かまたさとるの今日のぶつくさ

1日の出来事や日常生活で感じることを「ちょっとだけ」ぶつくさとつぶやきます。

許せない責任放棄

2006年11月25日 | Weblog
水俣病の原因企業であるチッソが裁判で時効を主張し、原告との和解には応じないと強固な姿勢をとっているようだ。

私も県議会の水俣病対策特別委員会の委員として、水俣病被害者の全面救済に努力をしているが、認定審査会が再開できず、その状況を打開しようと国に求めている第二の政治決着についても自民党内で慎重論がでているため、年内に方向性が出るのは難しい状況である。

そんな状況のときに、今回のチッソの主張は無責任きわまりない。そもそもチッソがメチル水銀を垂れ流さなければ、水俣病は発生しなかったのだ。もちろんそれを止められずに水俣湾の魚を食べることに警告を発しなかった国と県の責任も裁判で明確に認められている。だからこそ県も議会も一緒になって、国を動かそうと必死になっている。

 チッソは態度をあらため、自社の工場排水によって今もなお苦しんでいる被害者がいることを肝に銘じ、全員の救済が終わるまで、その責任をまっとうすべきである。
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