上段の写真は。5月10日の由利高原鉄道・曲沢駅。相変わらず列車と遭遇出来なかったが、駅の前の田んぼには水が張られ、田植えの準備が進んでいる。少し気温は低めだったけど、5月らしい青空だった。さて下段だが、これは3月9日、丁度2ヶ月前の曲沢駅だ。何度も言って悪いけど、僕が左足を骨折した当日朝の写真だ。思い返せば3月に入ると、周囲の雪は殆ど溶けて、春が近いことを感じていた。ところが前日から再び雪が振り、田んぼも白く染まった。この日に僕は足を挫き(別の場所)、翌10日に病院で骨折と診断され、ギプスをつけた。季節の隔たりを超えて、隔世の感すらある。何という長い時間が・・・。
診断によれば、全治3ヶ月。つまり医療上のケアが不要になるときは、もう6月になっている。その頃には田んぼは、緑の若い稲穂に覆われているだろう。そして僕も不自由なく、東北の町並みを縫うように歩いていることだろう。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR