チッソが与党PTが策定した水俣病救済策の受け入れを拒否したとの新聞報道がなされている。与党PTが最高裁で国・県の責任が認められたことを棚上げして、被害者や関係者の声を十分に聞き入れることなく拙速に策定したためにこのようなことになったのであろう。
もちろん原因企業チッソの責任は重いし、それは免れないだろうが、だからこそ誰もが納得し、真の最終決着が図れるような救済策にしなければならないのに、与党PTの救済策は、ほかの選択肢を断ち切ることによって不十分な内容の救済策にすべての被害者を押し込めてしまおうというものである。国の責任、これをもう一度問い直すべきだ。
もちろん原因企業チッソの責任は重いし、それは免れないだろうが、だからこそ誰もが納得し、真の最終決着が図れるような救済策にしなければならないのに、与党PTの救済策は、ほかの選択肢を断ち切ることによって不十分な内容の救済策にすべての被害者を押し込めてしまおうというものである。国の責任、これをもう一度問い直すべきだ。