平凡だと思われることも残すことに価値があるんだ
悲しい冷たい雨が降っている
深緑に覆われた深大寺霊園にいる
レオ君がお焚き上げ
ついにこの日がやってきた
覚悟はしていたがそんな生優しいものではない
みんなで見送ることができた
花に飾られた棺桶のレオ君の顔は穏やかだった
できることは全部やったつもりだ
悔いはない
涙がずっと瞼の奥に溜まっている
流れでないのだ
火葬された小さい骨
お尻尾の骨の一部をキーホルダーに入れた
いつも持ち歩いて共に生きていく
骨壺で帰ってきたレオ君
レオ君はレオ君だ、永遠に
ぐずぐずしていられない
レオ君との出会いの記録を残そう
◎はる動物診療所の櫻井先生がLEO君に花を手向けてくれた
4月中旬から往診して面倒を見てくれた
これだけ生きられたのも先生のお陰だと思う