おお、ぼーっとしてたら
9月に入って1週間も経っておりました。
日が暮れるのも早くなって、秋が始まったなぁと。
ちょっと前の話ですが、
「小田原おしゃべり読書会」というイベントに
参加してきました。
前からちょっと気になっていたのですが、
なかなかタイミングが合わなくて
今回は土曜日の午後に開催ということで
満を持して(?)の参加。
自分の好きな本を持ち寄って紹介するという
このイベント、
初出場の私が持って行ったのはこの5冊。
貝がらと海の音 (新潮文庫) | |
庄野 潤三 | |
新潮社 |
貧乏サヴァラン (ちくま文庫) | |
早川 暢子 | |
筑摩書房 |
アンの青春―第二赤毛のアン (新潮文庫) | |
Lucy Maud Montgomery,村岡 花子 | |
新潮社 |
とりぱん(11) (ワイドKC モーニング) | |
とりの なん子 | |
講談社 |
富士日記〈中〉 (中公文庫) | |
武田 百合子 | |
中央公論社 |
初回から飛ばしすぎだろ!
なんというか、あれもこれもと決めかねてしまいまして・・
自分が好きな本を並べてみると、
なんというか、日常のなんでもないことを
細かく細かく描いている本が好きなんだなぁと気づいた。
買い物の値段や食事のメニュー、天気、庭に咲いた花、
庭にやってくる鳥たち(とりぱんですね)
好きな食べ物や、そのメニューがどんなものなのか。
「アンの青春」はフィクションだけど、
このシリーズの中で一番たんたんと日常が描かれていて
いつ読んでもほっとする。
「貧乏サヴァラン」の中にこんな一節がある。
「私が知っている人々の中の一人に前衛の踊り手がいる。
彼女は初めて私に会った時、こんな話をした。
(あたしはもと読売ランドで水中舞踊に出ていました。
私は水が皮膚にふれるのがとてもうれしいのです。
春先や秋の気持ちのいい日にふれるのも)」
最近プールに通うようになってから、
「水が皮膚にふれる」うれしさがわかるようになった。
先週から今週にかけて、
朝、新聞を取りに外に出た時に
ひやりとする空気もうれしい。
毎日のちいさなちいさな動きに耳を澄ませば、
幸せは、こんなとこにある。
ちなみにほかの皆さんのご紹介本は
こちらに掲載しています。
それぞれ、皆さんのこだわりが面白かった!
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