日本海の海沿いを走る「特急いなほ」。12月には珍しい(恐らく数回しかない)快晴。そして穏やかな海。本来であれば灰色の海と空、そして白く大きな波頭。カラーで撮っても、モノクロで撮っても変わらない景色だったかもしれない。今回は特に鉄道写真を撮ろうとはしたわけでない。というより、そもそも僕は鉄道写真を撮りには行かない。駅の写真を撮るか、偶然通過した車輌を撮るだけだ。この日も天気が良いので、高台に行って海の写真を撮ろうとした。丁度良いタイミングで列車が通過していた。
僕は、この「特急いなほ」に乗って、新潟市とか村上市に行くことがある。冬が多い。かなりの確率で、列車の遅延(強風による)が発生する。出来れば、こんな穏やか日に乗ってみたかった。ぽかぽかの窓際で居眠りしてみたい。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
特急いなほは、2005年にて強風での脱線事故を起こし、5名の方が亡くっています。
山形、秋田の鉄道は、その教訓から「これは大丈夫だろ」という感じでも、運行停止やスロー運転をします。
突然、代行バスの乗り換えろ、と言われると困惑しますよね。
曇り空が多いゆえに、逆に数少ない青空(と青い海)が貴重に見えます。
そんな晴れた日は、撮る人よりも「乗る人」になりたいです。
これは素敵ですね!!
所謂“鉄道写真”というモノの中で、「列車が在る風景」として画を創るような感じの作品が見受けられると思います。これは正にその「列車が在る風景」ということで、「時季としてはやや珍しい?」という程度に穏やかな日本海を背後に駆け抜けている美しい車輛が、色々な思いを掻き立ててくれます。
自身でも「敢えて列車が通る様子を撮りに何処かへ足を運ぶ」というのは余りやりません。駅で視た車輛を撮る感じ、居合わせた場所で鉄道車輛を画に入れるという按配でしょうか。路面電車に関しては、数時間を費やして沿線を動いて、眺めて写真を撮るということもしますが…
日本海沿岸を往く旅に想いを巡らせてくれる素敵な画に感謝!
仰る通り、鉄道が走っている「海の風景」と思っております。でも風景写真も門外漢で・・・。
列車が通過するタイミングで白鳥が頭上をとんだのですが、それがぴったり合えば良い画になったのにと残念です。
でも共感頂けて嬉しいです。