生存権

今日は憲法記念の日。平和憲法を守る熊本県民会議が主催した講演会に出席した。講演会では「憲法と生存権を考える」という演題で、NPO熊本ホームレス自立支援の会の吉松事務局長が、ホームレス自立支援の最近の状況について話をされた。

実際ホームレスで空き缶回収をしている塚田さんも話をされたが、昨年からするとアルミ缶代金が3分の1になっているし、なんといっても熊本市では資源持ち去り禁止条例が施行されており、ますます生活が厳しくなってきていると、涙ながらに訴えられた。

講演会がはじまる前に、吉松事務局長と話をしたが、、4月9日にこの「ぶつくさ」で紹介した派遣ぎりにあった中学の時の同級生が、私から紹介されたと、ホームレス支援の会に相談にきたとのことだった。家庭の事情で住所不定のため前の会社から離職証明が送付されないので、自立支援の会の住所宛に送付手続きをしているとのことだった。

NPO自立支援の会では、こんな相談をボランティアで対応されており本当に頭が下がる。私も先の議会で取り上げたが、今年度から県から自立支援の会に、実態調査や就労支援、就労のための訓練を委託することとしている。ただホームレス自立支援はNPOにおんぶに抱っこではなく、行政も憲法で保障された生存権を守るために、NPO団体等と十分連携してきちんと対応していかなければならない。