goo blog サービス終了のお知らせ 

No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

魚眼日和②~魚眼日和は釣り日和

2021-05-14 | 
空は快晴。左手には鳥海山。入江の向こうは日本海。並んで座る釣り人二人。漁から戻る漁船。良き日かなと思う。ファインダーを覗きながら歩くと、危うく海に落ちそうになった。

X-PRO3 / KALMAN 8mm F3




コメント (4)

灰色のゴールデンウィーク

2021-05-04 | 
魚眼レンズでまた遊んだ。新型コロナ対策で遠出の叶わぬ大型連休。東北地方では天候も不順で、朝晩は寒くてストーブをつけている。海に行っても春らしさはなく、一面グレーな世界が広がっていた。まるで人様の心模様のようである。

ここ最近、秋田県でも新型コロナ新規陽性者が増えている。その殆どは秋田市川反の夜の飲食店などから発生している。これまで都会の方が新型コロナ対策で政府や行政を批判する姿を見て、多少の疑問符を持っていたが、氷解した。秋田市長は「対策がされている飲食店を選んで行って欲しい」とニタニタしながら会見していた。そういう問題ではないのである。夜の飲食店などではなく、キャバクラや風俗店(派遣型含む)などから発生しているのである。大多数のまともな飲食店は既に感染対策はしているし、そこから発生した話も聞かない。キャバクラや風俗店で発生した陽性者が家族にも感染させているのだ。そこをハッキリと宣言し、「選んで下さい」という曖昧なことではなく、もっと強い要請を行うとか、パトロールするとか、やりようがあるのではないか。地元マスコミも数ヶ月前は、「秋田市内のキャバクラで感染した模様」などとハッキリ報道していたが、今では「川反の飲食店」とぼかし始めた。

※キャバクラよりも風俗店経由という強い噂もある。真偽は不明だが、派遣型風俗店の女の子が緊急事態宣言下の都市で仕事を失い、比較的感染が緩い東北地方の大きめの都市に出張している。そんな噂が当地では行き交っている。


X-PRO3 / KALMAN 8mm F3
コメント (6)

天空の裂け目

2019-12-09 | 
冬の日本海。空の雲が裂け、光が海面に差し込んでいる。あたかも裂けてはいけないところが裂け、漏れてはいけないものが漏れたかのような眩しさだった。


X-PRO2 / XF35mm F1.4R








コメント (4)

ダークな気分〜(終)灰色の季節がやってくる

2019-11-01 | 
去っていく時は寂しく感じるのに、また来ると気分が沈むもの。大喜利ではない。冬である。実のところ、冬は雪かきなど辛いこともあるけど、良いことも沢山ある。そして冬が終わる頃には、まだ終わらないでくれと思ったりもする。でも、秋が終わり冬が近づくと、気分が沈んでくるのも事実だ。

気づけば、もう11月。東北では、いつ雪が降ってもおかしくはない。海岸に行ってみれば、どんよりと灰色の空と海が広がる。季節の変わり目を目の当たりにすると、ダークな気分にもなるぜ!。




X-PRO2 / XF90mm F2.0 LM WR


コメント (6)

サヨナライカ2018年

2018-12-31 | 
21世紀になったのは、つい最近のような気がするけど、実際は18年も経過した。そしてもうすぐ平成も終わろうとしている。やがて僕も「昭和の偏屈ジジイ」と呼ばれるだろう。複雑な思いで去りゆく2018年を想う。この一年間、当ブログにお付き合い頂いた全ての皆様に感謝します。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
コメント (6)

クラゲの世界(終)

2018-11-25 | 




クラゲの世界は終わらないので、僕のクラゲ写真シリーズ(といっても2回だけど)が終わるということ、加茂水族館の入場料は、大人一人あたり千円である。家族5〜6人で行くとなると、それなりの出費ではある。でもたまに一人二人で行くのであれば、映画よりも安いし、お得だと思う。1〜2年に一回のペースで見学に来るが、次に来るのは何時だろうか。



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
コメント (4)

クラゲ水槽は小宇宙

2018-11-24 | 








山形県鶴岡市の「加茂水族館」、通称「クラゲの水族館」である。夏は混み合うので、冬の寒い時期に行く。一時期は撮影禁止にもなったが、現在は「混雑時はご配慮ください」と一応撮影自体は認めてくれている。とはいえ、子供の見学を優先すべき場所なので、オジさんが眼の色を変えて撮影する場所ではない。何度となく行っているので、撮影のコツみたいなものが分かってきて、短時間でも十分堪能できるようになった。今回は二回に分けて掲載する。初回のテーマは「小宇宙」である。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
コメント (2)

モノクロの短い旅(最終回):南極観測船しらせ

2017-09-16 | 







すでに書いた通り、帰路は酒田を抜けて秋田方面に帰るルートを選んだ。「南極観測船(砕氷船)しらせ」が酒田港に停泊し、一般公開されていることは偶々知った。これも何かの縁だと行ってみることにした。残念なことに内部見学はタッチの差で間に合わず。外から見ることしかできなかった。想像以上に大きな船だった。大きな船に憧れるというのは男の本能なのだろう。
Mモノクロームだけを持ったモノクロの短い旅は、これで終わりである。いつも以上に楽しかった反面、写真を撮ることの難しさにも直面した短い旅だった。


LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
コメント

日本海

2017-06-28 | 
日本海である。潔いほどに何もない。こういう海外線が何十キロ単位で連なっている。箱庭のような時もあれば、天地創造の時もある。良くも悪くも、太平洋とは別の世界観、そこにはある。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
コメント

日出ずる町、日沈む町

2017-03-22 | 
僕は西伊豆で生まれ育った。西伊豆の海に落ちる夕日は見事で、海の上にオレンジに染まった真っすぐな道が出現した。夕日が落ちる瞬間は「ジュッ」と音がするのではないとすら思った。その見事な夕日を見ることができる代償として、感動的な朝日を見る機会はなかった。朝日は山の間から上がり、太陽が姿を現す前に、すでに町は明るくなった。感動的な要素はあまりない。同じ伊豆でも東海岸に行けば、感動的な朝日を毎日のように見ることができる代償に、夕日は平凡だったのだと思う。人な何かを得る代わりに、何かを諦めなければならない。これは僕が学んだ教訓だった。

ところが、津軽半島最北端の地、竜飛では事情が異なる。太陽は東の海から昇り、西の海へと沈む。同じ地にいながら、その両方を見ることができる。昇る太陽と沈む太陽の両方を得た代わりに、当然諦めているものもあるとは思う。僕の滞在時は夕日ははっきりと見えなかったけど、綺麗な日の出を見ることができた。久々に見た朝日は、とても美しかった。寝ぼけ眼で浴衣を着たまま、ホテルの窓のガラス越しに撮ったのだけど、あとで廊下にでたら目の前にあるドアを開ければ、階段からばっちり撮影できたことが分かった。惜しいことをした。画面奥に見える地は、下北半島である。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
コメント (6)