前らの私有地とちゃうやろ。
お前らこそ邪魔にならんように撮影しろや」と
怒鳴りつけましたわ。
応援ぽち
藤里町は父の故郷なんです。
もう…今は兄弟も他界されてしまって…。
2019年に訪れた時はもう随分と寂しい印象でした。
写真は、どの辺りなのでしょう。
父の実家エリア位しか土地勘がないもので、
写真の建物の印象は全く記憶にありません…
白神山地の足元…という印象で、とにかく自然が豊富で水が綺麗なところです^^
ここに報道陣が張り込んで、あらゆる住民にマイクを突きつけたそうです。それでも高齢のおばあちゃんなんかは、「何か話さないと悪い」と何かしら話すと、それを都合の良い切り抜きで使う。まあ今と同じですね。今は静かな町に戻りました。
追伸:二条城などで同じようなことがありました。丁寧にお願いしてくるクルーだっているのですが・・・。
この日は曇天ですが、天気がカラッと良いときには、異様に明るい顔になる町でもあります。冬の間にこの町に籠もって暮らすことをよく想像しています。そのあと春が来たら、どんな思いを持つだろうかと・・・。
この場所は町役場の周辺です。集落のなかでは北のほうです。南側と西側に3〜4のまとまった洲らlk雨があるようでした。