goo blog サービス終了のお知らせ 

No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

仙台四郎がいる場所

2022-01-12 | 街:宮城





昨日の仙台銀座等々の写真は、この寺院への初詣の際に撮ったものだ。アーケード商店街の谷間にある寺院で、地元の人に愛されている。また、かつて仙台に出没したという「仙台四郎」を祀る寺でもある。仙台四郎は、東北の山下画伯(清)的な人物で、氏の出没する店は須く繁盛するとのことで、生き神的な扱いを受けた人である。それを受け入れて祀る寺院の懐の深さにも驚くばかりだ。毎年、ここで商売繁盛を願うのである。街中(アーケード)に参拝するところがあり、買い物客が当たり前のように参拝する。なんか良いなと思う。


LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
コメント (2)

銀座とアメ横(但し、仙台の)

2022-01-11 | 街:宮城





「◯◯銀座」というのは、日本全国にある。こんなところを銀座と呼ぶな、そう思うような場所も多い。でも、それは銀座への憧憬が為せる技であり、おらが町の繁華街を本家に倣って銀座と呼ぶのである。「◯◯富士」と同様、本家は目クジラ立てずに堂々としていれば良い。
とはいえ、仙台・・・。仙台は東北地方の中で群を抜いて大きな町である。繁華街と呼べる場所だってかなり広い。広いのに、仙台銀座として選ばれたのは写真の上2枚の場所である。もっと他にあるだろう。誰だってそう言いたくなるが、これが僕には「じわっ」と来て堪らない。ちなみに下2枚は、仙台朝市という市場。ここを僕は「仙台のアメ横」と呼んでいる。仙台四郎さんの所に初詣と中古レコードの初売セールに行ったので、残りわずかな時間で撮った写真だった。


LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
コメント (6)

今月のベスト路地賞(当社調べ)

2021-10-14 | 街:宮城





基本的かつ高レベルの路地で、いわゆる呑み屋小路である。車は進入できず、歩くことしかできない数十メートルの通りには、異次元の世界が広がる。店の外を収納庫代わりに使い、棚やら鍋窯まで普通に置いてある。異様なことの筈なのに、何の違和感もないのは何故だろう。「店の外と内」ではなく、「小路の外と内」という概念が成立している。
適度な場末感があるとはいえ、変な立地条件ではない。小路の出口は、仙台三越の社員出入り口に繋がっている。理想的な路地である。当方認定の「今月のベスト路地賞」を贈りたい。そういえば一度も夜には行ったことがない。近いうちに機会があれば良いなと思う。

LEICA M10 MONOCHROME / SUMMILUX M50mm ASPH
コメント (2)

色への未練を断ち切った町並みにて

2021-10-12 | 街:宮城










昔、都会に住んでいた時は、「仙台は夜になると暗いし、中途半端な都会だな」と思っていた。秋田県在住が15年近くなった現在、仙台は大都会に見えるようになった。今回改めて気づいたことがある。僕は町の写真を撮る男だが、モノクロで撮るか、カラーで撮るかを予め決めている。仮にモノクロで撮ると決めても、カラーで撮りたくなる微妙な色合いの何かを発見し、心惑わされることが多々ある。その恩讐を乗り越えた先にある何かを目指すのであるが、なかなか覚悟のいる作業でもある。

ところが、何故か仙台の街は様子が違う。カラーで撮っても良いけど、モノクロで撮った場合、色への未練をスパッと断ち切ることが出来る。色合いが乏しいわけでもないのに、未練がわかない。一体どうしてなのか、自分でもさっぱり分からない。そうは見えなくも、モノクロが似合う町並みなのだろうか。田舎の小さな町でばかり写真を撮ってばかり(ネガティブとは限らない)いるからだろうか。次回、仙台編、最終回です。


LEICA M10 MONOCHROME / SUMMILUX M50mm ASPH
コメント (4)

路地でないのに、路地としか思えない場所

2021-10-11 | 街:宮城






路地は元々「露地」と同義である。建物と建物の間の道路で、かつ屋根などの覆いがない場所を指すのだろう。仙台壱弐参横丁はバラック造りの建物の集合体であり、増築によって屋根や階段が出来ている。本来は露地であった通りは、建物内部の通路と化している。これを僕は勝手に「屋内路地」などと呼んでいるが、厳密には路地とはいえない。いえないけれど、路地にしか思えないのも事実である。いつもは35mmレンズで撮るけど、ここは50mmレンズで撮りたくなる。そういう場所は良い場所に決まっている。

LEICA M10 MONOCHROME / SUMMILUX M50mm ASPH
コメント

短い休日は終わった

2021-06-13 | 街:宮城







短い仙台詣は、あっという間に終わった。初詣、昼食、そして家人が三越で惣菜を買っている間に、僕は中古レコードを何枚か買った。あとは早々と帰路に着く。今回の写真は、その合間に撮ったもので、単なる定点観測だ。帰りは東鳴子温泉で入浴した。ささやかな休日はそれで終わった。秋田と宮城間の交通は、バイパス道路開通で便利になった。季節的にも日が長い時期だ。帰宅しても、まだ外は明るかった。もう2時間はゆっくりできたと思うが、時節柄仕方がない。

追伸:明日から数日、久しぶりの青森モノを掲載します。諸事情で数回分しかありませんが、是非見て下さい。

X-PRO3 / XF23mm F2R WR
コメント

記憶の中のラーメン〜一蘭の味

2021-06-11 | 街:宮城
コロナ禍以降、僕の外出(遠出)頻度は極端に減った。特に人が多く集まる都市部へ出かけることは滅多にない。今般、どうしてもそこに行く理由があり、仙台市まで出かけてきた。仙台は東北の中で一番大きな街だ。

話は突然変わるが、僕は「一蘭」のラーメンが好きで、以前はよく食べたものだ。福岡、大阪、渋谷、池袋など5〜6店舗に行ったことがある。秋田に住むようになってからは、すっかりご無沙汰となっている。ここ10年は食べたこともない。今回、仙台に行ったところ、一蘭仙台店が出来ていた。勿論食べた。思ったより感動しなかった。記憶の中で味を美化し過ぎたのか、僕の趣向が変わったからなのか、理由は分からない。あの「舌が切れるようなシャープな味」は再現されなかった。何回か食べると、あの感動が蘇るのだろうか。それとも記憶の中の味と戦えば、現実の味に勝ち目はないのだろうか。この検証を続けたいが、そうそう行けないのが田舎者の難点である。

追伸:しかしながら、遥か昔から「感染症対策」が万全にされているレイアウトには感心する。

X-PRO3 / CALMAN 8mm F3
コメント (4)

5ヶ月遅れの初詣

2021-06-10 | 街:宮城




商売繁盛を願えば、神仏にすがりたくもなる。毎年、僕は「鶴岡の善寳寺」、「出羽三山神社」、そして「仙台の三瀧山不動院」の初詣に行く。善寳寺と出羽三山神社には新年早々に初詣に行ったが、コロナ禍の影響で「仙台の三瀧山不動院」にはまだ行っていなかった。これが気持ち悪くて仕方がない。何か悪影響はあるのではないかと不安感が募る。他にも所用があったので、この機会に遅くなったが参拝しに出かけた。これで安心である。

X-PRO3 / CALMAN 8mm F3
コメント

ついでのGW(終)〜再び歩くその日まで(宮城県村田町)

2021-05-10 | 街:宮城






仕事絡みで福島に行ったのは、GW初日。用事を済ませ、夕方に宿に入ってからは外出すらしなかった。翌日はもう家に帰る。朝、温泉街に立ち寄り温泉卵を買い、道中で宮城県白石市でトイレ休憩し、そして最後は宮城県村田町で昼食を食べる。それぞれのタイミングに10分から15分ほど町を歩いて写真を撮った。最後の立ち寄り場所である村田町。ここは「綿花」の集積地として栄えた町で、蔵造りの店舗が数多く建ち並ぶ町並みは壮観だ。こんな時にじっくり写真を撮ることは難しいので、状況が落ち着いたら、ゆっくりと歩いてみたいと思う。早くその日が来ることを願う。途中に別ネタを交えつつ引っ張ってきたGWシリーズは、これで終了です。

追伸:村田に来るたびに「鶏卵」を買う。安くて美味い鶏卵は、黄身がプリプリしている。ランチもその卵を使った「卵かけごはん」。旨い。

X-PRO3 / XF23mm F2R WR
コメント

言い訳無用の白石

2021-05-09 | 街:宮城









福島からの帰路ルートは、まず一般道で宮城県の村田町まで行く。そこから山形自動車道に乗り、山形県の東根市を経由して秋田方面に帰るのだ。そんな面倒なことをしなくても、福島西ICから東北中央道に乗ればダイレクトに東根に行くこともできる。行きはそうしてダイレクトに来たので、帰りは一般道経由で戻ることにした。あちこち寄ったように見えるかもしれないが、実際は土湯温泉を出た後、トイレ休憩として宮城県の白石市に寄り、高速道路に乗る前に村田町で昼食休憩をしただけである。白石と村田で各々10分から15分ほど町並みの写真撮影をした。今回はその「白石編」となる。

最近はお出かけついでの撮影には、便利ズームレンズである XF16-80mmF4 R OIS WRを使うことが多い。便利さ以外にも、「ガチじゃないんですよ」的な言い訳も入っていると自覚している。それを本来のXF23mm (35mm相当)に戻すと、言い訳できない気分になる。その割に写真は変わらないので、焦燥感も募った。やはり始終町を歩かないとうまくいかないものだ。ちなみにズームレンズは、価格も大きさもXF23mmの倍以上で、手振れ補正機能もついている。一方XF23mmは不安になる位に小さくてシンプルなレンズである。でもこれが僕の刀でなのである。

X-PRO3 / XF23mm F2 WR

コメント (2)