朝晩はめっきり涼しくなる東北地方。夜は天然クーラーよろしく快適に寝ることができるようになった。でも昨日は夕方になっても蒸し暑かった。エアコンで涼みながら夕方の一時をダラダラと過ごしていた。ふと気づくと、外は妖しい夕陽に染まっていた。こんな時にカメラ片手に外にでも出ず、涼しい室内で寛いでいたなんて、写真撮り失格である。慌てて飛び出したものの、夕日は腐りかけの肉のような状態だ。すでにピークを超えて香ばしい匂いを発している。もう出かける時間は残されていない。結局、裏庭から撮るしかない。人様の家屋を背景に写真を撮らせて頂いた。とにかくそのとき現場に居なくては写真は撮れない。改めて実感した。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR