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第44話 世界で一番受けたい授業

2005年03月12日 23時28分10秒 | 身辺
テレビ見てたら、「世界で一番受けたい授業」という番組をしていた。
齋藤孝という先生が国語の授業を教えていた。
いや、授業じゃないな、あれは。

音読させたり感情移入させたりして、
「脳を高速回転」
させることが目的らしい。

有名な文章を使ってトレーニングするので、
「国語」と分野分けされていた。
しかしあの授業はもっと広い凡庸性があると思う。

最近、私も「脳の高次元活用法」みたいな事を考えていた。

○声に出して文章を読む
○身体を使って勉強する
○五感をフル動員して物事に挑む
○リズムに乗りながら、考える

そんなことをテレビで述べられていた。
私も同じ考え方であるし、
今回の長旅で得たことはその事である。

やられた!
私もベストセラーが書けたかもしれない!

オーケー、オーケー。
齋藤さんの上を行く教育方法を開発すればいいわけね。
それを体系立てて、うまく時代のニーズに合わせて加工すればいいわけね。
なんとかできるんじゃない。

相手が生々しく想像できるように伝えること。
相手が伝えたい事を生々しく感じること。
この二つが揃って、始めて「言葉の使い手」となる。

ダウンタウンの「松チャン」はプロです。
あれはね、凄いね。
例えが生々しいね。
誰でも知っている事で例えてくるところがプロだ。
「~の~の~」
という微妙で詳細な例えが上手い。

最近のテレビ番組では例える時に、
左下辺りに似顔絵やら風景やらが出てきますね。
松チャンはあれがなくても、みんなに解らせることが出来る。
それが凄いんや!

私が欲しいのは、あの生々しい「例え力」です。
一言で相手に突き刺さり、
一言で相手を癒し、
一言でみんなをまとめ上げる、
あの力なんや!

長文で相手に分からせるなんてレベルが低いことです。
校長の長話のように聞き手のレベルを考慮せずに、
ながなが難しい例えや漢字を用いて話すなんて、
下の下です。

難しい事(本当は単純な事)を話している自分が素敵、
みたいなナルシストは駄目。

言葉を使って気持ちを伝える。
目的は気持ちを伝えることです。
気持ちが伝わることこそがゴールです。

抱きしめる。
叩く。
表情を曇らせる。
歌う。
絵を書く。
走る。

全て気持ちを伝えるための手段です。
叩いて伝わるものなら叩けば良い。
抱きしめて伝わるものなら抱きしめれば良い。

今思ったけれど、
人間ってそしたら、
自分の気持ちを誰かに伝えるために生きているのかなぁ?

伝える手段がわからない人はつらいのかな?
自分を分かってもらえない人はつらいだろうな。
そんな人はどうすればいいのかな?

松チャンのように自分の気持ちを的確に表現でき、
それがみんなに伝わった時は、
気持ちがいいのだろうなぁ~。
羨ましいなぁ~。

その気持ちが相手に届き、
共有されたら尚のこと気持ち良いだろうね。
好きな人への告白
旧友との昔話
みたいなこと。

国語っていうけど、あれはね、
自分の気持ちを正確に、
生々しく伝える技術を教えるものなのか。

この修飾語がここに掛かっているからとか、
この入試頻出漢字は重要だとか
(むしろ人生で頻繁に使用できるから重要、と教えたほうがいいかも)
そんな風にしか教わってこなかった。

「気持ちを伝える授業」として運営されれば、
これほど面白く、ためになる授業はないんじゃないかな?

長く打ちこんできたけれど、
以上は打ちこみながら考え付いたことです。

芋づる式に私の畑から掘り出されたイモ達です。
私も何が出てくるのか正直まったく予想がつかない。
偉そうに書いたけど全然ど素人です。

何が出てくるのか、引っ張って見ないと分からない。
そんな作業は楽しいものです。
どんなイモが収穫されたのか表現することもまた楽しい。
色。
形。
匂い。
手触り。
味。
まぁ、今打ちこんでいるこのブログがその作業ですけどね。

今日の芋掘りも楽しかったなぁ~。

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