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No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

カモメかウミネコか、それが問題だ

2017-03-20 | 




津軽海峡冬景色には、「凍えそうな鴎見つめ泣いていました」というフレーズがある。ネットで検索すれば分かることだろうが、僕には「カモメ」と「ウミネコ」の区別が付かない。竜飛崎突端の帯島に行くと、それらしき鳥が沢山いた。あまり人を恐れないようだ。普通の標準ズームで楽勝に撮影できた。上がカモメで、下がウミネコ?


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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灯台

2017-03-10 | 
先週末は久々に雪が降った。出先でも気温と服が合わず寒い思いをした。でも、空の色、空気の肌触り、陽射しの強さ、様々なものが「もう春が近い」と言っている。

X-PRO2 / XF14mm F2.8R
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冬の浜

2017-01-06 | 









これは数日前の写真だ。僕は静岡の海沿いの町で生まれ育った。冬の海は冷たくて厳しいと思っていたが、やはり日本海側の厳しさ(寂しさ)とは比べものにならない。いまは秋田の地で十年以上暮らし、冬の日本海にも慣れてきた。静岡では、人々は何かと海に行く。暑い夏の夕方や夜には、夕涼みと称して海辺でビールを飲む人たちもいた。冬だってビールこそ飲まないけど、散歩したりする。いらないものも昔は海で焼いていた。海辺のことは、「浜」と呼び、庭の延長みたいに考えているところがある。ちょっと浜に行ってくる、そういう感じで海に行く。
一方、日本海の海辺は民家とは離れたところにあることが多い。正確にいえば、日本海の民家は海辺から離れたところに建てられている。しかも冬は凍てつく強烈な風で近づくこともままならない。だから気楽に浜に行く人はそう多くない。そんな日本海だけど、年末年始の秋田県は穏やかな気候で、写真の通りの状況だった。これは中々稀有なことである。



X-PRO2 / XF23mm F1.4R


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クラゲは闇に浮かぶ

2016-12-11 | 













まあ大体いつも通りの撮影。少し変わったシーンとしては4枚目で、小さなプランクトンを餌として与えているところだ。じっと見てもどうやって食べているのかはよく分からない。ちなみにこの写真は「クラゲ水族館」として有名な鶴岡の加茂水族館で撮影した。


※誤解のないよう明記しておくと、基本的には撮影禁止の水族館である。単純にクラゲの生態保護の観点からの措置だ。以前はキッパリと入場時に撮影禁止を名言していた。現在は状況を注視しながら迷惑がかからない範囲は黙認される。迷惑がかからないとは、他のお客さんの迷惑にならないこと(三脚等を使用したり、水槽を独占しないこと)に加え、フラッシュ撮影の問題だ。真っ暗な水槽のクラゲを撮影しようとフラッシュ撮影をしてしまう人がいる。フラッシュを焚いてもクラゲは綺麗に写らないし、クラゲに相当のストレスを与えることになる。フラッシュ撮影を強制禁止にする方法が分からない方もいるので、当初全面撮影禁止が徹底されていたのも頷ける。館内には、スタッフ(館長も)が巡回しているので、分からないときは相談すれば良いと思う。

クラゲの生育に悪影響がなければ今後も同様の状況(一定条件での黙認)が続くだろう。逆にマナー違反が多ければ、全面撮影禁止となるかもしれない。このまま撮影できる状況が続いて欲しいと思っている。そんな状況には目もくれず。クラゲはユラユラと闇を漂っていた。



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS


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逆さクラゲ

2016-12-10 | 

EOSから富士Xに移行した際、「これだけは諦めなきゃな」と思っていたのが、クラゲ撮影だ。EOS6Dでは、ISO12800かつハイブリッドIS(何のことやらよく分からない)のマクロレンズで撮っていた。それに準じていないと無理ではないかと敬遠していた。ところが、今回X-PRO2で撮ってみたら、全然いけることが判明した。とても嬉しい。驚くことなかれ、これjpegですよ。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS


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透明に近いブルーな空

2016-11-19 | 

11月の港の空は、薄いブルーに染まっていた。もう夕暮れが近いのに、産まれたての朝のような透明感を保っていた。そして雲は、その空の下に低く垂れ込めていた。こんな穏やかな港の空は、秋田では今年のうちにあと数回しか見ることはできないだろう。


X-PRO2 / XF14mm F2.8R


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2016-11-17 | 





僕は海沿いの町で生まれ育った。子供の頃から漁港には慣れ親しんでいた。あの重油にまみれた船の匂いや、漁網に残る魚のすえた匂いを、今でも鮮明に覚えている。その産まれ育った太平洋添いの町と、今僕が秋田で見る漁港では雰囲気が全く異なる。日本海の漁港は、荒波を避けるために人口の内海を造成している。穏やかな日本海は、穏やかな太平洋よりも静かに見えるほどだ。それでも間も無く、この穏やかな内海にも強烈な風と波が押し寄せるだろう。




X-PRO2 / XF35mm F2R WR


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予感

2016-10-08 | 

ここ最近、少し強い風が吹く日には海が荒れるようになった。空が曇りでも、場合によっては晴れていても、海には大きな白波が立っている。秋が深まり、更には冬が近づいてくる。そんな予感が漂う。

追伸:滅多に撮らなかった滝の写真を撮ったり、海を無意味に長時間露光で撮ったり・・・。これらの写真を撮ったのには理由がある。小旅行用にトラベル三脚を買ったからだ。大型の三脚は持っているが、よほど気合を入れないと持ち出さない。トラベル三脚を買ったら嬉しくて、持ち運びも楽チンで、ついつい色々なものを長時間露光で撮ってみたくなる。ちなみに無理無理長時間露光にするために「可変式のNDフィルター」というものも購入した。1500円程度の中華製で、グルグルとリングを廻すと変な影が出る位置もあるが、滅多に使わないので、それで十分だと思った。



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS


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秋霞

2016-09-13 | 

霞んだ海の向こうには、男鹿半島が見えた。釣り人は、一人静かに糸を垂らしていた。雨が近いのか、時折吹く風はぬるっと生暖かった。写真撮りは感傷に浸り、釣り人は静かな闘志を燃やす、初秋の海だった。


LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH


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Summertime

2016-07-27 | 

7月後半のある日、夏の盛りの日本海の海岸である。この場所にはビーチという言葉は使えないだろう。この物哀しい海を見ると、ジャニス・ジョップリンのサマータイムが頭の中に響いてくる。50mmレンズで撮ったのだが、まるで広角レンズで撮ったかのような広大に見える砂浜だった。


Janis Joplin - Summertime



LEICA M9 / SUMMILUX 50mm ASPH


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